第414話 お城の研究施設
俺は限界突破と成し遂げたけど、みんなに説明したら、落ち込んだ。
限界突破したら俺の体が光だして、眩しい魔法だと思われてしまった。
まぁ、そうだとしたら、それも武器になるかな。
戦う時には、後ろに眩しい光があれば、相手は見えづらくなり攻撃しやすくなるから。
でも、せっかく頑張って限界突破したのに、ハァ〜 落ち込むよ。
でも、これでウルフと戦う時に、一段と違いを見せつけることができる。
でも、最近のウルフの行動は、おかしい、オズワルド王国の戴冠式でも、王族を殺すこともできたのに、攻撃もしないで、立ち去るなんて、どう考えても不自然だ。
まぁ、俺が、集まった王族を殺させはしないけど。
今日は、エレノアは、もういないから、いつものメンバーが残っているだけ、そろそろ、本拠地に帰ろうかと考えている。
でも、以前の伯爵の街の麻薬汚染よりも、弱かったから、ひどい麻薬汚染まで進んでいなかったから、良かった。
まぁ、あとは、ボールドウィン王国にも国が抱える魔法師くらいいると思うから、あとは、、その魔法師に任せることになるけど、その力があるのか、わからないけど。
魔法師でも攻撃性魔法を得意とする魔法師もいれば、治癒魔法を得意とする魔法師もいるから。
でも、攻撃魔法師はたくさんいるけど、治癒魔法師は特殊すぎて数は少ない。
今度、お城に行った時に、、その辺を確認する必要も出てくる。
「そろそろ、お城にいる王に挨拶して、本拠地に帰ろうと思うけど、良いかな?」と全員に聞いてみる。
「そうね、もう、ここでは事件は起きていないからね、そろそろ良いんじゃない?」とアリシア
ジャネット「でも、あれから、ピタッと魔物が出てくるのが止まったのは、麻薬を井戸に混入させることの揺動だったんでしょうか?」
「それは、わからないけど、そう考えるのが妥当かな」
「まぁ次は、すぐに来れるからね、時間はかからないし」
「そうですね、瞬間転移で一瞬で来れますから」
「じゃ、帰るから、支度して30分後に、ここに集合しようか?」
「はい」
「うん」
「わかった」
「了解」などの声がして、みんなは散って行った。
俺にも荷物があるけど、ほとんどは異空間収納に入れるから、準備するものはない。
待っている間に熱いコーヒーを入れることにした。
この温泉地の温泉もいいけど、今回は1回しか入ることができなかった。
まぁ、エレノアもいたしね、エレノアと温泉に入ることもできないし。
やっぱり一人で入る温泉もいいけど、全員で入る温泉もいいよな、ただ、迫って来られると、ちょっと下半身がヤバくなるから‥‥‥
昔は、タオルを外すことなんてなかったんだけど、今では全員が温泉に入るとタオルを外すことが普通になったから、目線が泳いでしまう。
上がる時には、また、タオルを巻いてから湯船を出るんだけど、タオルも濡れているから、肌に密着して、すごいことになっているから裸よりも強烈だよ。
俺が、上がらずに湯船に入っている時には、女性たちが先に上ろうとする時は、タオルを巻いてあげるのがルールになっているけどね、まぁタオルを巻いて温泉に入るのも、入った感じが違いすぎるからね。
やっぱり温泉では、タオルはないほうがいいよね。
うちでは、温泉に入る時には、大体、一緒に入ることが多い。
あまり別々に入ることは初めのうちはあったけど、あ〜、そういえば一番、初めに屋敷をもらって、その屋敷に温泉があって、そこでは男女別の温泉だったな。
でも、それも着替えるところだけ。
露天風呂も、一応、岩があったり衝立があったりするけど、先では繋がっていたからな。
なんてことを考えていたら、アイリスとエイミーとアデルとアレクが入ってきて、椅子に座って、手でカップを飲む仕草をしたので、俺が冷えたジュースを出してあげた。
今日は、葡萄ジュースの冷えたもの。
それをコップに入れて出してあげると、「美味しいね」と飲んでいる。
アレク「やっぱり冷えたジュースが一番」とか言っている。
次に来たのはジャネットとロゼッタとパトリシアは熱いコーヒーを入れてあげた。
アリシアとソフィアとイザベラとコリンがきて、椅子に座って、目の前を3人とも見ているから、自分達で用意する気がないみたいだから、熱々のコーヒーをいれた。
最後にはセラフィーナとシャーロットが入ってきて「じゃ、行こうか」と俺がいうと、「あっ、私たちのコーヒーは?」と言ってきたので、もう、と思いながら熱々のコーヒーを入れてあげた。
最後にきて嬉しそうにコーヒーをフゥフゥしながら飲んでいる。
それを眺めながら、俺も残り少ない冷えたコーヒーを飲み干す。
全員が飲み終わって食器を洗って俺の異空間収納に食器と荷物を入れて、「じゃ、今度こそ、お城に挨拶して帰るよ」と俺が椅子から立ち上がると、全員が立ち上がった。
俺たちは挨拶するため、お城の借りている部屋に瞬間転移してきた。
ドアを開けて歩いている人に王と会えるか、聞いてもらう。
時間がかかるかも知れないから、俺はベランダに出てきて街並みを見下ろしている。
微風が吹いているけど、いい風だな。
嫌な雰囲気を運ぶような風じゃない。
そこに俺たちが行こうかと思っていたけど、王様とえが入ってきた。
王は俺が部屋にはいないことを確認するとアリシアに、「クリス殿は?」というが早いか、俺を見つけて、手で制して「私が行こう」と言ってベランダに出てきた。
「いい街並みだろう?」と王
「あっ、王様、そうですね」
「クリス殿、今回は本当に助かった、貴殿がいてくれなかったら、麻薬のことは、わからなかったと思う」
「そうですね、大変、難しい状態でしたから」
「あれから城の研究施設に調べさせたが、麻薬の検出があったと報告がきている」
「そうですか‥‥‥」俺は、検索魔法で、そのことはわかっていたから聖属性魔法で消すことはしなかった。
でも、その話が出た時に、俺は感じていた麻薬がある研究施設を検索魔法でなんとなくサーチしてみた。
あれ、そういえば、研究施設の麻薬反応は、いつからあったんだろうか?
「王様、研究施設の麻薬の指示は、いつ出したんですか?」
「麻薬の指示か? そうだな、貴殿がきて麻薬に汚染されていると聞いたあとだと思うが」
「ちょっと、その研究施設を見せてもらえませんか?」
「ああ、わかった、私が案内しよう」とベランダから戻ってきたら、メンバーとエレノアが話をしていて、もう、クリスがね、とか、本当にクリスったら、とか言う言葉が聞こえてきたけど、俺が入ると、話のをやめた。
ごまかすように「あっ、クリス、どこか行くの?」と聞いてくるアリシア
まぁ、いいけどと思う俺だけど、「王と研究施設に行ってくる」
「研究施設? ん、なんだか、きな臭いわね」とソフィア
俺と王が部屋から出ていくと、後ろから全員が出てきた。エレノアも。
エレノアが、俺の横まで走ってきて「クリス様、面白そうですね」と言っている。
そこに、また、俺に追いついてきて、アリシアが「遊びじゃないんだよ」と怒った顔で言っている。
王は、そんな俺たちを見向きもせずに通路を進んで階段を降りていく。
時々、いろいろな人にすれ違うけど、王とエレノアには立ち止まって挨拶して頭を下げるけど、俺に向ける目が異常にキラキラしている。
なんだか憧れの人を見るような目を向けてくる。
エレノアも俺の腕にしがみついてくるし、アリシアも負けじと俺に胸をくっけてくるから歩きづらい。
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2023年2月19日
今まではプロローグ7で終わっていたのを、プロローグ10までに増やして変更しております。
特にライラとアルベルトのシーンは大幅に変更を行いました。
変更がないシーンもありますが、特に力を入れたのはプロローグ9、10です。
ライラとアルベルトのことを書いてあります。できたらお楽しみください。
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