彼女と僕のみち
バブみ道日丿宮組
お題:くだらないぬるぬる 制限時間:15分
彼女と僕のみち
「これはいったいどういうことなの!」
彼女が部屋にきて、数分後。彼女は激おこぷんぷん丸だった。
「こういうのは買わないでっていったでしょ!」
彼女が手に持ってるのは、ピンク色の物体。いわゆるピンクローターだ。振動してるそれを乳首に当てたり、陰部に当てたりするのが主流だ。
ちなみにぬるぬるにするローションのボトルも彼女は手に持ってぶんぶんしてる。
「ど・う・し・て! って聞いてるでしょ!」
「……それは使うからに決まってるじゃない」
ぼそりと一言。
当たり前だけど、使うから購入したのだ。使わないなら購入しない。
というか……隠してたのになんで見つかったんだ?
トイレに行ってた数分数秒の満たない時間でいかにして発見したのか。隠すところは少ないけれど、見つからないって場所に入れてたのになぁ。
「私がいるのにどうして使う必要があるの?」
「……毎日できるわけじゃないじゃん」
素直な感想。
毎日相手を伴う性行為をする人はいない(はず)。
だから、一人で慰めようと思った。
それで購入したのかアダルトグッズだった。
「だから、一緒に住もうって言ってるじゃない! おかあさんだって許可してくれたでしょ」
彼女は同棲をいつも要求してくる。
これは小さい時から一緒。あの頃はお泊り会みたいな感じで、週末は結構行ったり来たりした。そのたびに僕はおもちゃにされた。中学の頃なんてやめてっていってるのに、痙攣するまで愛撫されたぐらいだ。
そういうこともあって、同棲というのは恐怖でしかない。
彼女が好きなのは変わらないが、性欲が強いのはちょっと……あれなのだった。
「恋人がいるのにそういうことするのはなんか嫌なの」
「……そうなの?」
「うん、だから一緒に住もう?」
高校生で同棲というのはいかがなものか。
一人暮らしが二人暮らしになるぐらいの変化しかないが、考える余地もあるかもしれない。
「じゃぁ考えてみるから、それとりあえず返してくれる」
大・激・怒だった。選択肢をミスったらしい。とほほ。
彼女と僕のみち バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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