第320話 夢はふくらみます!

おいちゃんと、サーヤが色々試した?結果、アダマンタイトっていう石もちょびっと。

あと、鉄鉱石と、魔力を帯びた魔鉱石とかいうのがたくさん。

あとは、金・銀・プラチナなどなど。


おいちゃん曰く


『鍛治に役立ちそうなのはこんくらいか?あとは、水晶とか宝石とか⋯あっ、石英はガラスが作れるか?石炭は燃料になるかな?』


だそうです。


『畑耕した時に出てきた石は、邪魔だからインベントリに入ってるからな。もしかしたら掘り出しもんがあったりしてな?』

「お~!ゆめが、ふくりゃむ!」

何があるかな~?わくわくだね!


『粘土層もあったからな!焼物作りもできるしな!先に窯作らないといけないけどな』

おいちゃんも楽しそうです。

でも窯なら先に、この間も言った気がするけど


「おいちゃん、ぴじゃ」

ピザピザ!食べたい!


『ピザ?お~ピザ釜か!この辺りにBBQコンロとか、飯を炊く釜をまとめて作れば美味いもんたくさん作れるな!何しろたくさん食べるやつばっかりだからな!』


(ピクッ)


「さーや、ばーべきゅーより、やきちょり、ちゅくねが、いい。はんばーぐも、だいじ!」


(ピクピクッ)


『焼き鳥か!やっぱ炭火だよな~。焼き台分けたいよな』

「あい!てりやき、しゃいこう」

サーヤは焼肉も好きだけど、焼き鳥の方が好き!つくね食べたい!レンコン入ってるやつ!


『う~ん、やっぱり醤油作るのが先か?大豆はある!もろみはサーヤが出せる!あとは専用の小屋に樽とかだよな』


(ピクピクピクッ)


やっぱりBBQと焼き鳥は別物だもんね!ハンバーグは鉄板?あとは~鉄板があれば


「やきしょば!おこにょみやき!ぎょうざ!」

『お~!粉もんに、餃子か!鉄板あればみんなでホットケーキも焼けるな』

「お~!たのちい!」


(ピクピクピクピクッ)


「いしやきいみょ」

『お~華火にまた手伝って貰うためにも常設した方がいいよな。あれは色んな蒸し焼きにも応用出来そうだしな!』


(ピクピクピクピクピクッ)


あとは、それだけ石があったら~?あっ


「かきごおり!しゃりしゃりっ」

『お~かき氷機か!待てよ?それならミンサーとかも出来るよな?そうすれば山桜桃と春陽たちの負担も減るよな?』

「お~!!」

『電気はないけど、野菜みじん切りにするやつも遠心力を利用するやつなら出来るよな?みじん切りとか、楽になると思うんだけどな?』

「お~!しゅっしゅっ!さーやも、できりゅ!」


ひも、引っ張るのできるよ!


『そうだな。手伝って貰えるな』

「あい!」

お手伝い頑張るよ!



『何を作るにも、まずは作業場が必要だと思うがよ?』

『そうさね~』



『ん?』

「うにゅ?」

ドワーフさんたち、いつの間に?



『そうだな。なんか聞いたことも無いもんばかり並んでたけどな?』

『そうさね。やたら美味いもんのためってのは分かったけどね』

『サーヤの顔がな』

『全てを語ってたね』

ドワーフさんたちがお話に入ってきました!


「あ~。おやかちゃ~♪みちぇみちぇ~♪」

集めたんだよ~♪


『ん?なんだ?』

ピシッ!


「あい!どうじょ!」にこにこにこにこ

使ってくださいな!


『はっ!あんた!固まってる場合じゃないよ!』バシッ

『うおっ!そ、そうだな!サーヤ?こ、これはなんだ?』

足元にある色んな石を指さしながら親方があわあわしてます。


「うにゅ?いりょいりょ、あちゅめちゃ!」にこにこにこにこ

目の前にあるでしょ?


『あ、集めた?』

『い、色々かい?』


「あい!」にこにこにこにこ

そうだよ!色々!ちゃんと、別れてるでしょ?


『た、確かに色々だけどよ』

『そんな軽い言い方で済むようなものじゃあ』

『ないよな?全く』

『そうだよね?』

親方の弟さんたちも覗き込んできて、ぶつぶつ言ってます。

何でかな?もしかして?


「⋯ちゅかえにゃい?ぢゃめ?」うりゅう~


『あっあっ待て!違うからな!』

『そうだよ!泣かないどくれ!』

『ここにあるもん、全部すごいぞ!』

『そうなんだよ!すごすぎて驚いちまったんだよ!』

『そうそう!見つけたくても見つからないもんばっかりだぞ!』

『全部使えるからね!ありがとね!』

焦るドワーフさんたち。


「ほんちょ?」ぐずっ

使える?


『ああ!本当だぞ!』

『すごいものができるよ!』

弟さんたちもみんな、うんうんってしてます。


「よかっちゃあ」にぱぁ


『お、おう!ありがとな』

『でも、こんなにもらえないよ?』


「だいじぶ!どうじょ!」にこにこ

持ってって♪


『い、いや、でもな?』



『⋯もらっといたら?まだまだあるらしいから』

『そうですね。なんなら持ちやすい大きさに分けてもらってもいいと思いますよ?』

『かなり、驚くだろうけどな!ワハハ』


「だいちゃん、みーちゃん、はーちゃん!」

精霊さんたちも参加してきました。


『『遠慮はいらない。⋯多分』』

『そうねぇ』

『途中まで見てたけど』

『嘘みたいな光景だったわよね』


「ぼたんちゃんちゃち、じぇんぶ、みてちゃよ、ね?」


『ごめん』

『とちゅうから』

『『『記憶がないわ』』』

『⋯僕も』

『私もですね』

『俺様もだ!』

うにゅ?なんで?


『いや、まあ、分かるよ』

『私ら、先に記憶ないしねぇ』

またまた、みんなうんうんです。なんで?


『まあまあ、とにかく、サーヤがせっかく集めたんだから使ってくれよ。つーか、もし足りないなら出すしな』

おいちゃんがドワーフさんたちに言うと?


『はあ?出すってどっからだよ?』

親方?何だか、怒ってる?


『ん?インベントリからだぞ。畑耕してたら石ゴロゴロ出てきてな?畑には石はご法度だからな。邪魔だからインベントリにぶち込んであんだよ。さっき分別してみたらけっこう色々あったぞ?ほれ』


そう言って、おいちゃんが何にも気にせず、サーヤくらいの大きさのミスリルを、ドコン!と出してみせると


『『『な、なんじゃそりゃ~!』』』

『『『ぎゃーあああっ!』』』


と、ドワーフさんたちの怒声と悲鳴が響き渡りました。なんでだろね?

『なんでだろうな?』

ね?


『⋯あ~あ』

『『気の毒に』』

『『うん』』

『『『かわいそう~』』』


精霊さんたちが、なんとも言えない顔してました。なんで~?


☆。.:*・゜☆。.:*・゜

お読みいただきありがとうございますm(*_ _)mフォローや、感想などありがとうございますm(*_ _)m昨日は久々に星を頂いて、ドキドキしちゃいました。ありがとうございますm(*_ _)m

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