第2話 回想、告白

「浜崎さん。。私とお付き合いしてください」


私はこれ以上ないくらい、深々と頭を下げた。。


「ーーえぇ??こんな男でいーんですか?」


それ程、深く彼の事を知っている訳ではないが、初めて会ったあの時、彼に一目惚れしたのだ。


ずっと。。

ずーーっと、彼と二人で生きていきたい。。

私にはその想いを抑えられなくなってきた。。


そして告白。


何て返事が返ってくるだろうか?


多分、私今顔が真っ赤だ。。

恥ずかしい。。

顔が上げられない。。


「ーー僕で良ければ、よろしくお願いします。。」


パァァァ。

表情が明るくなっているのは、自分でも手に取る様に分かった。。


「ーーすいません。今の言葉、もう一度言ってもらってもいいですか?」


私は言った。

聞き間違えかも知れない。

私一人で、いい方向に聞こえちゃっただけかも知れない。。


「ーーあぁ、僕で良ければお願いします」


間違いじゃない。。

私はそれを確認したかった。。


自然とにこやかな笑みが溢れる。

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