ROUND15 VS テレビ番組

ロイド

「さあ! 始まりました、世紀の一戦!! 司会はロイド! ロイドがお送りいたします」


ノア

「解説は、ノアよ! よろしくね。で、なんでゼオンと、南山とかいうヘッポコが闘うの?」


ロイド

「高級チョコと、チョコミントアイスを使った、パフェをどちらが食べるか、争うみたいです……」


ノア

「バカね……。でも、流石ゼオン! 私へのファーストバイトがしたいなんて! ゼオンが負けたら、ロイド! 分かってるわね?」


ロイド

「……僕は、中立です……。さあ! 気を取り直して、選手の紹介です!」


ロイド

「赤コーナー、チャンピオンオブチャンピオン! 野獣魔人! 絶対王者ゼ〜オ〜ン!」


ノア 

「青コーナー、南山!」


南山

「ちょいちょい!! 扱いが軽くないですか?」


ノア

「気にしないで、前座! 」


南山之寿

「くそぅ……。アウェイが過ぎるぜ……」


ロイド

「勝負開始!!」


南山之寿

「先鋒!南山之寿、行きます!」


ロイド

「華麗なフットワークからの、ワン・ツー!!」


ゼオン

「甘いっ!!」


ノア

「カウンターが炸裂したわね!」


南山之寿

「ギャァァァ!」


ロイド

「吹き飛びました! 流石にもう、立ち上がれないんじゃ……」


南山之寿

「くっ! 私の小宇宙コスモ、奇跡を起こすんです!!」


ロイド

「華麗なフットワークからの、ワン・ツー!! 再び!!」


ゼオン

「食闘士に、同じ技は二度と通用せん!!」


ノア

「もう、常識よね! 甘〜い! 美味しいわね」


南山之寿

「ぐはっ……」


ロイド

「ここでゴングだ!! 勝者……ゼオン!!」


ゼオン

「ははは! さあ! 商品はどこだ!」


ロイド

「あ……」


ノア

「ん?」


ゼオン

「ノア?」


南山之寿

「諦めたらそこで試合は………」


ゼオン

「南山! 予備はないのかっ!!」


◇◇◇◇◇◇◇


南山之寿

「という、寸劇は如何でしょうか? テレビを見ていて、思いつきました!」


ゼオン

「くだらん! 大人しく、お台場の番組でも見てろ」


ロイド

「逃げちゃダメですよ……。ネタが無いからって」


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