幼馴染みの女の子が学園一可愛くなって再会したけど俺は恋愛経験がまったく無いから彼女の笑顔を見たいばかりに下ネタで笑わせるから‥‥‥
異能な転生者
第1話 美少女との出会い
朝から目覚まし時計のセットなんかしなけりゃ良かったと思って、手を伸ばしてベルを止める。
「はぁ~かったるいな」
学校なんか行きたくもないのに、母親がうるさいから、目覚まし時計をかけているけど、昨日も夜更かして、ゲームをしていたら、眠くて眠くて、もう一度、寝ようかと思ってしまう。
そんなことを考えながら、ダラダラしていたら、妹がノックもなく入ってきた。
「お兄ちゃん、早く起きてよ、お母さんが、お兄ちゃんを起こして来いってうるさいんだけど、もう」
と言うだけ、言って出ていった。
妹は、もう中学校の制服を着ていた。
仕方なく、俺は、のろのろと布団から出てきた。
そうすると、下の階から母親の声が聞こえてきた。
「悠人、早くしなさい」
「うるさい、今、起きたところ」と怒鳴りながら言った。
まったく、もう、今、起きようとしたのに、母親から言われたら、起きる気もなくなってしまったので、また、布団に寝そべってしまう。
ほんとうに、起きようかと思うときに、妹と母親から言われると、動く気もなくなってしまう。
俺は重たい体を、ゆっくり起こして、部屋のドアを開ける。
そして階下に降りていき、リビングの椅子にドカッって音を立てながら、椅子に座った。
隣に座っている妹が、「フンッ」って言っている。
先ほども俺の部屋に来たのは、仕方なく母親に言われてきているから、俺を見る目が違う。
最近は妹とも、まともに話していないし、姉もいるんだけど、大学だから、遅い授業みたいで寝ている。
あぁ~姉ちゃんは良いよな~
どうして、毎日、毎日、高校生だからといって学校に行かなきゃいけないのか。
学校に行って何をしているのかと言うと、机に座って先生が黒板に書くことを写してるだけだ。
勉強もできないし、体育も得意ではないし、運動系の部活にも入っていない。
多少は文化系にも興味があったけど、なんだか関わりたくない気がしたので入るのをやめようと思ったんだけど、友達のタケシの奴が入部を付き合って欲しいと言うので、仕方なく同じ部活に入ったけど、ほとんど出ていない。
いや、違った、全く出ていないんだった。
タケシが俺を誘ったのは天文部なんだけど、タケシだって天体観測に興味があるわけじゃないと思うんだけど、そんな話、一度も聞いたことがないし。
だから俺は、入部希望の紙だけを先生に提出して、それ以来、行っていないんだ。
だから最近、授業が終わったら、コンビニによって漫画を読んでいるか、近くのゲームセンターに行くか、あとは家に帰るくらい。
俺の家に早めに帰っても、誰もいなけりゃ良いけど、母親がいるので、やかましく言われるのが、本当につらい。
好きで、こんなこと、やっている訳じゃないのに。
もう、何をすることもなく、やる気もなし。
家に帰ったら帰ったで、母ちゃんから勉強しろ、宿題はないのかとか、ほんと、うるさくてしょうがないんだよね。
俺の将来が心配だとかで、いい大学に入るためだとかで勉強しろとよく言われるんだけど、俺はあんまり勉強もダメ、成績も最悪、運動系もできない。
勉強しようとしても全然わかんないし。
こんなんじゃぁ社会にも出れないし、引きこもり生活かなぁ。
親父は仕事ばかりで、ほとんど家にいないから、女3人が家の中に入ると、本当に俺1人が仲間外れみたいなんだよね。
肩身が狭いよ。
なんだか最近、母親とも妹の陽菜とも、うまくいっていない。
陽菜は、さっさと食事を済ませて中学校に行った。
母ちゃんが「あんたも早くしなさいよ」と俺に向かって言っているが、俺は、のらりくらりゆっくり食べだす。
嫌いな学校に、早く行ってどうすんだよ。
やっと俺が食べ終わった頃、琴音姉ちゃんが起きてきた。
俺が、のろのろしながら食事をしていると母ちゃんが、ほら早くしてと言って弁当を渡してくれた。
そして自分の部屋にいって制服を着て、はぁーだるいなぁと思いながら俺は母ちゃんから弁当もらってカバンに詰めて家を出る。
俺は家を出て、ゆっくり学校に向かって歩いている。
学校から、そんなに遠くないところに住んでいるだけど、かったるいから、ゆっくり、ゆっくり歩いていく。
俺の家の前は、行っている高校の通学路になっているので、俺と同じ制服を着た生徒が多く歩いている。
しかし、学園の女の子は、今は、夏なのでブラウスに、下はスカートだけど、ほとんどの子が丈が短い。
女の子は、階段とか登る時に、スカートを押さえながら登っている。
見えそうで見えないのが、見えてしまうことも良いが、見えそうで見えないのも最高だ。
学校に行くのも唯一、それだけが楽しみでもある。
俺は、重たい身体を引きずって歩いていた。
俺がだるそうに歩いている横の通学路から、一人の女の子が歩いてきた。
その子は、他の子と違って、なんだかオーラが輝いているという感じがした。
あれっ、うちの高校に、こんな女の子がいたっけ?
しかも同じ学校の制服を着てるから、俺の学校の生徒だ。
背中には、学校のバックを背負っているが髪は、腰のあたりまであって歩くたびに揺れているからサラサラ見たいだ。
短いスカートから出た足が細くてキュと締まっている。
スカートも歩くたびに揺れるが、見えそうで見えない。
残念だ。
こんな美少女が、どんな下着を履いているのか。
俺も妹と姉ちゃんがいるけど、洗濯をした下着を見ることあるけど。
妹や姉ちゃんとは違う感じだ。
しかし、本当にスカートが短いな。
手を出せば犯罪だから、しないけど。
あまりにも他の生徒と違うから、目が眩んでしまって横顔が一瞬しか見えなかったけど、どんな顔を見てしているのか。
気になる。
先ほどの体の重たさなんかウソのように、気がつかれないように出来るだけ離れないように歩幅を合わせて歩いた。
後ろから見ているだけでも、知り合いのような気がするから。
しばらく歩いていて、その女の子ばかり見ていたので、いつの間にか学校の玄関だった。
俺はその女の子の名前を知るために、その女の子が、靴を、どこに入れるのかチラ見している。
俺もゆっくりと靴を脱いで、もたもたしながら靴を中に入れる。
女の子が靴を入れて立ち去ったので、俺は女の子の靴入れの前に立って名札を確認した。
そこに書いてあるのは、愛澤七海と書いてある。
ななみ? あれっ、その名前って、どこかでおぼえがある。
上の名前はわからないけど、小さい時によく遊んだ女の子が、ななみって言っていたな。
でも、あまりにも違いすぎる。
確か、ななみは小学校の二年の時に、すぐに、どこかに転校して行ったんだよね。
一緒に遊んだのは、家が近いこともあり、小さい時から小学校の転校する前までくらいだ。
確か、北海道に転校するって言っていたよな、だから違うか。
そんなことを考えながら歩いていたら教室の前まで来ていた。
教室に入ると悪友のタケシがいた。
タケシは、俺の顔を見て、ヨッ、と手を挙げた。
「お前、昨日も天文部に顔、出さなかったな」
「天文部にはお前の付き合いで入っただけだろ、俺は本当に入る気はなかったんだ」
俺は自分の机に荷物を置いて座ると、タケシが近くに来た。
「今日こそ、部活に出ろよ」
「名前だけでいいや」
「ほんと、お前ったらしょうがねぇなぁ」
俺は部活よりも気になっていることがある。
朝、会った女の子のことだ。
あの靴入れのクラスは、隣のクラスだ。
今まで、高校に入って半年以上、経つが一度も会ったことがないような気がしたけど、俺がみていなかっただけか。
時々、クラスを超えて合同授業もあるが、俺は、ヤル気もないから周りなんて見てなかった。
本当に、残念でならない。
今日も、合同授業が一つある。
俺は、今からワクワク感が溢れてきた。
俺は、前の授業が終わると、急いで合同授業の教室に行った。
はやる気持ちを抑え、彼女が来るのを待つ。
そこにタケシが来て、「お前、早すぎ」って言われたけど。
しばらくすると、彼女が友達二人で入ってきた。
彼女がどこに座るのか、気になっていると、座ったのは、俺から離れているところだ。
遠くにしか彼女の姿を見ることはできないが、初めて顔を見たら、色白で、すごく美人で、可愛くて俺好みだ。
彼氏はいるんだろうか?
俺も自分が彼女の彼氏になれるように思ったが、そんなわけはない。
俺の現実を考えてみろよ!
俺は運動ができるわけでもないし、勉強も苦手な方だし、何も良いところはない。
そんな自分が、彼女に合うわけはない。
これじゃぁストーカーと同じだ。
勝手に彼女のことを思って妄想に走っているだけの気持ち悪いやつじゃないか。
でも、彼女に憧れるのは勝手だよな。
本当に彼女の鉛筆を持つ動作や、友達と話す笑顔が俺を幸せにしてくれる。
授業なんか耳に入らない。
彼女の方ばかり目がいってしまう。
これが人を好きになるってことなんだ。
俺は初めて実感してしまった。
本当に今までの人生が何だったのか!
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お読みくださりありがとうございます。
ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も、ほんとうにありがとうございます。
大変、励みになっています。
誤字脱字がありましたらお知らせください、すぐに訂正を行っています。
また意味不明な文章があることもありますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。
クリスとアリシアの物語をお楽しみください。
これから、どんどん面白くなりますのでよろしくお願いします
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