第12話 子どもは道具ではない


中国において年間10万人以上の子どもたちの自殺がようやく記事となって出てきました。 筆頭が4割を占める12歳。 これらは中学や高校受験前の両親からの重圧によるものだと言われています。


飛び降り自殺があとをたたない。 だから高層建築を中止にするという名目で、これらの建物の人の出入りを、特に子どもたちの出入りを制限したい。 こうした本当の事情も表に出てきています。^


高考という名称の現在の科挙試験。 これは共産党の上層支配層たちの子供は無試験だったり下駄を履かせてもらったりですが、一般の子どもたちはまともに勉強するしかない。


それらの学業基準が明らかに高い。 中学受験で微分積分的なものを解かなければならない。 高校受験においては実質われわれ日本の大学受験みたいなものだという話です。 テスト問題を見てみたいものですが。


だから子供にかかる重圧がものすごい。 生きるなと言わないばかりです。 そして年間10万人という数字は中国の発表ですから、間違いなくもっと多いでしょう。


弱みを見せられない。 嘘をついてでも。 盗んででも、人をあやめてでも。 そういう全体社会の現実で、高考での合格からの出世は、当人だけではなくて、一族のすべての生活の向上につながる。


そういう意味における一族会議、その中での子どもたちを押し込む。 こうした動きがまかり通っている。 子供がモノでしかない。


あなたはこれらを見て大きく考える必然がある。 中国は絶対に変わらない。 それらが世界の先端に出るということの人類的危機を。


よろしく、ごきげんよう。



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