第292話 神獣と戦争2

妻のアンジェリカが殺されて子供2人も殺されてしまった。


しかも誰かに性的な暴行を受けて殺されてしまっている。


子供2人を守ろうとした妻が子供が泣き喚いたから、子供を先に殺されて、そのあと妻が殺されたんだろう。


誰に殺されたかはわからないが、現場にいたのは村長と友人だと思っていたダニエルだ。


本当に悔しくてたまらない、 どうして、あの時に戦争が起きて神レイチェルは俺を呼び出したんだ。


あんなに5日も家を開けなければ、あんな無惨なことが起きなかったかもわからない。


村長は殺したけど、ダニエルを探したがどこにもいなかった。


俺は村長、ダニエルも憎んでいるけど人全部を殺したいと思う。


あの時に戦争さえ仕掛けて来なければ神レイチェルも俺を呼び出す事はしなかったはずだ。


憎いのは人と神レイチェルだ。


俺が神獣として巨大化して人を殺すのは、簡単だ。


しかし、人と人を戦わせて見ることのほうが面白そうだ。


俺と同じ目に合わせてやる。


愛する人を失う悲しみやツラさは話してもわかるもんじゃない。


俺が巨大化して人を潰しても、一瞬でしかない、じわじわと人同士が戦って死んでいくのを俺は、楽しみにしている。


俺が宿で過ごしている数日にも、戦争への準備が進行している。


王に意識を集中してみると、戦争に突入するためには、数ヶ月の準備が必要なのに、準備が整わないうちに進行の準備を始めているみたいだ。


俺が精神支配しているから、周りの意見も聞かなくなっている。


宰相や大臣も王が、乱心したとか、おかしくなったと言っているけど、戦争へは止まらない。


俺の精神魔法は強力だから、解けることはない。


あまり進言していた大臣を王が切り捨てたから、余計に止まらなくなった。


妃もいるけど、王様が暴力を振るうようになって、黙ってしまった。


もう宰相も他の大臣も王を止めることはできない。


そして王直々に指示を出すために、王も出兵すると言っている。


戦争の準備もできていないのに、隣国と言っても、簡単に攻めることはできないけど、進行が始まる前に、マクシミリアン国でも、準備が始まると思うけど、マクシミリアン国は俺が弾薬を爆破したから、大砲も少ないし、弾薬も足りていない。


どちらの国も、人が戦うしかないような戦争になる。


大砲なんかで一気に人を死なせてたまるものか。


人と人が殺し合う戦争を俺は望む。


なんて良い響きだ。 


俺は笑いたくなる。


声を出さないようにするのが必死だ。


俺の妻と子供たち二人の苦しみを知るがいい。


俺から幸せを奪ったことを後悔させてやる。


くっそー、熱く燃え上がるものが湧き出す。


瞬間的に猪になりかけたが、何とか抑えた


そうだ、この国でも倉庫を襲って弾薬を減らすことをしてみよう。


俺は今いる宿から弾薬の匂いをかいだ。


そうすると弾薬の匂いが多くする場所を見つけた。


宿から出てきて匂いのする方に歩いて行くと、そんなに距離が遠くないうちに大きな小屋があった。


今は馬車に積み込んでいるところだったので、扉が開いたままになっている。


扉が開いたままになっているので中が丸見えになっているから弾薬も見える。


その弾薬に意識を集中しながら炎の魔法出現させて爆破する。


出入りをしていた馬車や人が燃えている。


「ぎゃー」


小屋は炎を大きくしながら、黒い煙を出している。


そして俺は1人の兵士を見つけて精神魔法を使った。


その兵士が マクシミリアン国のスパイだと思うようにした。


そしてその兵士を使って、さらに近くにあった小屋にも火をつけさせた。


兵士が火をつけるのを見ていた周りの違う兵士がそいつをとらえた。


「お前、何をしている?」


「俺は何もしていない」


「 お前、なに言ってんだ、今、火をつけただろ」


「 俺は命令されただけだ」


「 誰に命令されたんだ」


「マクシミリアンから弾薬に火をつけないと俺の家族が殺されるんだ」


火をつけた兵士は暴れ回った。


あまりにひどい暴れようで、 捉えられていた兵士から逃げて剣を振り回した。


逃げた兵士を捉えようとしたけど、難しいと判断されて兵士は首を落とされた。


「 おい、誰か報告しろ」


「 マクシミリアン国が弾薬に火をつけたと」


伝令が走っていき情報が伝わった。


両国の弾薬を減らしてやった、大砲を使うことは難しくなると思う。


これで間違いなくソロモン王国とマクシミリアン国は戦争になる。



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また意味不明な文章があることもあるかと思いますが、なにぶん素人が書いている文章です。お知らせくだされば、訂正しています。


この物語は異世界の物語です、現実世界とは違いますので、その点はご容赦ください。

あくまでもファンタジー小説です。

前世の悪い記憶を持つ小心者の主人公が成長していく物語を書いています。

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