第320話 人と神3

注:

創造神ナサニエル 星を作る神    白ひげ 背が低い

宇宙神アラスター 宇宙を維持する神 黒ヒゲ 背が高い

ジャネット フェニックスの神獣

ロゼッタ  ドラゴンの神獣

パトリシア クマの神獣

アデル   キツネの神獣

アレク   トラの神獣

アイリス  グリフォンの神獣

エイミー  ケロベロスの神獣

レイチェル  この星の神

人間 アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、シャーロット、セラフィーナ

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山荘の温泉からレイチェルが帰ったあと、俺たちは、14人の全員で王都にある屋敷に戻ってきた。


この屋敷にも結界魔法を、強くするために、かけ直している。


以前とは、結界魔法の精度が違っているので、比べてみたんだけど、段違いというか、レベルが違う感じに貼ることができた。


でも、結界魔法を使ってみると、以前とは比べ物にならないくらい、違いすぎる。


全員が、まだ、俺の部屋にいるので、 屋敷のセバスチャンに用意をしてもらった紅茶を飲みながら、


「ジャネット、俺の瞬間転移で、ここまできたけど、どう、違うように感じる?」


ジャネット「‥‥‥ご主人さま、無茶苦茶、違いますよ」


イザベラ「もう、ほんとうに、以前のは、なんだったのよって言うくらい違うわよ」


「へーそうなんだ」


パトリシア「多分、今のご主人さまの瞬間転移だったら、初めての方も目眩が起きることはないと思いますよ」


「そうなんだ」


アリシア「めまいよりも、一瞬で変わるから、ここは、どこなんだって言うのがあるかもね」


コリン「そうだね」


セラフィーナ「でも、すごいですよね」


シャーロット「うん、本当に」


俺は話題を変えるために


「えっと、もう、俺の部屋にいる必要はないから、それぞれの部屋で過ごしてもいいよ」と言うと


アレク「えーっ、この部屋がいいのに」


アデル「本当ね、なんだか、ご主人さまのそばにいると落ち着くし」


エイミー「あっ、それ、私もそう思う」


アリシア「私もクリスと一緒の部屋がいい」


ソフィア「私も」


みんなから、言われてしまったので、俺の部屋を改装することにした。


俺の横の部屋は空いているので、構造上に影響があるか、サーチしてみると、影響はないみたいなので、壊すことにした。


まずは、壁の構造を把握して、粒子に変えると、一瞬で壁がなくなってしまった。


さらに、細くした粒子を、異空間収納に入れる。


壁を無くしたら、かなり広い部屋になった。


それじゃと思い、反対の部屋を確認してみると、この壁も屋敷の構造上に影響がなかったので、柱だけを残して、壁を同じように粒子化して異空間に入れた。


そうすると3倍くらい空間が広がった。


テーブルのスペースと、女性たちのスペースと、俺のスペースに分けることにした。


テーブルのスペースが中央で、俺のスペースが左側、女性たちのスペースが右にしたけど、全体を見渡すことがでできる。


俺のスペースの方が狭くして、女性たちの人数も多いので、広くした。


としたら、また、女性たちが文句が出た。


イザベラが「クリスのベットも、ここにしなさいよ」と


ここ、と言われたのは、女性たちのスペースなんだけど。


「そうよねー」とアリシア


俺はしょうがなく、ベットを移動させた。


外の壁際に、神獣たちのベットを置いて、壁際には、人のベットを置いて、俺は中央に寝ることになった。


全員の枕の位置が俺を方を向いている。


まぁ、これで全員をなにがあっても呼びにいく手間もなく、守ることができるから、いいかぁ


俺も諦めムード、俺は女性になれる必要があるので、 いつまでも、オドオドしてはいられない。


俺は、今まで女性とは親密になったことはないし、幼馴染みのアリシアと、遊んでいただけだし。


アリシアは俺のことを弟として、遊んでいたから。


そして近くに年が近い女の子はいなかったら、あまり免疫がない。


しかし、結婚の意思を示したことから、変化していかなければならない。


今日は、ブラッドフォード大公国の戴冠式は、十日後に迫っているので、国交を結んでいる国の全てが、戴冠式に出席するので、話は、ブラッドフォード大公国ですることにした。


そして瞬間転移が使える俺と神獣が、瞬間転移で集めることにした。


そのほうが安全だし、旅の日にちが、かからないから。


もちろん、料金はもらえるので、それぞれの小遣いにはなると思う、というか、大金が手に入る。


小遣い所ではない。


全員を集めて、「えっとブラッドフォード大公国の戴冠式に出ることになっているから、君たちに迎えを頼みたいんだけど」


アレク「うん、わかっているよ」


「それで、どこの国にする?」


セラフィーナが「あの〜、私だけ、先にライオネル公国に戻っていいですか?」


セラフィーナ「国王である父上と話したりしなければなりませんので、できたら先に国に戻りたいんですけど‥‥‥」


「うん、そうだね」


「じゃ、準備ができたら、教えてくれる?」


「はい、よろしくお願いします」


と言ってセラフィーナは、準備を始める。


「あのー、じゃ、私もいいですか?」とシャーロット


「ここには、来るときにきていたドレスしかありませんので、用意して着たいんですが」


「シャーロットも、そうだね、じゃ、誰に送ってもらう?」


「できたら、クリス様がいいんですが、お願いできますか?」


「うん、いいよ」


「やった〜」と言ってシャーロットも用意しに行った。


しばらく紅茶を飲みながら、待っていると、二人とも、同時にやってきた。


「じゃ、誰から行く?」と言うと、二人が、そちらから、という感じに手で示したので、


「じゃ、セラフィーナから行こうか?」


「はい、お願いします」と言って、俺たちは手を繋いで、ライオネル公国のセラフィーナの部屋に瞬間転移した。


部屋に瞬間転移すると、誰もいなかったけど、部屋に来てからもセラフィーナは、俺から離れることなく、抱きついたまま。


セラフィーナは俺に抱きついたまま、顔だけあげて、目を閉じた。


俺も、いいのかな、と思いながら、セラフィーナの唇に合わせた。


「ありがとうございます、クリス様」と言って、セラフィーナは俺から離れた。


お礼はキスのお礼なのか、連れてきてもらったお礼なのか、微妙な所だけど。


「じゃ、用意が終わったら、連絡しますね」


「うん、わかった、次は、ブラッドフォード大公国にいくことになるから、準備万端でね、セラフィーナ」


と言って俺が転移しようとしたら、セラフィーナが近寄ってきて、もう一度、キスしてくれた。


セラフィーナは顔を赤らめながら「じゃ、また」と言って、俺は瞬間転移した。


考える暇がないくらいに、瞬間転移で、戻ってきたが、女性は積極的だと思ったけど、もう目の前にシャーロットが立っていた。


シャーロットにも「じゃ、行こうか」と言って手を繋いで瞬間転移した。


シャーロットと瞬間転移して現れたのは、王城に借りている部屋なんだけど、誰もいなかった。


シャーロットは扉を開けて部屋の外に出て行こうとした時に、扉の横に置き

札みたいなものが見えたので、俺も、そこに行くと、クリス公爵専用と立て看板が置いてあった。


あっ、俺専用になっているのか、などと考えながら、シャーロットに手を振って、また、戻ってきた。


なんだか、あっちこっち、行くと使われている感がする。


あとは、受け入れ側の確認のため、ブラッドフォード大公国に行かなければならない。


忙しい


ブラッドフォード大公国に行くと、以前から用意してもらっている部屋にメンバー全員を連れて瞬間転移してきた。


部屋から、ゾロゾロを出てきると、怪しまれるので、俺が代表して、その辺に歩いている人を捕まえて、次期国王に会えるか、確認してもらう。


いつもは、瞬間転移で目の前に急に現れるんだけど、今日は、盟主として動いているので。


すぐに、先ほどの人が戻ってきて、王はすぐにでも、お会いになると言ってきた。







【注】:この物語は独自のものですから、ギリシャ神話やローロッパ神話などのものではありません。名称も、あくまでもオリジナルと言うことを、ご理解ください。

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