【修整済み】誰だ?この子

(何故こうなった?)

いや分かってる分かってるけど言わせて欲しい


「なぜこうなった」


それは昨日の夜の事である





「なあエリー、本当にここで寝るのか…」


「はいもちろんです。レオ様はいずれ、私の夫になるお方ですよ。早いか遅いかの違いです!!」


「いやでもな」


あ、れ?エリーって聖女だよな。聖女と言えば教会、教会ってそんな事をしていいのか


いや、考えたらおしまいか


「はあ〜分かった。寝るだけだぞ俺は寝るか…」


「はい、お休みなさいませ。フフ、レオ様の寝顔可愛いです」


そんな声が寝る直前に、聞こえたのだった




「なぜ今俺は女の子を抱きしめられているんだ。それも…」




エリーならまだ分かる。エリーでも駄目だけど…誰この超絶美少女


俺の目が悪いのか。


そんな訳がない。はっきりと見えていますとも


レオは、その女の子を引き剥がそうとするが


つ、強い。だだよ、女性は弱いって決めつけたの。少なくとも俺の目の前にいる女の子は、俺より断トツ強い。びくともしないぞ


これは面倒だが、持久戦になるな


それから1時間ほど経過した。


(この子強過ぎ…)


一時間頑張ったのに、全く動かない…


こうなったら、最悪の場合があるが…起こすか


そう決意を決めたレオは、目の前の女の子を若干動く腕を使って、叩きながら声をかけた。


そうすると、女の子はうっすらと、目を開けながら。トロンとした目でレオを見ながら


「ここは…まふたーだマスターだらいしゅき大好き




マスター?誰だ…もしかして…ナビー


いやいや、あり得ないでしょ。ナビーはスキル出会って人ではない…ないはず…ないよな


聞いてみたほうが、はやいか。今の所は好印象だし…


「ナビー、か」


「はい、あにゃた貴方ナヒーナビーれふですよ。にゃに何にねほけた寝ぼけたこといっへふんでれふか言ってるのですか


にゃはりていにょうなやはり低脳なマフターのあふまマスターの頭…」




「何か幼児化してない。

ってかナビー人化できたんかよ。出来るなら最初からいってくれよ、かなりびっくりしたよ」


そう俺が言った途端、ナビーは急に目を開き


あれだけ、ガッチリと抱き着いていたのに。まさに光の速さで離れてしまった。


ちょっと、ほんのちょっとだけG…いやなんでもない


そしてレオから離れたナビーはと、言うとレオを睨みながら布団を身体に巻き付けていった


「な、私に人化と言う機能はありません。何故実体化したのでしょう…まさか、いえありえません…だとすると………」


「マスター」

「はい、何でしょうか」

「少し触りますね」


そう言うと、ナビーは俺に近づくと俺の胸の当たりをそっと、触ってきたのだ


「理由が判明しました。ですがこれは少し厄介です」


「どう言うこと」



「あ、はい可能性の話ですが。マスターの身体に神の一部が、ありますよね。

それが、ちょっとした暴走を引い起こしたのでしょう。


そこで、私の自動保護機能で、その暴走をオーラとして吸収してしまいました。結果本来は存在しない新たなスキルとして、進化したのでしょう。ただ問題が一つこれは世界のバグになり得ることです」


「バグ…」

「はい。神体の暴走を、オーラとして吸収してしまった。私は、あくまでもバグ。

神の暴走として処理される恐れがある、と言うことです」


「つまり、世界の法則から外れた私は。世界ユグドラシルによって消される訳です。

今の私は世界ユグドラシルに目を付けられた訳です。

ただ幸い、まだ一日しかたっていません。今なら間に合う可能性もあります。







それは実績です」


「実績、か」


「はい、ただ。あまり考え込まないで下さい。バグではありますが、一時的にメンテナンスで済むでしょう。それは神にとっての一時的にはなりますが…」

「神にとっての?」

「はい、神にとって人間の一生は呼吸するのとなんら変わらない、時間でしかありません。神には寿命がありませんから」


「よくわからないけど。何かできるかな」

「実績と、言いましたが。そうですね何でいいので、何かをして見るでも良いかもしれません。例えば学園で、でも良いですし。冒険者として商人として。なんでも構いませんから、実績を残して見てください。

期限は数年くらいでしょう」


「そうか、何で…は。数年?数日ではなくて」

「はい、そうですね。厄介とは言いましたがそれは放置していれば、です。

神にとっての一瞬とは、人間にとって一生に等しいのです。直に処理をされるとしても、神にとって。人間にとって世界ユグドラシル介入修整をするのは。数年の月日がかかるでしょう」


「そうか、それならよかった。あ、ホントだ固有スキル【ナビゲーター】が神スキ【導く者ナビゲーション】になってる」


「マスターは、私が消えるのがお嫌ですか?」



「当たり前だろ!」

「そうですか」


「こんな話、面白くないな。そうだエリーに学園の過去問みたいなの貰おうかな」




ややあって




「よーしやるか」パラパラ


レオは問題集をパラパラと見ると絶望したのだ


バンッ「よし冒険者ギルドいくか!」


問題簡単過ぎないか…小学校低学年レベルの問題しかないぞ。




「エリー俺冒険者ギルド言ってくる」


「え!レオ様ご勉強なされないのですか。もしかして難しすぎましたか?まあ私ですら、まだ分からないところありますから。今から手伝って上げてもいいですよ」




「いや逆だよ、簡単過ぎてやる意味がないだけだから。じゃあ言ってくる」


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ameレオ 年齢10 性別 男


Lv/1

HP/ 200

MP/ 100

STR/ 20

VIT/ 22

DEF/22

AGI/ 30


【スキル】

全耐性Lv3剣士Lv1/拳士Lv1/算術LvMAX/礼儀Lv1

【tスキル】

言語理解/限界突破/

【固有スキル】

四属性/ 超回復/魔力膨大/ 多重思考/

【神スキル】

神速/神眼/導く者ナビゲーション//????(未覚醒)/⬛⬛⬛/


称号

転生者

神の使徒

女神アイリスの寵愛

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