【Chapter5】彩花種
世の中には、心を痛める恋に苦しみ辛い思いをしている人たちがたくさんいる。
年齢、国籍、立場、性別、距離…。
その誰しもが、いつか訪れる幸せを願いながら自分の心の軋みと折り合いをつけながら生きている。
あの人と会わなければ、こんなに辛い想いをしなくてすんだかも。
そんな気持ちを抱えて枕を濡らす夜もあるだろう。
だが、どうか恋を諦めないで欲しい。
今世、この地球で身を焦がすほどの恋に出逢える人ばかりではない。
だからこそ、奇跡的な恋に巡り合えたことを大切にしてもらいたいのだ。
人が地球に転生する時、幸せになるために地上に降り立つという説もある。
この地球上で、どんな色のどんな花を開かせるかは自分が蒔いた種によって違う。
ならば私は、苦しみや悲しみの花ではなく、運命の人に出逢えた幸せを、そして共に過ごした時間がくれた彩豊かな想い出を大輪の花として地球に咲かせたいと思うのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます