第一集

・高校時代の話ですが、自分が在学するよりもっと昔、生徒が学校の屋上から飛び降り自殺事件がありました。落ちる場所が悪く、渡り廊下の屋根にぶつかったそうです。その事件以来、この話題を学校で話しているとその時に亡くなった幽霊が現れる、と学校で伝わっていました。

    当時、自分のクラスがある教室がその渡り廊下の真上にあったのですが、放課後に窓際で友達数人とその怖い話を語っていたのですが、『今までそんな事件聞いたことはないし、嘘だろう』と言いながら窓から渡り廊下を見下ろしたんですよ。

本当に一瞬だったのですが、灰色なのですが血で濡れているのが分かる人型が、学校の壁をよじ登ってくるのが見え、思わず声を出して後退りました。それ以外、怖いことは起こらず、もう校舎が壊されたので『話をしても大丈夫だろう』と判断し、お話しました。(宮城県)

 

 

 

・体験談です。少し霊感がある私は霊だけで無く嫌なモノや、そこに残された強い思い等を稀に受け取ってしまいます。

    近所で火災があり、一軒家が全焼。50代の母親と20代の娘が亡くなりました。それだけでも痛ましい事件なのですが、この話には裏がありました。

    実はその家の前が学校の登校班の集合地だったので、嫌でも焼けた跡が見えます。何も居ませんでした、しかし焼死した割には強い恨み・悲しみ・吐きそうな程の気持ちが流れて来て、皆は野次馬根性で見ていましたが私は直視出来ませんでした。後から親に聞いた話ですと、あの火災は娘が火を放ったそうです

    娘さんは某真理教の熱心な信者で、教祖が死刑判定が出た事に怒り・悲しみ、狂ってしまい生きたまま母親を道連れにして自殺をしたそうです。母親は信者ではなく本当に道連れにされただけです。

    今はアパートになっていますが、某サイトにも載っていて何故か入居しても続かないそうです。(埼玉県)

 

 

 

・小学校(1992年)の頃の話なのですが、七夕飾りを全校生徒で作ってる時に木造の旧校舎で騒ぎがありました。ある生徒が頭に足が生え、本来の足の所が手、本来の手の所が足と言う血まみれの少年を見たそうです。後日、集団ヒステリーと言われましたが元々墓場だった所に建てた学校なので誰も集団ヒステリーなどとは思いませんでした。 

    現在も学校裏は墓場と寺があります。なので、冬場は暗くなるまで学校にいると墓場から人魂が飛ぶのが見えるとか、旧校舎に幽霊が出るとかの噂は絶えませんでした。

    学校裏の墓場には『倒れ墓』と言う墓石が倒れたままで、起こすと祟りがあると言う伝説がある墓があったり。その墓を放課後にイタズラして熱出した子がいたりしました。(宮城県I市) 

 

 

 

・夕方に小学校にある大きな姿見に向かって「ロシア兵」と三回唱えると、深夜に日露戦争で戦死したロシア兵がやって来て、唱えた者を連行するという噂がありました。連れていかれた者は、二度と帰れず、また、ロシア兵の姿を見た者も同じく連れていかれるそうです。

    ロシア兵から身を守るには、○○神社の御守りが効くとされました。ちなみに、連行されると人々の記憶からも消されるので何人連行されたかは分からないそうです。

    田舎で語られていた怪談ですが、何かの原型はあったと考えています。あるいは「鏡への呪文」「連行される系」「兵隊」「帰れない系」…様々な怪談の断片が掛け合わされた混血なのかも知れません。(千葉県)

↑鏡の前で名前を3回唱えると聞くと、ブラッディ・マリーの話が元ネタになってるような気もしてしまいます。(フォロワー様より)

 

 

 

・私の母親が卒業した学校は、運動会には必ず雨が降り、順延になることもままある状態だったと聞いています。

    その理由が、学校の敷地に昔からある小さな石組みの社の側で草刈りをしていた用務員の男性が、首に白い輪のある真っ黒なヘビを誤って草刈り鎌で傷つけたからだ、という噂があったそうです。(長野県)

 

 

 

・霊的なものとは離れますが、私が体験というか今も尚気になっていることがあります。 

    同級生が行方不明になってしまったままなのです。この生徒の両親が離婚し、母親の実家(千葉県?)に行く為転校したのですが、程なく父親の元に戻りまた私達のクラスに戻ってきたのですが、また母親の元へ戻るからと転校、この様な状態を何回か繰り返していたある日、先生から「その生徒の居場所が分からないようになってしまった」と一言。

    何かあったのでしょうが結局そのままの状態になり私達は卒業を迎えました。様々な憶測が飛び交いましたが結局今まで真相は分からずじまいです。余りの不可解さに今でもハッキリと覚えている事件です。

    隠さなければならない事態であるならば教師はもっと別の言い方をするはず。それをキッパリと「居場所が分からない」と。本当に不気味です。仲良しではなかったですが、遊んだことは何度かある子でした。(長野県)

 

 

 

・私の中学校はいわゆるマンモス校でした。

当時殆ど使われていなかった旧校舎に南館があるんですけど、二、三階は教室、一階はラグビー部のサンドバッグが置かれてあったり、私達がたまり場にしていたりしていました。

その南館なんですけど、窓一面にベニヤ板が貼られているのです。ある時、教育実習生が来て、ちょうどそのベニヤ板に関するお話を聞きました。

2、30年前、女の子が投身自殺をしました。その事故が起こったある時、授業中に男子生徒が「あ」と窓の方を見て声を上げました。どうしたのかと先生が尋ねると、人が落ちるのを見たというのです。しかし、その下には何もありません。

それ以降、人が落ちる様を見たという生徒が次々と現れ、遂には先生の中にも見たという人が出る始末。とうとう学校でも対応することになり、落ちるのが見えた窓をベニヤ板で塞いで回ったのだそうです。

また、廊下の曲がり角を長身の黒い影が歩くのを見かけて、後を追ってみても誰もいなかったこともあります。

他にも、姉から聞いた話がありまして。踊り場のトイレの前に合わせ鏡があるんですけど、その鏡に少女が鏡の奥から張り付いて、じっと睨みつけているそうです。これは、深夜に少女が「鏡よ鏡、あちらの世界に連れておくれ」と唱えて、本当にあちらのの世界に連れて行かれたそうで。その少女が鏡の中から睨みつけているのだそうです。(大阪府)

 

 

 

・小学生の頃、舞台の袖に双子の女の子がいると話題になりました。不思議と見たという人が続出してました。普通の住宅地の学校です。(東京都)

 

 

 

・私の通っていた高校は元々刑務所でして、石碑も建っています。そんな学校の一角にコンクリートで何かを埋めた不自然な場所があります

    話によると炭鉱に繋がる地下トンネルで、当時はここから囚人を連れていき、強制労働をさせていたそうです。

    ある時、粉塵爆発が起き、囚人が事故に巻き込まれるという事故が遭ったそうです。そのせいかどうかは分かりませんが、夜に校庭で囚人の霊を見たという生徒が多くいます。

    また、中には“何か”を見て亡くなってしまった生徒もいるんだとか……。(福岡県)

 

 

 

・中学二年生の頃の話です。その学校は教室などの鍵閉めを部活動ごとにローテーションで回していました。私は吹奏楽部に所属していたため、時折鍵閉めをしていました。

ある時、吹奏楽部にカギ閉めの順番が回って来たので、私は友人と夜の学校を回りました。三階の音楽室から、順に回り、二階の理科室にやって来ました。「何か出そうだね」などと言いながら施錠をしていると、突然理科室全体がガタガタと音を立てたのです。そして更に友人が「視線を感じるし、何かあそこが光っている」と言い始め、私達は一目散に教室を出て行きました。(福岡県)

 

 

 

・中学校の頃、運動場にあるらしい自殺した生徒の墓を見つけると殺されるという噂がありました。(福岡県)

 

 

 

・中学時代、音楽準備室にある小さな鐘に、女の人が映るという七不思議があったそうで、私が視える事を知った同級生に何も言われず無理矢理引きずっていかれ、いきなり目の前でドアを開け、『何か視える?!』とふざけ半分好奇心半分、若干(視えるなんて構ってちゃんやろ?)的な空気で言われました。

    その時の私の視界には、ドアを隔てたホンの30センチの距離で、頭2つ大きい異常な背の高さの女性と思われるモノが無表情で見下ろして来ているのを必死に目を合わせないようにするばかりで、絞り出すように『なんの事言ってるかわからない』と言い、全力で気付かないフリで教室に戻りました。目線も全く合わないのに、こちらを凝視しているのがハッキリ分かるほどの存在感で、内心は恐怖と同級生への怒りで無茶苦茶でした。

    後日そのことを教えて、二度とあそこへ近づくなと言いました。でも、嘘だと思い込んだ一人が、準備室の中で鐘に向かって、私が視えた光景を話したそうです。

    その後しばらく、学校内で一人になった時、足音や気配を感じ続けましたが、幸い私よりもずっと力の強い姉がいたからか、家までついてくる事はなく、卒業まで準備室には近づかないようにし、無事卒業しました。強烈な記憶として残っている話です。(兵庫県)

 

 

 

・中学生の頃、学校の百葉箱が壊れてしまったので、修理して建て直すことになりました。私は当時科学部所属ということもあり、それに協力していました。

そして、いざ、新しい百葉箱を建てようと地面を掘ると、なんと卒塔婆がザクザク出てきたのです。更に掘り進めていくと墓石も発見。幸い、その後住職さんに供養していただいたため、私の身には何も起こっていません。(長野県)

 

 

 

・昔、合宿棟の近くに植わっている木で自殺してしまった生徒がいたり、本棟から飛び降りた結果、本棟から合宿棟に繋がる渡り廊下の屋根に当たり亡くなってしまった生徒がいたそうです。

    それ以来何故か合宿棟ではその手の噂が絶えず、実際泊まった事のある友人に「合宿棟ってヤバいの?」と話を振ったところ、

「呻き声がする」

「ヤバい部屋があって、そこに当たったら眠れない」

「本当にヤバいとこは閉鎖されているらしい」

    などと、然程仲良くない筈の人でさえ話に入ってきた程なので、どうやらガチのご様子でした。中には当然「そんな変な事はなかった」という話をする人も居ましたが、体験談を話してくれた友人達の熱量が凄かったので、その人達は間違いなくそういった体験をしたのでしょう。

    10歳以上年が離れている後輩達も、由来はともかく「合宿棟には出る」という話を知っている子もいましたから、未だにいるんでしょうね。ただ、何故合宿棟なのかは、私も分かりません。

もうちょっと上の世代じゃないと分からないし、知っていたとしても話してくれるかは分かりません。(都道府県不明)

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