ROUND22 VS 桜

南山之寿

「桜Songが脳内でエンドレスにかかっています。油断すると、ついつい口ずさんでいる南山之寿です。マスクで音漏れはしていないはず……。ちなみに私の一曲はケツメイシの『さくら』です。皆さんの一曲はありますか?」


ゼオン

「歌っていたのか? 念仏でも唱えながら歩いてきたかと思ったぞ」


ロイド

「そう見えるのは、怖いですね……。油断は禁物です! しかし、桜も咲いていい季節ですね!」


南山之寿

「いい季節です! 花見ができないのが残念ですが。きっと、また普通に花見ができる日が来るのを待ちましょう!」


ロイド

「ですね!」


ゼオン

「俺は、花より団子だな。旨いものがあれば、かまわん!」


南山之寿

「でしょうね……」


ロイド

「だと思います……」


南山之寿

「桜の下でぐでんぐでんに酔っ払って、騒いでそうですよね」


ロイド

「バラエティ番組で取り上げられる様な、陽気で面白い一般人的に?」


南山之寿

「どちらかというと、警察24時的な方かと」


ゼオン

「おい! 人を何だと思っているんだ?」


南山之寿

「迷惑な人。騒がしい人。能天気な人」


ロイド

「モノを壊す人。食い意地が凄い人。筋肉」


ゼオン

「くそぅ! 泪で景色がかすむぞ」


ロイド

「さあさあ。ゼオンさん! こちらにお入りください!」


ゼオン

「何だ? この箱は?」


南山之寿

「チャッチャラ〜! 一人カラオケBOX〜!」


ロイド&南山之寿

「遠い昔に生まれた漢」

「筋肉鍛える奴らは、だいたい友達」

「言葉で語らず、拳で語る」

「聞かせて魅せます、このこぶし」

「あなたの心に」

「桜を咲かせます」

「それでは聞いてください」

「ゼオン君で、『夜桜お七』!」


ゼオン

「    」


南山之寿

「完璧な防音対策ですね!」


ロイド

「桜は、静かに眺めたいですね」


南山之寿

「それでは、また!」


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