♡生足女をクンカクンカのMサイズ♡

x頭金x

第1話

 冬なのにショートパンツ、生足で艶かしく歩いている女がカフェに入ったから僕も入った。それは陽子と電子のような関係なので咎めることなど出来ないよね。


 女が注文している。そのすぐ後ろに立って女の匂いを嗅ぐ。それはもう脚気の検査のように条件反射だから仕方がないよね。検査を怠って脚気になっても良いってのかい?随分と勝手なお人だよ全く。僕の番がきた。


「ご注文は何になされますか?」


 なんだよ店員男かよ。女用意しとけよ。女用意しとけば間違い無いんだからヨォ。あ、若いの限定だよもちろん。


「あ…ここここここコーヒーイィいいイィいのののの、えええええええM……」


「はい?」


 なんだこの糞店員。一発で聞きとれよ。日本人じゃ無いのか?


「あ…ここここ、コーヒー…の、、、、ええええエム…サイズ…」


「……あ、コーヒーですね。ドリップでよろしいでしょうか?」


 あ?なんだよそれ。日本語で言え日本語で。


「あ…ひゃい…」


「ホットでよろしいですか?」


「あ…ふぁい…」


「サイズはいかがなさいますでしょうか?」


 さっき言っただろ聞いとけ馬鹿。


「あ…ええええ、M…」


「M……当店はショート、トール、グランデの3種類のサイズになっておりまして、トールサイズでお作り致しましてよろしいでしょうか?」


 は?なんだよそれやっぱり日本人じゃ無いわ。国へ帰れよ国へ。


「あ…ひゃ、、、ひゃい…それで…」


「お持ち帰りでしょうか?」


「あ…え?ひゃひゃ、、、ふぇい…」



 女が商品を受け取って階段を上っていく。生足を右、左、右、左、右、左……。そして視界から消えていった。僕は飲めもしないコーヒーを片手に外へ出た。僕は500円も出して飲めないコーヒーを買ったのだ。


 右、左、右、左、右、左……。おもむろに一口飲んでみた。冬の往来で、盛大に吐いたのが僕です。

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