ソーダの涙
夜李
第1話
ソーダの涙
『いつもありがとう感謝してます』
自信なんてない僕の傍にいてくれて、支えようとしてくれて支えられようとしてくれる。
それに実際助けられてる僕がいる。
僕1人じゃ何も出来ないのは知ってるけど、頼り方がわからないから、いつも1人でしようとする。
わかった上で知った上で好きにさせてくれるけど、だいぶ心配かけてるんだろうな…なんていつも思う。
簡単に頼れって言えるくせに、自分のこととなるといつも知らないふりをする。
控えめに言って、めんどくさい性格なのはわかってる。
けど、見ていられなくなるまで言わないでいてくれて、我慢してくれる。
僕のことで、心配かけて不安になんてさせたくないけれどそれに甘えている僕がいる。
『ごめんなさい』
不安にさせて、僕のことで涙を流させてごめんなさい。
心配させたいわけでも、してもらうことが当然だとも思ってはないけど、やっぱり僕はいつも同じことをしてる。
次は直そうとか思いはするけれど、そこで終わってしまってる。
学習してないわけではないけれど、いつも同じことして怖い思いさせてる。
知っててやるのは、良くないことはわかってるけど…もう少しだけこうしていてはダメだろうか。
『これからもよろしく』
こんな身勝手な僕ですが、見放すまでは支えていただければ幸いです。
無駄に格好つけようとしますし、なんでもできるように振る舞うかもしれませんがご了承ください。
「これからは、直したいと思います」なんて言えませんが許してください。
もうしばらく、その優しさに浸からせてください。
楽しいものになるかわかりませんが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。
『そして最後に』
心配かけすぎて、自分のことを疎かにする考えが出てしまうくらい追い詰めることはさせないように僕も頑張ります。
力不足かもしれませんが頼ってください。
僕のために、一緒に笑ったり泣いたり怒ったりしてくれる人のためならいくらでも頑張り続けます。
それでも涙を流させることがあるのならば、悲しみなどの苦い涙ではなく、嬉しい時などに流れる甘く弾けるような涙を流して欲しいです。
それでは。
ソーダの涙 夜李 @SionHiragi01
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます