し。をすくう (次の、し。)
うつりと
堀幸
し。それは「私」
ろうそくを
そっと灯すように
息を吹き返したい
し。それは「止」
また歩き出さなくては
ならない時が
苦しい
折々に触れ
休ませて
し。それは「思」
相変わらず
巡る 潜る
深い海
言の葉にのせて
息継ぎする
し。それは「詩」
今の救い
読むことも
書くことも
し。それは「刺」
痛みは忘れられない
でも
共有できる場所がある
仲間がいる
私からは話せないけれど
し。それは「志」
当面は
生きること
し。それは「子」
愛犬を守る
愛犬と生きる
だから生きる
し。それは「し!」
本当は話したい
あなたの
言葉に触れたい
し。それは「始」
ゆっくり
しずかに
地面から
片足を離してみる
し。それは「死」
もう少し先に
延期となりました
し。をすくう (次の、し。) うつりと @hottori
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