死について
蘭娘(らこ)
死生観
"死を不幸だと考えている"
最近、夢をかなえるゾウという本を読んだ。今のところ4巻まで出ているのだが、4巻の内容として、死についてがテーマとなっていると私は思った。
死生観は人それぞれだと分かっているが、大体の人間は死を「不幸」と捉えていると感じる。
生きている事の幸せについて語る本が多いのは、死を不幸と捉えているからだと思う。自殺についての記事を見て、人は「可哀そう」「もっとなんか学校側が対応していれば死なずに済んだんじゃないのか」そんな事を多くの人は考える。一方で、「自殺をした人は、この世界で生きる辛さから逃げるために自殺をした」「生きることより死ぬことのが辛くなかったのでは」と考える人も居る。"死人に口なし"と言われるように、死んだ人の話は聞けない。だからこそ、どちらが正しいのか分からない。
死は生を輝かせる。死があるから、生がある。
生きるということは、いずれ死ぬということ。
いつか不老不死の時代が来たとすればそれは人々の輝きがなくなる時だと私は思う。
きっと生きることが辛くなる人が続出するだろう。その時になったら「死ねることが羨ましい」と言い出すものが出てくるだろう。
私の親友もなのだが、なるべく長く生きたいと思ってる人は多い。結局人は、ないものねだりばかりするのだ。実に強欲である。それが人間らしさなのかなとふと思った。
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