SOREKARASOREKARA
イアラ「と、とりあえず話を戻して」
戻してばっかだな(全部俺のせい)
イアラ「これから君と、君の友人さん達には、僕の管理する世界に行ってもらおうと思う」
タカ『ちょいまち』
イアラ「また?」
タカ『管理する世界って事はさあ、俺が前いた世界にも神様いたわけじゃん?そいつの許可とかどーなってんの?』
イアラ「実はね……あの世界に神はついていない」
まじか
タカ『まじか』
イアラ「大マジだよ」
タカ『なんで?』
イアラ「何者かがその神を消した」
タカ『へー物騒なんだな』
イアラ「そうなんだよ」
イアラ「だからまぁ、人の一人や三人持ってっちゃっても構わないわけ。」
イアラ「結構他の世界だと人員不足が激しくてね。」
イアラ「ちょうど人がたくさんいて、なおかつ管理神がいないあの世界は好都合なんだよ」
タカ『へー大変なんだな』
じゃああれか?俺の他にも異世界行ってる奴はいるのか?最近の流行りって奴だな。
イアラ「で、行ってもらいたい理由なんだけど、最近うちの世界の平和が乱されそうでね、このままだとせっかく作った世界を創り直さないといけなくなるんだ」
イアラ「だから、その平和を乱す存在を突き止めて、できれば倒して欲しいんだ。」
イアラ「と言う事なんだけど……理解できた?」
タカ『……何でお前がやらないんだ?』
イアラ「創造主である僕達神は、自分達が創ったものに干渉出来ないんだ」
タカ『なる』
イアラ「じゃあ友人さん達とは向こうで再会できるはずだからよろしくね!」
タカ『そういやあいつら何処にいんの?』
イアラ「別の部屋で僕の意識体が同じような内容を話してるよ」
タカ『おk』
タカ『そういやなんかないの?神からの贈り物とか。いわゆるチート』
イアラ「あるけどタカはもう受け取ってるよ?」
タカ『まじで!?どんなの!?』
イアラ「タカ」
タカ『……は?』
イアラ「だからタカ」
タカ『え?俺?』
イアラ「正確にはタカの体である結晶体だけどね」
タカ『……勝手に贈り物枠使ってんじゃねー!』
イアラ「ちなみに一人につき一つしか与えられないからよろしくね」
タカ『チクショー!』
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こうして、俺は異世界に行くことになった。
一つだけ言わせて欲しい。
なんて日だ!
次回 友人と再会その一
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