貞操逆転世界で奉公します。

@Numakuro-

第1話

どうも、俺は西条蓮、高校2年生だ。

突然なんだが、俺が生まれた世界は男の数が少なくて、男は女の人を性的に怖がるんだ。だから共学に行くのなんて俺ぐらいなんよ。

俺?いやいや、高校生活は彼女とのリア充ライフがなきゃダメだろ!?最近は私生活が充実しすぎてやばいぜ。


「蓮ーー。もうご飯作ってもいーいー?」


やべ、もう朝ごはんの時間だ。


「わかったー」


一階へと降りる。


「お兄ちゃん、おはよう」

「おう、おはよー」


妹の結衣である。かわいい、すごくかわいい。撫でてあげよう。


「…あ、ありがとっ」


かわいすぎるんだが


「あーっ、蓮ー!結衣だけだとお母さん拗ねちゃうんだからね!」

「わかったよ、母さん。あとで絶対するから、まったく」




まあ、このようにうちの家族は仲が良い。あと超エッチな姉がいるが、今は一人暮らしだし紹介は後にしよう。




学校の教室に着く。だが既にクラスのやつみんな来ているんだ。なぜかというと…


「おはよう、蓮」

ギュッ


「おはよう、七海」


あいさつとして希望者(クラス全員)とハグをするから。

この世界では重婚が推奨されていることもあり、この2年A組の生徒は全員俺の彼女なのである。

いや、でも俺はちゃんと一人一人と向き合ってお付き合いしていんだよ!?怒らないでね!


「ああ…私こんなに幸せでいいのかな?…」

「当たり前だよ。俺が絶対幸せにしてみせるからね」


「ちょっとー!次私の番!早く変わってよー!」


今日も平和である。



「蓮くん。今日の放課後は何をされるのですか?」


話しかけてくれたのは麗奈。もちろん彼女である。


「NPOを立ち上げようと思って、その準備しようかなーと」

「??なにをするのですか?」

「握手会」

「「「「「…ええええええぇぇぇぇー!!!」」」







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る