第5話かすかな感情
俺「今日はさんざんだったな…」
今日はさんざんだった。社長は来るし、水野さんの対応もきつかった。
水野「fだぞーf おっぱいおっぱい。」
俺(しつこい!!)
田中「瀬戸!今日は疲れたろ!飲みに行こう!金は俺がだそう!」
中下「いいね~私も行く~」
田中「おう!」
水野「私も混ぜてくれ~。」
田中「多い方が楽しいからな!いいぞ!」
俺「金出すって…マジで?金欠だったからマジ助かる!…でも一回家寄らせてくれ。」
田中「別に良いが…なんで寄るんだ?」
俺「まぁ、色々あってな。」
そして俺は一回家に帰ることにした。
俺「ただいま~。」
包蒸「消影!!腹減った!」
家によったのはこの厄介者が原因だ。
俺「ほれ、蒸しパンやるよ。」
包蒸「やったぜ!!」
俺「じゃあ俺は田中達と飲んでくる。」
包蒸「待った!」
俺「なんだよ…」
包蒸「私もつれていけ!!暇でしょうがねぇ!」
俺「…わかった。いいが、服装をなんとかしろ!!」
俺「その…何て言うか…目のやり場に困る服!」
包蒸「たが…もらったお前の服でかくてぶっかぶかだ。」
俺(何か逆にエロい格好になっとる…!)
俺「じゃあせめて上の服のボタンは閉めとけよ。」
包蒸「了解だ。」
なんやかんやで俺は包蒸を連れて田中と約束していた居酒屋に向かった。
俺のマンションから近い居酒屋だったので歩いて向かった。
歩いているときに妙に視線が寄せられる。
俺「なんだなんだ?」
包蒸「私達の顔になんかついてんのかな」
俺は回りのチャラい男の反応を見て何となくを察した。
何と包蒸は人間の中だと美女らしい。
これが…?と思って包蒸をじっと見つめると包蒸が「な…なんだよ」といって照れた。
俺「いや、たぶん俺らが見られてる理由お前だぞ。」
包蒸「そうだとしてもなんでわかったんだ?」
俺「多分ここの世界だと多分お前は美人なんだよ。前例がないくらい。な。」
包蒸「顔なんか見ても何の得も無いんだけどな。」
と包蒸は少し困っていた。
俺はめんどくさいので人混みのなか包蒸の手を握って走って飲み屋に向かった。
俺「はい!失礼!」
飲み屋の前につくと包蒸が固まっていたので声をかけた。
俺「はやく入るぞ。」
包蒸「あ、ああ。(なんだ?この複雑な気持ち…)」
田中「瀬戸ォ!待ちわびたぞ!」
中下「みんな揃うまでお酒抑えてたんだよ~」
水野「そうらぞ~。」
俺「水野さんは飲んでただろ…絶対。」
中下「ん?横の子はだれ?」
田中「その子が噂してた子か?」
俺「ああ。居候の瀬戸包蒸だ。」
包蒸「なぁなぁ消影。酒ってなんだ?」
中下「かわいい~ちっちゃい!」
包蒸「ぐっ…」
俺「お前もしかして身長コンプレックスなのか?」
包蒸「消影、私も酒ってやついいか?」
俺「いいが、お前多分酒弱いぞ。」
水野「そにょこはられゃなぇゃの?」
田中「この子は消影の同居人だ!」
俺「ろれつ…」
そういって俺が振り向いた先に見えたのは嫌な光景だった。
何と包蒸が酒を一気飲みしていた。
俺(俺が酒弱いの知ってんのかコイツゥ!!)
田中「ダハハ!いい飲みっぷりだな!」
俺は田中に小声で言った。
俺「包蒸はこれが初酒なんだ。酒強くなけりゃマズイ。」
田中「そりゃまずいな。」
そう話しているときには遅かった。
包蒸「消影…体が熱い。何で?」
俺は目に手を当てあきれた。
包蒸「くらくらする…」
その言葉を最後に包蒸は寝てしまった。
田中「この子瀬戸並みに弱いんだな。酒。」
俺「あぁ、だな。」
水野「…お"っぱい!!!」
水野さんも結構酔ってた。
~第6話に続く~
新コーナー。作者のプチ豆知識
米を噛むと甘くなるのは唾液の消化酵素アミラーゼと言う成分がデンプンからブドウ糖や麦芽糖に変化させるかららしいよ!(物語とは無関係)
バリアントドッペルゲンガー おと! @kyoudakekaerimasu
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