友だちと歌ってみた投稿してみた。
ソウケイ先輩
第1話
今日もいつも通り学校か。そろそろテストもあるしテスト勉強始めないとなー。最近成績悪くて親父に怒れたことだし。今回はちゃんとやりますか。すると、後ろから
「おっはよ〜。今日もいつも通りだらしないな〜お前。そんなんだから彼女できないんだぞ。」
「うっせ。和真も彼女いないだろ。人のこと言えんのか?」
「俺は彼女なんていらんわ。彼女作っても金を取られるだけだからな。」
「相変わらずだな〜。和真は。」
俺の横にいるのは神谷和真。俺と違ってイケメンで性格いいし、成績は常に学年上位。運動神経抜群だし、文句なしの男だ。なんで俺に絡んでくるのかはわからないが、一緒にいて楽しいので仲良くしてる。たが、周りからの目線がいつもやばいのだけは我慢できない。ほんとやめてほしいわ。だが、こいつがいなくなると俺に話しかけてくるやつなんていないので、この時間は毎日の楽しみの一つだ。まあ、そういつもと変わらない調子で話をしていると、学校に着いた。俺たちは私立の高校に通っていて中学からの仲だ。去年まではずっと同じクラスだったが、俺が勉強をサボったせいで、クラスが一つ落ちてしまったため、今年は違うクラスにいる。だから、話をするのは朝のこの時間とたまに帰りの時間だけだ。和真はクラブには所属していないものの、運動神経抜群でいつもどこかしらのクラブの手伝いをしてる。ほんとすごいやつだ。俺には絶対にできないな。
そんなことを考えていると、和真が、
「な〜空、今日一緒に帰れるか?」
「どうしたの?俺はいつも通り空いてますけど。
でも、そろそろテストも近いし勉強するからどっか行くのは勘弁してくれよ?」
「そうか。そういえばテスト近かったな。まあ、いいや。とりあえず今日は一緒に帰るから、クラスで待ってて。」
「わかった。じゃあ帰りな。」
「おう!じゃあな。」
そう言って別れたけどなんかあったのかな〜。一緒に帰ろうなんて最近言ってこなかったからな〜。とりあえず、1日退屈な日々を過ごしますか。1限は…げ。体育かよ。体育嫌いなんだよな〜。特にチームプレイ。仲間と息を合わせるって陰キャにはできませんって。はぁ〜。着替えるか。
やっと1日終わった。今日の数学はホント疲れたな〜。クラスの半分以上は寝てたな。ありゃ〜眠くなってもおかしくないな〜。しかもあのハゲ黒板書くの早いの自分でもわかってるくせに書いたらすぐ消すからノート取るのホント大変。それで書いてなかったらめっちゃ怒るしな。まじうざいわ〜。あっ、そういえば今日は和真と帰るんだっけ?そう思っていると、
「ごめん〜。待った?あの話の長いダサメガネがさ〜、急に自分の自慢話始めるんだよ〜。」
「俺のとこも今終わったばっかだから。じゃあ、帰ろうか。」
「うん。ごめんな。急に帰ろうとか言って。」
「全然気にしてないし大丈夫だよ。」
「そっか。それならいいんだけど。最近お前と帰れてないから怒ってるかな〜と思って。」
「おい、お前からかってるだろ。もう帰ってやんないぞ。」
「すまんすまん。俺が悪かったって。そう、機嫌悪くするなよ。アイス奢ってやるから。」
「和真さ〜。今何月か知ってんのか?」
「11月の終わり〜。」
「じゃあ、なんでアイスなんだ?他ないのか?」
「え?アイスイヤなのか?」
「寒いだろうが。アホかお前?」
「うっさいな〜。空の好きな食べ物奢ってやるから。」
「食べ物で俺を釣るな。ところで、本当は一緒に帰る本当の理由あるんでしょ?」
「やっぱ空はすごいな〜。当たりだ。今度俺の友だちでカラオケ行くんだけど1人足りなくてな。お前に来てほしいんだ。」
「そういうことですか。はっきり言いますが、イ、ヤです。」
「そんなこと言わずによ〜。俺の奢りでいいからさ、来てくれないか?俺とお前の仲だろ?」
「は〜。じゃあ、1ヶ月の俺の飯代くれるなら行ってやる。ただ、俺カラオケとか言ったことないぞ?お前も知ってると思うが、俺人前では歌わないからさ。」
「確かに空の歌聴いたことないな。それはそれで、1ヶ月の飯代って。お前にどれだけ金使わなければならないんだ?」
「知らん。で、いつなんだ?それは。」
「テスト終わったあと」
「わかった。開けとく。」
「まじ?ほんとありがとう。俺の出費えぐいけど、まあいいか。あと、その身だしなみで来るなよ。一様家に帰る時間はあるんだから、俺の友だちとして恥ずかしくない格好で来るように。」
「ちっ。めんどくせ〜。髪セットするの面倒なんだけど?」
「そのくらいやってくれ。頼むわ。」
「わかった。」
その後も勉強のことを話したりしてたら、家まで30分の道のりもすぐに感じられた。
「じゃあまた明日な空。」
「うん。和真もね。」
と言って別れた。カラオケか〜。人生で初めてだな〜。とりあえず、テスト頑張りますか。
この後、空にとんでもないことが待ってるなんてこのときは全然知らなかったのだった。
はじめまして。気ままに投稿しようと思います。
小説を書くのは初心者なので優しく見ていただけると嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。
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