ある日のハロウィン日記② 番外編
ハッピーハロウィ~ン♪
この三日の間にそれぞれ準備しました!
サーヤたちは、ジーニ様が複製っていう魔法でいっぱい出してくれた折り紙で、
〖サーヤの大切な折り紙だもの。オリジナルは大事にしまっておきましょうね〗
「あい!あいがちょ!」
わ~い折り紙使い放題!
『悪いなジーニ様』
〖いいのよ♪主神にも複製の了解を得たしね♪うふふ〗
『そ、そうか』
紐に三角の飾りいっぱいつけたり、かぼちゃのお化けを作ったりししたよ。
布被ったようなお化けは、絹さんが休憩時間に
きゅるる『まかせて』
って、ちょいちょいっと白い布で作ってくれたんだけど、それじゃあ休憩にならないんじゃ?でも、ありがとう。
あと、赤とか黄色の葉っぱが増えたから、おいちゃんに押し花みたいにしてもらって飾りました!
みんなでパチパチパチパチです。
おいちゃんは、本物のかぼちゃでジャック・オー・ランタンをめちゃくちゃ作る間に、かぼちゃ料理も抜かりありません!あとね?
『外国じゃリンゴも使うらしいぞ?』
って言って、リンゴもなにかしてるみたいです。リンゴ何種類か種出したよ!じゅるり。
そして、今⋯
きゅるる~『うん。上出来』
きゅるる~ん『『『まずは~』』』
きゅるる~ん『『『ようせいさんだよ~』』』
『一番初めに出会ったのがフゥとクゥだって聞いたからね』
『フゥとクゥの色を混ぜてみたんだよ』
『背中の羽は大きめにね』
〖あ~可愛いわ~!撮影いつもより力入れるわよ~!〗
「あい!さーや、よいしぇいしゃん!」
今!サーヤは妖精さんです。
お洋服は空色のワンピースに薄い緑のオーガンジー?が何枚も重ねてふわふわのスカートになってます。お袖もふわふわだよ!背中の大きな羽が動くとぴょこぴょこ!お靴はクリーム色のもこもこショートブーツです!可愛い♪この色はオコジョのチーちゃんです!
きゅるる~『締め出してるフゥとクゥにみせなきゃね~。行きましょう!』
「あ~い!ふぅ~!くぅ~!」
『『サーヤ!』』
『かわい~い♪』
『お~おそろいだな~!』
「えへ~おしょろい~♪」
『ぼくたちも~おそろいだよ~♪』
後ろからハクたちが来ました。みんな妖精の羽付きです。
『わたしたちだけは~』
『そのまんまだね~』
『もともとようせいだから~』
そうだね~。でも~今は!だから~
〖ああ!かわいい!かわいいよ~サーヤ~!〗
ガシッ!ミシッ
〖痛いっ〗
「ふおっ?」
なになに?
『主神様、抱きついたらかわいいサーヤが見えないではないですか。じっとしていてください。サーヤ、とてもかわいいですよ』ミシミシッ
「あ、あいがちょ」
ミシミシ言ってるよ?イル様大丈夫?
〖痛い!痛いよバート!分かったから頭放して~〗
『ああ。すみません。つい』
〖大丈夫ですよ。もし、頭が割れても私が治しますから〗
〖う、うわ~ん!バートと医神がひどいよ~ぉ〗
「しょ、しょっか~」
イル様、がんばって~
『な、なんか主神様のイメージが』
『あ、ああ。崩れるな⋯』
親方夫婦よく分かりますよ。
〖は~い!衣装チェンジよ~♪〗パチンっ♪
ジーニ様が、イル様達には目もくれず
〖ひどいよ~〗
〖あら、何か聞こえたかしら?気のせいね♪ふふふん♪〗
ノリノリで指を鳴らすと、衣装チェンジ!
きゅるる~『今度はモモとスイとお揃いね!』
きゅるる~ん『ピンクのおなかぽんぽこりんボディに』
きゅるる~ん『みずいろのトゲトゲにしてみたよ~』
きゅるる~ん『おんなのこだからね~』
きゅるる~ん『からだはモモとおそろい~』
きゅるる~ん『ポイントは、おっきなおしりとしっぽだよ~』
きゅるる~ん『みんなには、つのと、はねだよ~』
ドラゴンの着ぐるみです!角もあるよ!背中の羽もギザギザでかわいい!ぽっこりぽんぽんもしっぽもかわいいです!
ぴゅいきゅい!『『わ~い!おそろい~』』
「おしょりょい~」
三人でむぎゅうってしようと思ったら、ぽんぽんが邪魔で届きません。ぽよ~んってはじかれちゃいます。
ぽよ~んっ
「あれ~ぇ?」こてんっ
ぴゅいきゅい『『あれ~ぇ?』』こてんっ
三人でこてんです。転がっちゃいます。仕方ないから三人でおしりフリフリ♪しっぽでタッチです!
〖あ~ん!かわいい~い♪全角度から撮影よ~!〗
『ぐふっ』ポタ
『にゅふっ』ポタ
『あんた、これが『ばかわいい』ってやつなんだね』
『ああ。若いヤツらの言葉を初めて実感したな』
『ちょっとアイナ様』
『ニャーニャも』
『『鼻血かいっ』』
そう!実は今回の仮装、ジーニ様が全員セットで自由自在に衣装チェンジできるようになっているのです!
この日のために、制作スタッフはジーニ様に着方をレクチャーしました!
と、いうことで
〖はいっ〗パチン
『わ~ぼくだ~♪』
みんなは白いわんちゃん耳に大きなふさふさしっぽ!サーヤは
『全身真っ白わんこ着ぐるみだよ!』
『ハクにとことん近づけたこの手ざわり』
『そしてとことんこだわったぷにぷにな手足の肉球!』
「ふお~ぉ!ぷにぷにー!」
おっきなわんこ手袋の肉球は最高です!
『『『そうだろう!そうだろう!』』』
「はく~!ぎんしゃま~!おしょりょい~」
ててっ べしゃっ
「ふぎゅ」
痛い⋯
『ありゃ?転んだね』
『肉球こだりわりすぎたかね?』
『改良の余地ありだね』
おかみさんたち、職人魂出しすぎです。
『わ~サーヤ大丈夫~?』
『大丈夫か?サーヤ』
『起きられる?』
『よいしょ』
ハクとギン様と白雪が心配してくれます。
「ふにゅ?」
吹雪じいじが首のとこ咥えて助けてくれます。でもプランプランです。そしたら
『あ~ぼくも小さくなる~』ぼんっ
『お父さんプランプランして~』
『ん?こうか?』
ギン様が小さくなったハクを咥えると
『サーヤ~おそろい~』
「おしょろい~」
ぷらんぷらん
『くすくす。そうね。兄弟みたいよ』
白雪が兄弟みたいだって!
『「えへ~♪」』ぷらんぷらん
『ぐふっ!』ぼたっ
『にゅふっ!』ぼたっ
『おい。大丈夫かよ⋯』
『血が無くなるんじゃないかい?』
〖さあ!まだまだ行くわよ~〗パチンっ
フライと一緒にモモンガポーズ!ばっ!
『おお!なんか茶色い座布団みたいだな!』
おいちゃん失礼ですよ!
〖次っ〗パチンっ
フルーと同じカッコでしゃがんでりんご飴(もちろんおいちゃん作)をみんなでカリカリします。
〖あ~あのクルンとした長いしっぽがかわいいわ~ちまちまかじってるのもかわいい~!〗
〖さすが私の娘!分かってるわね!次っ〗パチンっ
きゅるる~ん『『『ぼくたちだよ~』』』
きゅるる~ん『『『『でもぉ、ひと味違うの~』』』』
「ふお~?」
真っ黒ドレスに真っ白ふりふりエプロンに、白いハイソックスに真っ黒なぽってりしたお靴。お洋服には銀糸で、蜘蛛の巣やクモさんの刺繍が!
頭にはおっきなふりふりレースの黒いおりぼんがちょうちょ結び!
『これがゴスロリ!』
『これがメイド!』
『『私たちも着たい!』』
白黒コンビが目覚めた!?
『ぐはっ』ごほっ
『にゅはっ』ごほっ
『『吐血!?』』
〖あ~ん!お世話された~い!でも次よっ〗パチン!
『うわぁ!?なんでオイラたちまで!?』
『うわぁ!にいちゃん!おいらハチさんになっただ!?』
『あたちもはちさん?』
「ふお~」
頭にはぼんぼんの触覚ぴょこぴょこ。首もとにはふわふわマフラー。黄色のもこもこノースリーブの背中には大きな羽が四枚。黄色と黒のしましまパンツ。もちろんぽってりおしりの先には針が!黄色のもこもこ手袋にスリッパ!!
みんな立派なもふもふハチさんです!
ふらふらふら⋯むぎゅう
「すち」むぎゅう~
『えぇぇ~?まただか?放して~?』
いや~。ぽぽちゃん、離しません。
〖お前か~まだサーヤは嫁にはやらんぞ~!!〗
スパーン!
『落ち着いてください。駄神』
イル様、なに言ってるの?
『アカシア、これは、巣に、つれかえらねば』
『ソウデスネ。ツレテカエリマショウ』
『『ええ?にいちゃ~ん!』』
ぽぽちゃんたち、はちさんに狙われてます!
〖名残惜しいけど次っ〗パチンっ
『え?なんだこれ?水まんじゅう?』
きゅるる『スライムだけは』
きゅるる~ん『『『『『『『どうにもならなかった』』』』』』』
『そうか⋯』
〖次っ〗パチンっ
『あ~もえたちぴょん!』うさぎっ
〖次っ〗パチンっパチンっパチンっ
めーめー、おこじょ、こけこっこ
〖次っ〗パチンっパチンっ
がーがー、もーもー
もふもふシリーズです!
〖次っいよいよラストよ!〗パチンっ
みゃ~「やっとココロのでばんにゃ~!」
つば広の黒い帽子に、マント、長靴をはいたココロに、もちろんおそろいのサーヤとちびっこたち。
みゃあ『「にゃん♪」』
はい、ポーズ!
『ああ!猫耳!しっぽ!全身黒猫サーヤちゃん、最高ですわ。ぐふっ』
『ああっそのピンクの肉球が眩しいにゃ。にゅふっ』
ばたっ
『あ~あ。血流しすぎだよ⋯』
『ダメだな、こりゃ』
「うにゃ?」
お顔くしくし
みゃ~?『なんにゃ?』くしくし
そして
〖あ~かわいい♪〗
〖ま、魔神ちゃん?〗
〖お、お母様?なんですの?そのお姿は⋯〗
〖んん?ゲンに教えて貰った魔女よ?魔女は黒猫を連れてるんですって。いいでしょ?うふふ〗
『な、なんか違う⋯つば広帽子被ってマントつけた、ドロ○ジョ様?おれ、黒いドレスって言ったよな?』
〖これならサーヤとセットよ~♪〗
「うにゃ?」
『みゃ?』くしくし
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
終わらないので、明日に続く~
よろしくお願いします(*^^*)
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