第7話♯愛は勝つ

走って彼の部屋に着くと

彼はいたって普通に

部屋に通してくれる


『座ってて』


飲み物用意するからー


ソファーに座るように言われたけど

私は彼の後を追いかけて、

キッチンで飲み物を

用意する彼の背中に抱きついた


『おぅっ どした?』


勢いよく抱きついた衝撃を

受け止めながら、

いつもみたいに

ふふっと笑って私に聞いた




『好き…蓮くん…

大好き……』



彼は


『ありがと』


って優しく微笑んで、

抱きしめてる私の手を

ぎゅってしてくれた

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