第348話 魔物大量出現8
魔物が大量に出現した中心部で瘴気の中心部に光るものを見つけて、触らずにそのままそこに置いてきた。
触ったり持って帰ると魔物が発生することがあるかもわからない装置だから。
この装置の中には、ウルフが使っていたドス黒いオーラが詰まっているみたいなのは確認できたから。
装置もドス黒いし、瘴気も色は同じ、そしてウルフの使うのも同じだし、俺を凝した奴が使うのも、同じようなドス黒さが出るオーラだ。
共通していることは、まぐれじゃないと思う。
と言うことは、アズワルド王にも魔の手が伸びて、あやつられているのか?
瘴気を作る実験だと思えば、理解しやすい。
瘴気を作る何かを提供して、あの瘴気は作られたのか?
誰かが回収に来る可能性もある。
それまで、俺は待ってみようと思う。
勝手に触ったりすると相手がわかる場合もあるだろうし、持ち帰っても魔物が出てきても困るから。
検索魔法で移動すればわかるようにしているので、待ったほうがいいと思う。
それまでは、俺たちはライオネル公国のここでゆっくりしようと思う。
ライオネル公国の王都の街で買い物をすることにした、新鮮な野菜や出来立てを購入したり、買い食いしたりすることに。
王都の街で買い物をするのは3回くらいはきていると思う。
朝は、朝市をしているので、多くの屋台があるけど、美味しいそうな匂いもする。
まずは、朝からお腹が減ったので、焼き串を人数分、購入して受け取るのは、アリシアか、ソフィアで、俺は最後に代金を払う。
本当は全員が貴族になっているので国からお金をもらっているんだけど、俺が全て預かっているから毎月の小遣い程度しかやっていない。
あとソフィアとコリンとイザベラは村の家族へ仕送りがあるので、その分は上乗せしている。
俺とアリシアの家は、同じだけど、親はいらないって言っているし、自分達に使えと言われている。
俺たちは、 全員が既読になっているので1つの国からだけじゃなくすべての国から給付金がもらえる。
また活躍すればするほど、それに応じてお金も支払われる。
しかも俺たちに支払って受け取ったお金は、税金はかからないようになっている。
その分だけ苦労もしているし、危険な目にも会って言うから。
まだ瘴気の機械らしきものが置いている場所には、変化なく、そのままだ。
俺はライオネル王に近づかないように言っている。
そしてオズワルド王国の城も、今日は動きはない。
だから買い物を楽しもう。
今日は初めて男性用の服が置いている店に全員で入ってきた。
ここは、王族の御用達の店らしく、セラフィーナを知っているみたいだ。
店主は「 これはこれはセラフィーナ様、今日は、どのような、ご用件で?」
「 今日は、こちらにいらっしゃいますクリス公爵の洋服を作っていただきたいんですけど」
「えっ、それでは、こちらの方が、あの‥‥‥」
「はい、たぶん、考えているのは、合っていると思います」
「そうですかぁ、わかりました、それでは採寸したしますです」と店主は告げて、俺を立たせて腕を上げさせて、採寸している。
「生地は、どのようにしますか?」
「あっ、俺、 あまりそういうところはわからないんで、俺に似合うようにお願いできますか」
「 はい、それは、もうお任せいただければこちらがしっかりと考えて仕上げていきますので、 お届けはお城の方でよろしいでしょうか?」
「はい、おねがします」と言っても店を出てきた。
次の買い物はジュエリーショップだ、それも、貴族御用達のお店にセラフィーナが連れて行ってくれた。
セラフィーナはお姫様だから、こういう店にしか行かないから高級店ばかりだ。
俺たちがジュエリーショップに入ると、店主はセラフィーナを見つけて、やはり話しかけている。
「これは、これは、姫様、 今日はどうされたんですか?」
「 ここにいる全員の宝石が欲しいんですけど」
「 まぁまぁ、そうですか、それではお好きなものを選んでください」
わーいとか、きゃーとか言いながら選んでいる。
パーティーメンバー全員は貴族として振る舞うことも増えてくるし、一度、貴族になってしまえば平民には戻れないこともないけど。それを没落というから、恐ろしい。
でも貴族になっていれば宝石は、いくつも持っておかなければいけないし、毎回同じ宝石をつけるわけにもいかないみたいだ。
厄介だ。
「ねぇ、クリス、これなんか、どう?」と言ってアリシアがネックレスをはめて見せてくれる。
「うん、良いんじゃない」
「うん、このデザインがいいのよね、私、これに決めた」
と言う感じにアリシアに限らず全員が俺の前に宝石をつけて見せに来る。
全員にできたらネックレスとイヤリングを買うように勧めるのは貴族としての最低限のものだから。
ネックレスやイヤリングは貴族として数点は持っておかなければいけないものだ。
そして冒険者としての普段着も必要だし、パーティードレスなんかも必要になる。
冒険者の時は古くてもいいんだけど、俺たちは王様や貴族と対面する時があるから、あまりにボロボロの服じゃー面子が立たない。
なぜだか多くの宝石を持っていると思われるシャーロットとセラフィーナも宝石を選んでいる。
まぁいけど。
幼年組も豪華なネックレスとイヤリングを選んでいる。
選んで買ったものは、ケースに入れてもらって全て俺の異空間収納に入れた。
そして次にセラフィーナに連れていかれたのは貴族御用達のドレスを売っている店だ。
そのドレスを売っている店でも、1人2着のドレスを購入して代金は俺が支払った。
最後に向かうのは、普段着の洋服だ。
一般的には庶民が着る洋服と言うことだね。
普段着ている方が動きやすくて対処しやすいから。
街を歩いていると普段着を売っているお店があったので入ってみた。
このお店には女性服専門と言う事だけあって女性のブラウスやワンピースやスカートなど売っていた。
でもちょっと平民が買うには、若干値段が張るような感じだ。
だから生地もいいのを使っている。
こーゆーお店だから言えることだけど、1人10着まで買っていいよって言ったらすごい騒ぎになってカウンターを多くの洋服が占めていた。
靴下も必要になるから、靴下を退けて、10着と言った。
そして、他にも店を回るからね、ここで全部、買う必要はないよ、と付け加えた。
女性が13人もいてお店でショッピングをすると、すごい量の買い物になってしまう。
ここで購入したのは、83点にもなった、 結構、気に入ったのがあったみたいだ。
83点をお店の人に見られながら異空間収納に入れていく。
そして次のお店に行く。
10点に満たなかった人は買って行くんだけど、その中に紛れて10点以上買った人もいたみたいだ。
そして最後は、お決まりのランジュリーショップだ。
ここでも買っていいよというと神獣たちが、多くの下着を選んで買っていた。
心中たちは魔力で洋服を作れるんだけど、最近はお店で買うのが多くなっているみたいだ。
というか、ほとんど、買っている。
大金を払って買ったものを、異空間収納に入れると店主はびっくりしていたが、なんとなく俺のことがわかったみたいだ。
これで買い物は終わりで、あとは食材を歩きながら買っていく。
俺の異空間収納は、暖かいものは暖かく保存ができるし、野菜も腐らないし、洋服もシワが入らない。
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