地味な県の子どもがほしくて地味にがんばる県民のエッセイ
野林緑里
不妊治療
子供が出来ない
私は晩婚である。
彼氏という彼氏もいないままで過ごしてきていて、仲のよい人も次々と結婚していった。
十年ほど前に参加した同窓会で小学生のころに気になっていた男の子がうれしそうに「来月三番目が生まれるんだぞ」といったときは正直ショックだったなあ。
二十代前半で結婚したのかーい!
私は彼氏すらいねーんだぞ。
そんなことを考えたりしたものだ。
それから二年ほど彼氏ができない私に同僚が紹介してくれた人がいまの旦那だ。
けっこう年離れているんだけど、なんと漫画やアニメ好きという共通点がありすっかり意気投合した。
それから、トントン拍子に結婚したわけだが、あれから数年。
私たちの間には子供ができないでいた。
いろいろと悩んだすえに私たちは不妊治療を行うことを決意したのだ。
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