第316話 新たなる戦い(前半)

神獣と戦う時に、見張るのに寝ている時間がなかったので、眠りの質を上げて短時間で寝る魔法をかけていたことを忘れていた。


自分にかけている魔法を解除して、眠りについたら、本当に、長く眠ることができた。


久しぶりに長く眠ることができたので気持ちいい感じで目を覚ますことができた。


今、俺がいるのは閉鎖的空間なので、外から明かりが入ってこない空間なので時間の感覚がないんだけど、時計を見てみると朝だと思われる時間になっていた。


今、俺がいる空間は神獣たちが数人で作った空間だから、俺自身でも出ることができない。


俺はベットから立ち上がり、ドアのほうに歩いていき、ドアを開けてみた。


そこには、部屋があるかと思ったけど、ベットだらけだった。


ベットの上には、全員が寝ていた。


俺が、扉を開けた音に目を覚ましたのが、アリシアだった。


「あっ、クリス、目を覚ましたの?」アリシアは、少し寝ぼけながら言った。


「うん‥‥‥」


アリシアが起きあがろうとしたけど、胸元が〜〜〜〜


ボタンが一個、外れているよ〜〜〜〜〜〜〜〜


アリシアは、それにも、気が付かずに、俺に近寄ってくるからズームアップされる。


俺がアリシアの顔を見ないで目線が下を向いていたので、それに気がついて、自分のパジャマを見て、気がついた。


アリシアは顔を赤くしながら、ボタンを止めて「クリスのエッチ」と言った。


えぇぇぇっ、俺が悪いの??


パジャマの前を開けていたのは、アリシアだよね。


俺が開けたわけじゃ無いのに‥‥‥


今度、やってみようかな‥‥‥アリシアのパジャマに手をかけてボタンを‥‥‥と大体、そこで目を覚ますんだろうな。


でも、ボタンに手をかけると言うことは、胸に触っているわけだし‥‥‥エロオヤジかぁ


エロい話は置いといて。


「クリス、もう大丈夫?」


「うん、もう完璧だよ、ありがとう、アリシア」と言ってアリシアを感謝の意味を込めて、抱き寄せた。


「えっ、クリス、どうしたの?」


「えっ」


俺はアリシアを離した。


「だって、いつもは、クリス、そんなことをしないじゃない」


「そ、そうだっけ」


「もしかしてクリスじゃ無いんじゃないの」


「えっ、違うよ、俺だよ」


「そう‥ならいいけど」


「俺も、今度のことで思ったんだ、いつまでも、このままじゃいけないって」


「えっ、それって‥‥‥」


「うん、アリシアが、もし、俺と結婚してくれる気持ちがあるなら、その‥‥まずは、お友達からお願いしたい」


「えっ、それって、下がってない? 幼馴染みよりも下のような‥‥‥」


「あっ、言い間違えた、お友だちじゃなくて‥‥‥」


「ク・リ・ス‥‥‥もう」


俺はアリシアがパジャマなのを見て、そんな格好かっこうの時に言う言葉じゃないと思って


「あとで言うよ」と言ったら、全員が起きていて、こっちを見てガッカリしていた。


みんな期待していたみたい


「じゃ、みんな着替えて、こっちの部屋に来てね」と言って、そのまま、部屋にいることはできないので、俺の部屋に戻った。


しばらくすると、俺の部屋に全員が集合した。


「みんな、今回のことで心配かけて、ごめん、でも、まだ、終わってないから、ウルフが黒幕だと思っていたら、そのウルフを操る奴がいたんだ。


しかも、そいつは、たぶん、神かもわからない」


俺の神発言に全員が驚く、神獣たちも驚いている。


「さっき、ジャネットと話をして、気がついたことがあるんだ」


「ジャネットは神レイチェルの上の神と同じ場にいたことがあるそうだ。

その時には、顔は見ていないと言うことを聞いたが、顔を下に向けていたせいで足元を見ていたそうなんだけど、その時の、足元が、俺を殺そうとした、奴の足元と同じと、俺は考えている」


ジャネットが目を大きく開けて驚いている。


「俺が奴に刺されて床に倒れていく時、顔を上げることもできなくなった時、奴の足しか見えなかったけど、その時の足元が、ジャネットが話してくれた人の足元と、同じだと思う」


「もちろん、それだけじゃ、確定はしないよ」


「でも、俺を殺した奴が、唯一なんだ」


「では、創造神様が、主犯だと」ジャネット


「その可能性があると言うことを考えて動く必要があると言うこと」


「犯人がわからないよりも、あの人かなって思えば、怪しいことがわかる可能性があるから」


「でも、あまりにも、そう思ってばかりいてはダメだよ」


「今は、可能性なんだから」


「みんな、わかったね」


「はい」って全員が言ってくれた、多少、ぶれたけど。


「それとハッキリさせた方が、俺も用心して事に、あたることができるから」


「こほん」咳払いをして


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る