第267話 神獣

小説の初めにプロローグ1〜7を書き加えました。

これはアルベルトの物語になります。

よかったらご覧ください。

注:

ジャネット フェニックスの神獣

ロゼッタ  ドラゴンの神獣

パトリシア クマの神獣

アレク   トラの神獣

アデル   キツネの神獣

アイリス  グリフォンの神獣

エイミー  ケロベロスの神獣

レイチェル  この星の神

人間:アリシア、ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロット


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


神獣たちは、今はアレク、ロゼッタ、パトリシアの3人だ。


アレクはトラの神獣


ロゼッタはドラゴンの神獣


パトリシアはクマの神獣


そのほかにも神獣がいるのか、いるとしたら、なんの神獣だろう?


そもそも、神獣は、どうして、現れるのか??


神獣は、いつもどこかにいるのだろうか?


聞いてみたいけど、聞くのが怖いような気もする。


今まで俺は神獣たちのことを聞くことはしていない。


神獣が、出現するのは、召喚魔法で呼び出されたからだと勝手に思い込んでいた。


じゃ、呼び出されるときには、どこにいたのか?



他にもいるとしたら、もしかしたら、悪い奴らのほうに神獣が、ついてる可能性もある。


俺たちは迷宮から戻ってきた。


そろそろ国交樹立の話し合いが終わっている可能性があるので確認をしに来た。


その前に、パーティーメンバー全員を集めて、神獣の3人に聞いてみることにした。


「3人に聞くけど、神獣って全部で何人いるの?」


アレクが「えっと確か全部で8人だったかな?」


ロゼッタが「そうじゃな、全部で8人だったと思う」


パトリシアはうなずいている。


「男のイノシシのやつは、突然の噴火が起きて死んだはずだね」


「神獣でも山が噴火すれば、さすがに生きてはいられないんだ」


「違うよ、奴は死にたくて噴火の中に入っていったんだよ」とアレク


「あまりに、長く生き過ぎて恋人が死んだことが、苦痛に思って…、精神的に病んでいたんじゃ」とロゼッタが言った。


「うん、そうだね」とアレク


という事は全部で神獣は8人なんだ。


一人かけて今、7人なんだ。


ここに3人いるから、あと4人

「あと残っている4人の神獣たちは?」


「私たちがドラゴンとクマとトラでしょ、だから、あと残っているのは、フェニックスとケルベロスとグリフォン、そしてキツネだね」とアレクが説明してくれる。


フェニックスとケルベロスとグリフォンとキツネか


「その4人の中で仲が良い人はいるの?」


「全員、仲はいいけど、特にキツネとフェニックスかな?」とパトリシア


「そうじゃなぁ、ケルベロスとグリフォンは、仲は悪くないけど、ちょっと幼いからの」とロゼッタ


「ケロベロスは、頭が3つある犬の神獣だし、グリフォンはワシとライオンの神獣だし」


ケロベロスは、3つの頭があり犬の形をしているのか。


グリフォンは、手や顔は鷲だけど、下半身はライオン。


「ケロベロスとグリフォンは、私たちと少し違うから、純粋な神獣と言えないんだよね。」


「だから私たちと敵対するとすれば、ケロベロスとグリフォンくらいかな。」とパトリシア


なんだか名前だけ聞いても、ケロベロスとグリフォンは強そうだ。


「あっ、でも気にしなくていいよ、年下だから」とアレク


「え、そうなの」


「そうじゃなぁ、ケロベロスもグリフォン年下じゃな」とロゼッタ


「じゃあ、強さで言ったら、誰なの?」


「わたしかな」と言ったのはアレクだった。


「えぇっ、そうなの?」


「私、こう見えても手の爪と口だけじゃないもんね」


「そうじゃなぁ、以前アレクが暴れ回った時に、私も死にそうになったからのぅ」とロゼッタ


「そうは見えないんだけど、見た目でみたら、ロゼッタが大きくて強そうに思えるけど」


「私は、大きくて力はつよいけど、俊敏さに欠けるんじゃ。」


「グリフォンのやつは、私の同族みたいだもんね!」とアレク


「ケロベロスも犬だから、私とパトリシアには勝てないし」とアレク


神獣3人と初めて、こんな話をしたけど、上下関係は厳しいみたいだ。


「あっ、じゃぁキツネっていうのは?」


「キツネは、いつも私たちの周りにいるよ」とアレク


「えー、周りにいるの」


俺が、ついキョロキョロしてしまう。


「いつ、ご主人様が呼び出してくれるか、と思ってるみたいだよ」


「キツネは隠れるのが、うまいから」


そんな話をしていると、目の前の空間が揺らぎだした。


そこから現れたのは、10歳くらいの女の子だった。


「はじめまして、ご主人様って言っていいのかなぁ?」


俺は呼び出しもしていないのに、急に現れた女の子にびっくりした。


「久しぶりだね」とアレク


「お姉ちゃんたち、久しぶり」と現れた女の子


現れた女の子にアレクとロゼッタとパトリシアが近づいていって喜び合っている。


その光景を見ていると女の子がちらっと俺の方を向いて「もう、ご主人様ったら、なかなか呼び出してくれないんだもん。自分で、姿を現しちゃった。」



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お読みくださっている方、ありがとうございます。


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