ROUND46 VS 素麺

南山之寿

「まだまだ俺たちの夏は終わってねぇーよなっ!!」


ゼオン

「俺たちと一緒に、夏の夜空に大輪の花をち込もうぜっ!!」


南山之寿

「それじゃぁ、最後に聞いてくれ!!」


ゼオン

「『secret base〜君がくれたもの〜』」


ロイド

「こんにちは! 始まりました『ゼオンとロイドの気まぐれ日記』のお時間です! 是非皆さんも、この曲をかけながらお聞きください!」


ゼオン

「さあ! 茶番に付き合ったんだ! 何をくれるんだ?」


南山之寿

「素麺です! 食欲不振の夏を乗り切る心の支え。素麺です!」 


ロイド

「飽きました! 南山さんは茹でて出すだけじゃないですか! 料理としてちゃんと提供してください!」


ゼオン

「そうだ! 栄養が偏るじゃないか!」


南山之寿

「作るのが面倒なんです! 麺つゆをアレンジすれば問題ありません!」


ロイド

「それでも、休みの日に三食素麺はキツイです……」


ゼオン

「辣油、ツナ、トマトピューレ色々麺つゆに入れる事を試したが……。素麺は素麺だったな……」


ロイド

「確かに……炒めても駄目でしたね」


南山之寿

「『味』がマンネリなら、『食べ方』を変えるしかないですね! 『流し素麺』しかありませんね!」


ロイド

「面白そうですね! どこでやれるんですか?」


南山之寿

「テーブルです!」


ゼオン

「くるくる回っている、このおもちゃみたいなやつか??」


南山之寿 

「ええ! 何か問題がありますか!?」


ロイド

「何か寂しいですね……」


ゼオン

「南山……目が真赤だぞ。ムキになるな……」


ロイド

「まあまあ。気を取り直して、何か他のものを食べませんか?」


ゼオン

「いいアイデアだ!」


南山之寿

「なら、蕎麦屋にいきますか!」


ゼオン

「おいっ!!」


ロイド

「麺はもう嫌です!」


南山之寿

「皆さんも確り食事をとりましょう! 麺街道に入ると、抜け出せませんよ!」


ロイド

「次はきっと」


ゼオン

「パスタからーめんだな」


ロイド

「もうしんどいです」


ゼオン

「伸びて倒れそうだ」


南山之寿

「麺だけに……」







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