第2話
それから俺は努力した。
両親も不思議に思っていたが頑張っているから大丈夫だろうということなり、色々なサポートをしてくれた。
さらに二年がたった。
両親のサポートのおかげでかなり強くなれたと思う。今のステータスはこれだ。
ルイ 【碓氷遊馬】(5歳) 人間 Lv1 SP 0
体力 5(+10)
魔力 8(+10)
筋力 3(+10)
攻撃力 2(+10)
生命力 4(+10)
防御力 4(+10)
知力 10(+130)
抵抗力 2(+10)
器用 9(+10)
俊敏 2(+10)
運 10(+10)
《武術スキル》
体術 (2/20)
・基本技
・投技
拳闘術 (2/20)
・基本技
・ナックル
剣術 (1/20)
・基本技
短剣術(1/20)
・基本技
《生産スキル》
農業(3/10)
・整地
・農具使用補正
言語理解(1/1)
・大陸共通語
《魔法スキル》
火魔法 (1/10)
・種火
風魔法 (1/10)
・微風
水魔法 (1/10)
・微水球
土魔法 (1/10)
・創石
《ユニークスキル》
博識
《称号》
異世界人・・・異世界から訪れた者に贈られる称号。知力に補正(+100)
努力家・・・何事にも真剣に取り組み、力を高めていけるものに贈られる称号。
全ステータスに補正(+10)
博識の賢者・・・ユニークスキル《博識》を獲得し、あらゆる知識に精通した賢人の称号。(知力に+20)
これがいまのステータスだ。
成長して、見える場所が増えてきたので、分からないことも増えた。
なので、ステータスの分からない所を《博識》で調べてみた。
まずSPについてだが、SPはスキルポイントの略語で、レベルが上がるごとに、1〜3ポイント加算される。
それを、スキルに使用する事で、熟練度を上げることが出来る。
そして、スキルの熟練度を上げていくと、そのスキルに新たな効果が生まれる。
ちなみに、熟練度は、スキルの横に付いている( )のことだ。
次に、スキルの種類についてだ。
スキルは、大きく分けて三つある。
《武術スキル》《生産スキル》《魔法スキル》の三つだ。
《武術スキル》は、武術に関するスキルのことで、例えば、体術、剣術、短剣術などがある。
《生産スキル》は、生産活動に関するスキルで、農業のスキルもあるので、両親の仕事を手伝い、熟練度を上げた。
《魔法スキル》は、体の内外の魔力を使い、自然ではありえない現象を起こすスキルだ。
「ルイ〜!起きなさい。朝よ。」
おっと。もうこんな時間か。
母さんに起こされたので、リビングに向かう。
「おはようルイ。」
「母さんおはよう。今日の朝ごはん何?」
「今日は、エマちゃんのお父さんが狩った動物の肉をお裾分けしてもらったから、薄く切って野菜を巻いて食べましょ。」
「へぇ〜。狩りか。」
「そうそう。ルイ。エマちゃんのお父さんが狩りに連れて行ってくれるらしいわよ。」
「ホントに!?」
「えぇ。お使いの帰りにエマちゃんの家に寄りなさい。」
「は〜い!…え?お使い!?」
「そうよ。嫌なの?」
怖い!笑っているのに怖いぞ!母上!
「わ、わかったよ。」
というわけで、俺は今、村から一番近い、エルタの町に来ている。
え〜と。買うものは…。
パンと野菜、塩と他には……
「よぉ坊主!お使いか」
話しかけられた。
「はい。そうですけど。」
「そうかそうか!じゃあ坊主!うちで買っていけ!」
なんだ?まぁいいか。…って!何だこの高さ!パンが銀貨一枚!?
銀貨一枚は日本円で1000円くらいだ。
「おじさん。これ少し高くない?」
「は?俺にケチつけるのか?」
何だこの人…。
「いや…パンに銀貨一枚はちょっと…」
「そうかそうか…。なら金を置いていけ。」
「は?」
何でだよ。
「何故?」
「何故って俺を不愉快にさせたからだよ。」
『何だ?』
『喧嘩か?』
『一方は子供だぞ?』
辺りがざわついている。
「貴方おかしくないですか?不愉快な思いをしたからお金をおいていけって…馬鹿なんですか?あ、馬鹿でしたね(笑)」
「な、なんだと!!」
『スキル《挑発》を獲得しました。』
え!?…今俺は複雑な気分だよ。
そんなやり取りをしていると、町の衛兵がやってきた。
「どうしたんだ?」
「あ、衛兵!待ってたぞ。このガキが店のもんを盗もうとしやがったんだ!」
は!?
「何?そうか。ではこの子供を捕縛する。」
「は?違うぞ!俺はただ高すぎると指摘しただけで…」
「黙れ!罪人のゆうことは信用できん!牢屋へ連行する!」
そして俺は捕まった。
◆◆◆
「おい!ここから出せ!」
「静かにしろ罪人!」
いやだから罪人じゃ無いって…。
「ふん、まぁいい。お前のおかげでボーナスがでるぜ!」
うぜぇ〜!!
「なぁ、もし俺が冤罪だったらアンタはどうなるんだ?」
「そんな事あるわけ無いが教えてやる。冤罪だったら懲戒免職の上で、3年の犯罪奴隷落ちだ。」
この世界には奴隷制度があるのか。
しかし…。へぇ〜!いい事きいたなぁ。
今俺はとても悪い顔をしていると思う。
「ねぇ、衛兵さん。」
「何だ?」
「あんたしっかりとボッタクリの店に事実確認行わないの?」
「は?なぜそんな必要がある。」
こいつ…まじか…。
その時、牢屋に誰か入ってきた。
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