企画展

まずは企画展の方の感想を書いていきたいと思う。


朝の7時半過ぎくらいにメッセに到着したのだが、すでに待機列が建物の外に伸びていた。日曜日の開場は9時からなので最低でも1時間半は待たなきゃならないというのにこの集まりの早さには驚いた。また、待機列を見ていても、色とりどりのグッズを身に付けた方が多く、早くからみんなの愛を感じることができて感動していた。

なんだかんだ9時半くらいに入場を果たし、それなりに早く物販を済ますことができたので、色々見て回ることに。


まずは入口すぐに居たミクさん立像。ミクさんかわいい。今年の衣装を着たミクさんがお出迎えしていた。今年は花の妖精がモチーフになっているということだが、改めて見ると凄い。袖やスカート、あちこちに花が咲いており、ミクさんの華やかさを演出している。今にも動き出しそうなミクさんだったが、人気のあまり撮影のための行列ができていた。あまり長居はできなかったが、至近距離で眺めることができて良かった。


次に見たのはKAITO立像だ。今年はKAITO15周年の記念もテーマとなっているため、アニバーサリーの展示も多くされていた。この立像はクラウドファンディングによって作られた経緯があるため、台座部分には支援者の名前が書かれていた。なんとこのクラファン、たった一晩で目標を達成してしまったという伝説がある。青廃の力を舐めてはいけない。この立像も作りこみが半端じゃなく、多くのファンが写真を撮ったり、細部を眺めたりして楽しんでいた。いやマジでイケメンでした。


そのあとはクリエイターズマーケットを訪れた。多くのボカロPが参加しており、私もピノキオピーさん、のぼる↑さん、オゾンさん、buzzGさん、23.exeさんなど様々なボカロPから直接CDを購入させてもらった。あらゆるボカロ曲に救われながら生きてきた身としては、楽曲を制作する人たちに直接お会いできて非常にうれしかったし、正直ここを巡っているだけで胸がいっぱいになっていた。緊張のあまりコミュ障を発揮しながらなんとかお話をさせていただいたが、まるで夢のような時間だった。まだ購入した全てのCDを視聴したわけではないが、全楽曲をじっくり心に刻んでいこうと思う。

個人的な印象にはなるが、このクリエイターズマーケットには多くのファンが押し寄せていたが、小学生くらいの子がCDを買いにきているのが特に印象に残っている。Pの皆さんも丁寧な対応をしていて、凄くあったかいなと勝手に思っていた。


マーケット離脱後は、一度メッセを離れて昼飯休憩を取りに行った。メッセ近くのZOZOマリンスタジアムでプロ野球が開催されていた関係で、海浜幕張周辺の飲食店が野球ファンとボカロファンでごった返していたのが印象的だった。


会場に戻ってからは企業ブースを色々回った。今年も様々な企業が参加をしており、YAMAHA、SEGAなど長きにわたってミクさんをサポートしている企業はもちろんのこと、千葉市や赤い羽根共同募金など、名前だけでは関係が想像できない組織も参加していた。多くのブースがオリジナルグッズの展示、販売、配布を行っており、私もいくつかグッズを入手することができた。また、体験系のブースも多く出展しており、特に人気だったのがSONYが出展した「空間再現ディスプレイ」のブースだ。簡単に説明すると、ディスプレイに流れる映像が立体的に見えるという技術で、今回はミクさんを用いた映像で体験することができた。ミクさんと触れ合うタイプのものとライブ映像を鑑賞するものの2種類があり、自分はライブ映像の方を見た。画面を見ると、フィギュアサイズのミクさんがそこで踊っているではないか。本当に立体的に、まるでそこに居るかのように見える技術力にはただただ驚くしかなかった。自分は確認できなかったが、ミクさんと触れ合うブースでは、ミクさんをなでなでするものがあったらしく、ミク廃らしきお姉さんが全力でなでなでしていたことが大変記憶に残っている。


企画展全体を見て思ったことだが、かなり幅広い層が訪れているなと感じた。学生、家族連れ、おじさまおばさま、と年齢層で見ても幅が広い。また、身に付けているグッズも様々なものが見られ、歴代マジカルミライのグッズ、各種コラボの限定グッズ、雪ミク、桜ミク、グッドスマイルレーシング、とミクさんが関係するグッズは全てここに揃っているんじゃないかと思うくらい様々な格好のファンが見られた。この多様なファンが一つのイベントに集って、思い思いの好きを共有しているという状況が、初めて参加した自分にとってとても新鮮で、また心地の良いものであった。

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