バリアントドッペルゲンガー
おと!
第1話居候
俺はこの家にやってきた居候足るものに今驚いている。そこで、居候がやってくるまでの経緯を整理しようと思う。
ジュージュー…
(ニュース音)37歳の男教師が15歳の少女にわいせつな行為をしたとして…
俺はいつも通りテレビをつけながら朝飯を作っていた。台所からテレビが見えるのだが、俺は料理中テレビよりも育てているサボテンに目がいった。
(水やってないな今日。サボテン。)
「水やるか…」
俺は台所から離れてサボテンに水をやることにした。
サボテンに水をやろうとテレビ前の机に近づくと、
ベランダからガシャーン!!と何かがぶつかったような音がした。
「今日はずいぶん忙しいな…」
そういいながらベランダを除くと、
「えぇ…人?」
自分の家のベランダに人が倒れていた。それも小柄の珍しい服を着た女の子だ。
「見た感じ意識はあるっぽいな…」
家の中にいれるのもなんなので、意識の確認と傷の確認だけした。
俺が意識の確認をしていると、次の瞬間
「おっはよーーー!!!」と言いながら
女の子は飛び起きた。
俺は久々に驚いている。自分でいうのもなんだが、驚いても無理はないだろう。なぜなら急にベランダに人が倒れていて、その上その人が急に飛び起きたのだ。
女の子は起きた後に不思議なことを言い始めた。
「ん?お前。"瀬戸 消影"か?」
女の子は俺の名前を知っていた。でも俺の顔は知らないらしい。俺に確認をしてきた。
俺「あ…うん。そうですけど。」
女の子「え"っ…ニャッハハハ!!にてねぇ!」
俺「何が…(汗)」
女の子「自己紹介が遅れたな。ワタシの名前は瀬戸 消影。お前のドッペルゲンガーだ。」
俺「えっ…頭打ちましたか?大丈夫ですか?」
女の子「打ってねぇよ!!!」
女の子「…まぁ無理もないな。ドッペルゲンガーとして送られてきたのに、容姿も声も性格も全く似てない。」
俺「それもう普通に他人では??」
女の子「ノンノン、一応思考や能力値なんかがお前とそっくりだ。」
女の子「支配しやすいようにお前ができないことは大概出来るようになってるらしい。」
俺「はあ…」
女の子「あ、」
俺「どうしました?」
女の子「計画なしにこっち来たから泊まるとこも金もまったくねぇな!ここ泊まるぞ~。」
俺「やだよ!」
こうしてこの少女との奇妙な日常が始まることとなったのだ。
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