♡高槻芽衣のぶっかけ喫茶店♡

x頭金x

第1話

 海辺の街の喫茶店に入ると、高校のクラスメイトである高槻芽依が働いていた。


「あれ?ここでバイトしてんだ」


 と言うと、うん、と高槻芽依は答えた。


「じゃあアイスコーヒーと、ショートケーキで」


「…はい、かしこまりました」


 しばらくするとアイスコーヒーとショートケーキが運ばれてきた。


 僕はショートケーキに乗っている苺を食べた後、残りのケーキを高槻芽依の頭の上に手掴みでのせ、その上からアイスコーヒーをぶっかけた。


 アイスコーヒーが白い制服を茶色く濡らし、肌が透けている。ブラジャーの紫色がくっきりと露わになる。コーヒーは黒いヒラヒラしたミニスカートを通り、白いむっちりとした太ももに到達する。その頃には勢いは失われていて、白いくるぶし上の靴下を少し茶に染めて止まった。


 ショートケーキの方はというと、スポンジ部分は頭の上で留まり、メレンゲがポトリ、ポトリと、鼻や、頬や、胸に降り注いでいた。


 僕は下着を脱ぐように命令した。高槻芽依は頭の上のショートケーキの残骸を落とさぬように、頭を動かさずに膝をまげ、スカートの中に手を入れ、下着をずらし、上手に片足立ちでバランスを取りながら下着を足先から抜いて、僕に手渡した。その下着はやはり少し茶色に染まっていた。


 僕はその下着をきちんと高槻芽依の眼を見つめながら匂いを嗅ぎ、口一杯に頬張った。そして口を膨らませたまま右を向き、窓の外の海を眺めた。泳いでいる人は誰もいない。もう夏は終わったのだ。

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