第206話 誘拐犯 5
今俺たちがいる港町があるオズワルド王国には、誘拐犯らしきものは今、現在は確認できない。
俺たちは、一度、自分の国に戻ってみることにした。
まずは、宿を引き払うことにする。
宿を引きは払う時には、一度、宿から出ないといけないので、路地に行き、ここから自分の屋敷に転移する。
メンバー全員の8人でオーリス王国の自分の屋敷に瞬間転移してきた。
そういえば、俺の屋敷に来るのは、はじめての人もいるので、神獣たちの部屋を用意しなければいけない。
まず戻ってきたことを屋敷の執事に言って、人数が増えたことを説明する。
そして俺たちが部屋を確保している同じフロアに、部屋を3つ用意した。
そして屋敷の執事のセバスチャンに、今、追っている内容を説明しておく。
人身売買組織、つまり誘拐犯だ。
「旦那様、そんな奴らがいるんですか」とセバスチャンが言ったので、俺は間違いなくいると断言しておいた。
そして今日、全員で俺の部屋に集まって誘拐犯をサーチするので、夜の7時にセバスチャンには同席してほしいと伝えた。
夜の7時までは、何もすることがないので、動きやすいようにを王様に報告することにした。
情報が漏れることがないように、話すメンバーは王様と宰相くらいだ。
俺は、お城の貸し出されている部屋に転移した。
今回は、俺、1人で来た。
部屋に転移したあとドアを開けて、歩いている文官を捕まえて伝言を頼む。
そうすると、しばらくして王様と宰相と王子と王女がやってきた。
別に王子と王女は呼んでいないんだが、まぁ仕方がない。
やってきた4人に、オズワルド王国でも起きた誘拐事件を話していく。
4人とも顔色を変えていたが、さらに俺の言葉で目を見開いていた。
「今回の誘拐事件ですが、1つの国ではなく国家をまたいだ犯罪組織が存在する可能性があります。
つまり、どこかの大商人か、貴族か国が関与していると思われます。」
そこまで話を進めて、ここ2 、3日は、オーリス王国で誘拐があるのか、ないのか確認することを説明した。
宰相は、誘拐の事案が上がってきていると言っていた。
王様たちは、全面的に俺の協力すると約束した。
しかし俺は漏れることを恐れて、4人だけの内密にと言うことでお願いした。
そして俺は王城をあとにした。
自分の屋敷の部屋に戻った俺は、もうしばらく時間があるので、メンバーを誘って別の屋敷の温泉に入りに来た。
今回は、熊 が初参加だ、おっといけないパトリシアだった。
ダイラス連邦の屋敷の庭にある温泉に入る前に、自分の部屋に全員を転移してきた。
この屋敷でも、神獣の3人の部屋割りを決めなきゃいけない。
決めたあと温泉に入りに行った。
今の時間は3時過ぎなので、まだ明るい。
昼間なので明るいが、もうすぐ厳しい冬になってくる。
しかし、まだ雪は降っていない。
温泉の脱衣場に、それぞれが入っていく。
パトリシアは男性用に入ろうとしたので、ロゼットに引っ張られていった。
俺は洋服を脱いで、さっさと露天風呂に入ることにした。
やっぱり露天風呂はいいなぁ、と思いながら青い空を見上げている。
太陽が明るくてって言うので寒くは無いけど、空気が寒いのと太陽の暖かさが自分の体に染みいるような感じがする。
温泉の壁に背中を預けながら青い空を見上げている。
そこに、女性たちが入ってきたが、他のメンバーはタオルを巻いているんだけど、パトリシアだけがタオルを巻かず全裸で入ってきたので、全員に停められている。
「タオル巻いて」ソフィア
「パトリシア、タオル巻かなきゃ」とアリシア
「タオルまかないで入っちゃダメ」とアレク
「裸、見えちゃうよ」とイザベラ
「わしも本当は裸で入りたいんじゃが」とロゼッタ
なんてことを言いながらタオルを巻かれたパトリシアが入ってきた。
一騒動あったみたいだ。
「お湯に入ったら見えないからタオルはとってもいいんだよ」とアリシアが言った。
そうしたらパトリシアは、お湯に入ってタオルをすぐに取った。
上半身が、まだ出たままだったので胸が見えてしまった。
ソフィアとイザベラとアリシアとコリンから肩を抑えられていた。
やっとパトリシアが肩まで浸かったので、全員が安心して湯船に入ることができた。
しばらくすると全員がタオルをとったけど。
さすがにアレクも、今日は泳ぐ事はしなかった。
パトリシアを除く全員が俺の周辺に集まってきて湯船に入ってくつろいでいる。
パトリシアは、しばらく全員が俺の前に集まっているので不思議がっていたが、自分も近づいてきた。
そして、一気に立ち上がって「ご主人様、見て」と言った。
そうすると全員がパトリシアを抑えつけようとしたので、多くの人の胸が見えてしまった。
なんだかドタバタコメディーみたいだ。
まぁパトリシアは、温泉に入るのも初めてだし呼び出されたばかりだから、仕方ない。
なかなか全員の、良いものを見せてもらった。
必死で押さえつけている、アリシアの体がすごかった。
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