第25話 ランク上げ
今回は20匹のウルフの討伐と依頼の報酬と魔石があるので、前回よりはお金が多いんじゃないかと期待した。
俺たちは村から冒険者ギルドがある街への旅をしている。
また、村から町までは二日かかるから。
村を出る前に、ウルフの肉は、売り物にもなるし、魔石も回収しないとお金に変えることができないので、俺は、いつもやっているような感じで異空間収納を開き、そこにウルフを回収した。
一瞬で異空間収納を開いてウルフを収納したので近くで見ていた3人から、すごい目を向けられた。
何気なく使ってしまった自分の異空間収納なんだが、特殊なもので使っている人は、ほとんどいない。
自分では普段使っているものなので、あまり特別感がなくて気がつかなかった。
村に到着する前に、ウルフを1匹だけ異空間収納から出して引きずりながら村に到着して、そのウルフと牛を焼いてもらいながら宴が開かれた。
あとがきだけどね
村を出てからギルドがある街まで2日かかりながら歩いてきたが、今回は雨が降ることもなく無事に到着することができた。
そして街の塀の門番のところを過ぎて直行でギルド支部に行く。
ギルド支部に入っていくと空いている受付のお姉さんに、依頼達成しましたと言った。
「ギルドカードを提出してください」と言われたので全員のギルドカードを提出しながら、何の依頼を受けたのか確認してもらいながら、自分たちはウルフの魔石と依頼の村長さんのサインをした羊皮紙を見した。
そうすると受付のお姉さんは、確認が取れたみたいで袋に入ったお金を差し出した。
いくらぐらい入っているかわからない袋を差し出されたので、銀貨が20枚入っていると言われた。
銀貨20枚と言う事は、ウルフが20匹いたので大きさに関係なく1匹につき1銀貨と言うことになる。
一番最低のお金が銅貨なので、銅貨の上が銀貨、銀貨の上が金貨になり、金貨の上が白金貨と言う。
白金貨はめったに街に出る事はなく、使うことも少ないが、俺は、生前の俺は持っている事は持っていた。
銀貨20枚を4人で平等に分けることにする。
一人当たり銀貨5枚だ。
俺たちが今泊まっている安い宿は、1日、銅貨2枚だ。
朝食はついているが、夕食は選べるので料金の中に入っていなくて日替わりで違う。
でも今回は3人とも、俺が何気なく使ってしまった異空間収納を聞いてこなかった。
集中攻撃されるかと思ったけど、ほっとした。
でもなんだか、女性陣が時々何も言ってこないのに、チラチラこちらを見ることがある。
何か言いたいことがあるんだろうか?
こんな感じで、しばらくは4人のパーティーメンバーでギルド支部で依頼を受けて討伐をこなしていった。
経験値とランクを上げなければいけないので。
早くFランクから、上位ランクに行かないと。
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