第7話 まさか

「ーー普通にしていればそこそこの男なのになんで、そんな風になったの??」


「ーーオレ、実はホモだったんだ。。前までは男しか好きになれなくて。。」


ーーはい??ホモ??何言ってんの??


話についていけない。。

頭がクラクラする。


私の頭の中が、煙を出して壊れてしまいそうだと思った。


「ちょっと待って!!ーーホモが何で今私と付き合っている訳?」


「この頃、やっと女もいいかなぁって思い初めて。。」


ーーえっ?何でそんな趣味が突然変わったの??


「わかんない」


彼の言っている事は、、元々、彼はゲイである事。そしてここ最近女もいいかなぁ?くらいに思い始めたと言う事。。

その繋がりで、化粧や女装を趣味にしていたのだと言う話?ーーなのだろうか??


うーん。

ゲイだとかそう言う話は、ニュースでしか見た事がない。。

人の話でしか聞いた事がない。


それがーーまさか、こんな目の前に。。


明日は私の両親に会って、食事会をする。こんなタイミングでこんな話をされるとは。。


彼の記憶の中に何かしらの問題があるだろう事は明らかだった。


でも、明日をどう乗り越えるか。。

その夜、私はなかなか眠りにつく事が出来なかった。。


そして私の親とのあの食事会へ繋がる。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る