藍菜と夢子のお漏らしとおねしょな日々
@kalula
1話 藍菜ちゃんのおねしょ
私は藍菜。17歳の女子高生。
でもおねしょが治ってない。
今日もおねしょをしてしまい、双子の妹の夢子にバカにされる。
「本当にお姉ちゃんは駄目だね。恥ずかしくないの?」「うぅ……」
「ほらっ!早く脱いでよ!」
「ごめんなさい……」
妹は私のパジャマを脱がすために近づいてくる。
「やめてぇー!」
私は思わず叫んでしまう。すると妹の動きが止まる。
「……何?嫌なの?」
「いや、その」
「じゃあ自分で脱げばいいじゃん!!」
「ごめんなさい!」
結局私が謝りながらパンツとパジャマを脱ぐことになった。
「もう最悪だよぉ~」
「うるさいわねぇ」
そう言いながらも洗濯をしてくれる妹はとても優しいと思う。
「それにしても、この歳でおねしょかぁ……。まあ私も小さい頃はよくしてたけどさぁ……」
「え!?そうだっけ!?」
私は驚いて声を上げる。
「うん。幼稚園の頃とかは毎日だったし、小学校上がってからも週に一回くらいはしてたかも。まあお姉ちゃんのお世話で忙しかったからあんまり覚えてないんだけどね〜」
「そっかぁ……。大変だったんだね」
「そうだよ〜。だからお姉ちゃんには感謝して欲しいよね」
「はい、ありがとうございます」
「よろしい!」
こんな感じでいつも通り会話をしながら朝ごはんを食べる。
ちなみに今日の朝食はご飯とみそ汁とお漬物という簡単なものだった。
「それじゃ行ってきます!」
「行ってくるね」
「はい、気をつけてくださいね」
お母さんに見送られて私たちは家を出る。
「やっと学校終わったぁ!今日も疲れたね〜」
「そうだね。早く帰って寝たいかも」
「本当だね〜」
私たち姉妹はそんなことを話しながら帰路につく。
家に着き、玄関を開けるとリビングの方からお父さんの声が聞こえてきた。
「ただいま〜」
「おかえりなさい」
どうやらお父さんは誰かと話しているみたいだった。
「誰と話してるのかな?」
「わからない」
私たちは靴を脱ぎ、廊下を歩いていく。そしてリビングの扉を開けるとそこには知らない男の人が立っていた。
「どちら様ですか?」
「初めまして。僕は君のお父さんの後輩です。君たち2人の今後のことについて話しに来たんだよ」
「今後について?」
「はい。単刀直入に言うと、君はこのままだと一生おねしょが治らない可能性が高いんです」
「え?」
私は言葉を失った。
「嘘ですよね?」
私は父の後輩という人に向かって質問する。
「残念だけど事実なんだ。そこで僕が治療に協力することにしたんだ」
「協力って何をするんですか?」
「それは今から説明するよ」
そういうと彼は紙を取り出し説明を始めた。
「まずは薬について説明するね。これは毎晩飲んでもらうことになるんだけど、これには睡眠の質を高める成分が含まれているんだ。それと利尿作用もあるから夜中にトイレに行きたくなっても我慢せずに必ず行くこと。これが守れなかった場合、次の日からの治療はできないと思って欲しい」
「わかりました」
「次におむつなんだけど、これは履かないほうがいいよ」
「どうしてですか?」
「おねしょは精神的なストレスが原因になっていることが多いんだ。だからできるだけ普段通りに過ごすことが大切になる。なので、おむつは使わないようにしよう」
「わかりました」
私は落ち着いて返事をする。
「最後にこれを渡しておくね」
そう言って彼が取り出したのは、ピンクの花柄の可愛らしいショーツだった。
「これってまさか」
私は顔を真っ赤にして尋ねる。
「うん、女の子用の下着だよ。おねしょが治るまではこれを着てもらうからよろしくね」
「はい……」
私は恥ずかしくて俯くしかなかった。
「それじゃあまた明日来るからね。頑張って治していこう」
そういうと彼は帰っていった。
「なんか大変なことになってきたね」
「うん……」
私は恥ずかしさでいっぱいだった。
「でも大丈夫!私も一緒に頑張るからさ!」
「うん。ありがとう」
私は少しだけ安心した。
「ところでさ、お姉ちゃん」
「ん?何?」
「おねしょっていつから悪化したんだっけ?」
「中学生に入ってからだよ」
「そっかぁ。じゃあもう5年くらい続いてることになるのかぁ。そりゃ辛いよね」
「うん……」
「よし!そうと決まれば作戦会議だー!!」
「え?どういう事?」
「おねしょが治るように作戦を考えるの!!何かいいアイデアある?」
「う〜ん……」
正直何も思いつかない。
私が悩んでいると、
「お風呂に入ってリラックスするのはどうかな?」
「いいかもしれない」
「あとは寝る前にスマホを見ないこと。ゲームとかは禁止ね」
「わかった」
「後は……寝る時はベッドにバスタオルを敷いておくとかかな」
「それ採用!」
こうして私たちは寝る時の工夫を色々と考え始めた。
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