第11話 やられた



コンビニを覗き、バス停を見・・・

しかし頭の覚めてきた俺はある事に

気づいた。


👠👠ハイヒール‼

お姫様抱っこした時、手に持てない

からスーパーの店員さんに頼んで5円の

袋を買った。


依織の注文の品と別の袋の

ハイヒール。


何故か店員さんは、苦笑いを浮かべ

「彼女さんに私まだ28です。

おばさんじゃありません!

ってニッコリお伝えください。」

キッ


「は?はぁ すみません。」

ペコリ

足元には五、六個の綿菓子が

散らばり慌てて精算した。


又袋が増えた。


綿菓子と袋とハイヒールと

依織を抱え

マンション迄ヒーヒー言いながら

帰りついた。


その時袋に入れたままの

ハイヒールは入口にある高い

棚の杭に掛けてある。



身長158の依織に届くハズが無い。


‘`,、 ‘`,、’`,、‘`,、 ‘`,、’`,、

依織は、まだ籠の中に居る‼


そう

確信した俺は、慌てる事は無い

と思い直し近くのパン屋へと向かった。


50代の夫婦が経営している店で

評判がいい。


俺は依織の好きなアップルパイと

カスタードクリームがドッカリ入った

白いクリームパン、ピザを買った。


パンの甘い匂いと

ピザの匂いに包まれ

マンションへと帰りついた。


(՞ٹ՞ニヤリッ

「フウ↘あ〜疲れたワ。」



「・・・・・・υ」


俺はリビングのカーテンがやたら

揺れているのに気づいた。


『ふ〜ん。そこか?』(๑ ิټ ิ)


匂いが届かないわけが無い。紙袋

にドッサリと入ったパンを食いしん坊

な依織が気付かない理由がない。


「あ〜珈琲沸かそう。

エスプレッソ、誰かさん好きだよな!

そうそう焼きたてのパン買ったんだ

ohー うんまソー。」




『エッ‼ま、まさかのマサか?』




聞き覚えのある野太い声に ⊙⊙‼

依織はカーテンをずらして見た。

そーっと、そーっと‼


グレーの上下のジャージ、

背中が見覚えある

マッシュウルフのチリチリ髪。」



『アッー!!!!アーツ‼奏月 ꒪0꒪ウワッ‼』

どおしょう。

チラ

でもー お腹空いた・・・。


もう三時おやっの時間じゃん。





俺は珈琲を入れにキッチンへと

向かう時ワザと

焼きたてアップルパイを

テーブルの端っこに置いた。



『やったぁあ😆♥アップルパイ

美味しそう。』

カーテンの横にバックと服を置いて

ハンカチを取り出しポロポロパイ

生地が落ちないように屈んで

リンゴのサクサク感パイ生地の

パリパリサクサク ˊ ꇴ ˋᵞᵘᵐᵐᵞ



「はい、エスプレッソ‼」


「ありが・・・?

と・・・あっヤバ‼」



上からまだセットされていない

ボアボアの髪の下から覗く澄んだ

丸い瞳


ポッ

⸝⸝⸝•_•⸝⸝⸝ ♡︎♡︎カッコイイ


奏月は顔を近ずけて「美味しい?」




///>_<///『み、みないで‼』

依織はコクコクと頷いた。




「顔赤いよ、どうしたの?」

キッチンのテーブルへと依織の手を

引いて椅子に座らせた。



「なんか言うことは?」


「あ‼・・・昨日の事、覚えてなくて

ゴメンなさい、迷惑かけて

スミマセン。」



「そうじや無くてーサ。」

奏月の声に・・・ん?


依織は赤い顔をぷっくらさせて

ŧ‹”ŧ‹”リンゴをシャリシャリゴ

クン



「な、なんで しょうか?」

ゴクン




「俺の彼女をやめた

じゃない

放棄した、ダロ

依織は俺を嫌い な、の、か?

別れたいのか?」


「え﹏‼ あの人は?

それに真奈先輩は?」



「あ、八重か?

あいつは俺に近づく為後輩と

付き合ったらしい。

後輩には、あんな女とは切らせた。




女には、手を出さないつもりだった

けど後輩を侮辱したからぶっ

飛ばした。


お前を挑発したとかいいやがって

タダじゃおけねーし。」



「ズブブブブッ☕ゲホゲホ

え‼ ぶっ飛ばしたぁ〜」



「うん。

ピザも食べろホイ

依織に買って来たんだ

ガサゴソガサガサ

ぜーんぶ食べていいぞ‼」



やったぁあ😆


「じゃなくて真奈先輩は?」


奏月は買って来たパンを

デカい皿に並べ始めた。


「あ、あぁ、あいつね‼ホテルに

行った。

ってか引っ張り込まれた。」


「え‼ ホ、テ、ル?」


それまで勢いよく食べていたpizzaを

ポロン・・・


「しょうがねーだろ!

風呂入るって言うから酒飲んでの

風呂は危ねーんだよ。


風呂から上がったの見届けてから

直ぐお前を迎えに行ったんだよ。


疑ってる?ヤってないからな‼

そんな🐶や😸じゃあるまいし

チャ、チャ、チャと出来んワ。


しかも俺、お前だけだし。」


奏月は依織の頬に着いたリンゴの

ジャムをなめた。


『♡///>_<///♡だから近い

近い』

赤い顔をしながらも依織は確認

したかった。


「じ、じゃぁ真奈先輩は?

置き去りなの?」


「うん。興味無いしな‼

俺を真面目な純情男とカン違い

してんだろ‼

笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑

やらせて、従わせる女王様

のつもりジャネ‼」



ポカ──ン「あ、そうなんだ。」


「前ホテルでバイトしてた時

用があってその部屋行ったんだよ。


なーんか胸騒ぎしてな、

ドア叩くけど出ないし


フロントに話して開けてもらったら

風呂にたおれてて

救急車来るまで

人工呼吸やったワ

フロントからAEDきたんだけど

救急隊来るまでそのまんまだし

意味ねーわ!


水泳の時習った人工呼吸で

助かったしな。」


「そんな経験あったの。」


「うん。第一発見者だから

色々大変だったけど、助かって

ホッとしたよ。」



「な、話はどーでもいいんだけど」

奏月はクイッと依織の顎をもちあげ


「で‼俺の事すき?

嫌い」


「///>_>///ダダ大好き・・・デス」


チュッチュッチュッ

「俺もすきだよ。

アップルパイとカスタードクリーム

の味がする。」



🐺が赤ずきんちゃんを捕まえた。


「待ってぇー待って〜え」


🐺全開ガウー。


「依織も直ぐアップルパイに

噛み付いただろー


気持ちわかるよな‼」


「ヒエーお腹すいてたから・・・」


「俺もお腹空いてるんだよ。ガウ🐺」


「俺の事は?」


「大好きです。」



「ぷぷぷ!だろ‼」





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