第192話 空間魔法 3
空間魔法で空間を作るときには、生物を入れることができない空間や生物を入れても大丈夫な空間の2種類に分けられると考えた。
生物を入れることができないのは、空気がないからだから分けることにした・
俺が普段から使っている異空間収納は、空気を入れることができない空間だ。
しかし、その特徴には、空気がないので食べ物が劣化しにくい。
と言うことを考えたら時間が止まってしまう空間は、どうだろうと考えてしまう。
時間が止まってしまえば温かいものを、空間に入れといて取り出すときには冷めていないかもわからない。
時間が止まってるわけだから腐ることもないので長期間保存が可能だ。
時間が止まる交換は以前から考えていたので、たまに使っているけどもっと精密にバージョンアップすることができればと思う。
昔、オーリス王国を戦争に巻き込もうとした帝国を引き返させるために食料を奪ったわけだけど、時々、確認してみるけど今でも変化なく腐ることもなく良い空間に存在しているから。
本当に空間魔法の空間と言うのは奥が深いと思うけど、大まかに分けて、時間が止まらない空間と時間が止まる空間と 空気が存在するかしないかと言う空間の3つだと思う。
① 空気がない時間が止まる空間(生物はいれられない)
② 空気がある空間。時間の経過しない(生物を入れることができる)
③ 時間も止まらないし、空気もある空間
そこまで考えて、俺はふと思ったことがあるんだけど、 空間の中を冷やして、それを維持することができればコールドスリープもできるのかなと。
空間と言うのは、その人が作る能力に応じて大きくなったり小さくすることもできると思うので、数10キロの空間を作ることも可能なのかもわからないけどためしてはいない。
だから、もしこの地上に天変地異が起こっても俺の空間に大勢の人を入れることができれば、生き残れる可能性もあるけど、閉鎖空間と言うのは暴力的な行為に及びやすくなってきたりトラブルの元になるので、やめたほうがいいだろう。
人間と言うのは変化があるから生きていかれる動物だと思うので、変化がない空間にいつまでもいたら、精神的にやられてしまうことや体調を落としたりすることもある。
空間魔法で空間を作ったので、誰かに見てもらいたいと思ってメンバーを集めてみた。
大きな空間の中に、それぞれの考えを取り入れながら、個室の状態で作っていった。
つまり大きな空間の中に、完全個室状態の部屋がある。
そして扉を開けようとノブを回すと、空間が開いて他の空間に行けると言う、感じにした。
普段は全く外とは接点はない空間なんだけど、あることをしようとするとそれに反応する空間だ。
例えばだけど、何も考えないでドアノブに手をかけて回そうとしても飾りのドアノブのような感じで回ることもないしドアが開くこともない。
しかし、扉を開けたいと思ってドアノブを回すと、ドアノブが回って扉は開く。
全員を集めて説明する。
目の前には何もない壁が立ちふさがっている。
ただの壁だ。
その、ただの壁の前に来て、壁を押すと横1メーター、縦2メーターの幅が外側に開く。
ドアノブをつけようかと思ったけど、ドアノブは必要がないと考えた。
つまり設定してしまえば関係がないように作った。
とにかく自分で中に入りたいとか外に出たいと思えば、横1メーター縦、2メーターの部分が作動して出たり入ったりすることができる。
つまり自分が思うところから出たり入ったりすることができるようにしたわけだ。
しかも、その装置が動かすことができるのは本人だけ、だから鍵はいらない。
今からソフィアの部屋になろうとする壁の前に来ている。
そして、ソフィアが壁の1部を押すと自然と横1メーター、縦2メーターが動いて中に扉を開く。
そして中から外に出る時も、どこでもいいから壁を押すと同じように横1メートル、縦2メートルが動き出して外側に出られる。
そして自分自身がロックを解除するカギだ。
今、この部屋の空間には、、今はベッドと布団と枕だけ。
「ソフィア、ベット以外に何か必要なものがある?」と俺が聞くと、ソフィアはしばらく考えて、
「服を入れたり、かけるところが欲しい」と言ってきたので、錬金術で洋服を入れるタンスや、ドレスなどをかけるハンガーとクローゼットを作った。
あとは‥、と俺が聞くと、今はこれぐらいと言っていた。
ソフィアの部屋と同じようにして、全員を引き連れながら、それぞれの部屋を作っていった。
そして、トイレの件も同じように説明をした。
自分がトイレに行きたいと言って壁を押せば横1メートル、縦2メートルの扉が開いて、トイレの手洗い場に出る。
つまり自分の部屋からトイレに直行で行けるわけだ。
もちろん、トイレから帰る時も同じ要領だ。
そしてお風呂も、ダイラス連邦の屋敷の温泉棟に転移するようにしておいた。
もちろん女性は女性の脱衣場に!
だから意思を持って、今から、お風呂に行くぞーっと持って壁を押すとお風呂場の脱衣所に出る。
そうすると、この空間にいる限りは、俺がいなくても、温泉に入りたいと言う意思によって、温泉に行くこともできるスタイルにした。
そのほうが便利だから。
しかしここは閉鎖空間だから、退避場所というのか、そんなに長く入ることができない空間だ。
人は閉鎖的な場所に長くいる事はできない。
やはり景色を見たり、風を感じたりしなければ!
全員には、こう言うのもあると言うことを知っておいて欲しいので避難場所と言う感じかなと思う。
期待したのに使えね〜
こんどエロ本でも隠しておくか?
持っていないけど‥
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お読みくださりありがとうございます。
ブックマーク、ハートマーク、星マーク、評価も、感想も多くの方に応援いただき、大変、励みになっています。
頑張って更新できます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます