第315話 解決策は?
もふもふ達がコロンコロン、みんなが大騒ぎです。
「あわわわわわわっ」
ころんころん、止まらないよ~
『『『『『『うきゃあああ~』』』』』』ころんころんっ
あああったいへんたいへん~っ
『どうしよう~』
ぴゅいきゅい『『おけがしちゃうよ~』』
『『どうにかしないと~』』
『『『あっ!そうだ!』』』
妖精トリオが何か思いついたみたい?
みゃあ?『なんにゃ?』
「にゃに?にゃに?」
期待を込めて聞くと
『トレちゃんたちをよんで』
『ささえてもらおう!』
『おっきいからきっと、おとなのもふもふも』
『『『だいじょうぶ!』』』
お~!!三人とも頭いい~
「しゅご~い!」
ぱちぱちぱちぱち!拍手です!
『うきゃあああ』
あっ、もえちゃんごめんね。
『そうねぇ。そういうことなら任せてぇ。私が呼んであげるわぁ』
「ふあ?」
突然頭の上から声が?
『あ~結葉様だ~』
ぴゅいきゅい『『どこいたの~?』』
結葉様、そう言えばいつの間にかいなかったね~
『ん~?ほらぁ。この子たちにミルクあげてたのよぉ』
そう言って抱えてたカゴを見せてくれました。
「あっ!わんちゃん!」
『そうよぉ。みんなバタバタしてる上に、ゲンがあれでしょ~?見かねたもーもーさんが様子を見てあげてって頼んできたのよぉ』
今、わんちゃんはもーもーさんの小屋に一緒にいるから教えてくれたんだね。
「しょっか~。わんちゃん、ごめにぇ~」
なでなですると、くぅ~んって泣いてます。そうしてると、
たたたたたっ
ドシーンドシーンっ
二種類の足音が近づいてきました。
「あっ!ごらちゃん、とれちゃ…ん~?」
んんんん?
「ほわあ?」
たくさん~?ひーふーみー……とれちゃんも、ごらちゃんも十人以上いるよね?お名前をつけた最初に生まれた?ごらちゃんを先頭にたくさんのマンドラゴラさんたちと、その後ろからやっぱりお名前をつけたトレちゃんを先頭にたくさんのトレントさんたちが走って来ます。
ドドドドドドドドッ
ドシンっドシンっドシンっドシンっ
土煙が迫って来ます!ド迫力で迫って来ます!
『あらぁ?こんなにいたのねぇ?』
結葉様がかわいく首を傾げてます。でもぉ
「むすびはしゃま?」
『なぁに?』
「とれちゃんたちにぃ、にゃんて、こえ、かけちゃ?」
嫌な予感するよ?
『ん~?もふもふたちが大変なのぉ。ちょっと助けに来てくれるぅ?ってお願いしただけよぉ?』
「しょっか~」
それじゃ仕方ないね~。どのくらいって言ってないもんね?てっきりみんなって、呼んだのかと思っちゃったよ~
ツンツン
ん?なにかにお洋服、ツンツンされたよ?
「あ~ごらちゃん。きてくりぇて、あいがちょ~」
先頭を走ってたごらちゃん!速いね!他のみんなは早速、もふもふさんたちを助けに行ってくれたよ~
んん?あれ~?
ごらちゃんがお手手ふりふり教えてくれます。
「そうにゃの?」
うんうん。って頷いてます。
「しょっか~。あいがちょ」
こんどは、いやいやいいんだよってお手手ふりふり。
「むすびはしゃま、うしょは、めっ!だにょ」
くりっと結葉様の方を向いてお話です。も~ダメダメだよ。
『ええ?うそはついてないわよぉ?』
結葉様、しらをきるおつもりですね?
「ごらちゃん、さーやちゃちと、もふもふさんたちが、ちゃいへんだから、みんなきて、いわれちゃって」
も~やっぱりぃ。みんな呼んだんだね?
『え~?そうだったかしら~?』
目をそらしましたね?
ちょんちょん
「うにゅ?」
肩をちょんちょんされたので見ると、今度は
「とれちゃん!とれちゃんみょ、あいがちょ!う?」
ふむふむ。とれちゃんも枝をふりふり教えてくれます。
「やっぱちぃ。あいがちょ」
いやいや、いいんだよって枝をふりふりしてくれます。
「むすびはしゃま?」
『なぁに?』
今度は顔すらこっちを見てくれません。
「やっぱち、みんにゃ、よんだんでちょ?」
じーぃ。
『⋯あ~ん。だってぇ、こんなに来るなんて思わなかったんだものぉ』
認めましたね?
「も~。うしょは、めっ!でちょ!」
腰に手を当ててぷんぷんです。
『あ~ん。ごめんなさぁい』
「も~。でみょ、あいがちょ」
呼んでくれないと大変だったもんね。
『あ~ん。サーヤ、ありがとう~』ぎゅう~
仕方ないなぁ。許してあげます。
『いや、そこですんなり許したらダメだろう』
「うにゅ?あるこんしゃま?」
『なぁに?アルコン』
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん?』』
『あ~お父さんも~』
なんだかにんまり顔のアルコン様と、はてな?なお顔をしたギン様が湧いてきました。
『ぷっ。湧いてですってぇ』
『⋯うるさいぞ』
結葉様がアルコン様たちに、ぷっ。ってしてます。だめですよ?お話聞きましょう?
『アルコン様?』
ギン様、明らかに困惑してます。
『お父さ~ん。アルコン様は、結葉様許してくれないの~?』
ぴゅいきゅい『『そうなの~?』』
『いや、そんなことはないと思うが?』
なんだろね?
『こほん。タダで許すのではなく、もう一働きしてもらったらどうか?と思っただけだ』
アルコン様がもったいないつけてます。
『サーヤ、惜しいな。もったいつけて。だな』
そうともいう⋯
おいちゃんの代わりにギン様が突っ込んできたよ。
『いやいや、そうとしか言わないと⋯』
そうともいう⋯
『まあ、いいか。アルコン様は何を考えていらっしゃるのか?』
さあ?なんだろね?
『ん~?私は何をすればいいわけぇ?』
『あれだ。結葉ならいけるだろ?』
くいっと親指でアルコン様が指した先には、いまだに正座してるおいちゃんと、鬼⋯けふっ。えっと、えっと、せ、先生になってるジーニ様たち。
『なるほどぉ。勇気がないから、私に行けってことねぇ』
うんうん。って納得の結葉様に、アルコン様は
『そ、そういう訳ではっ』
明らかに焦ってる?
「ふおお?」
なるほど⋯
『アルコン様そういうことでしたか⋯』
ギン様のお目目が⋯
ぴゅいきゅい『『⋯とうしゃん』』じとーん。
『え?モモ、スイ?』
ぴゅいきゅい『『だめだめ~』』
『うっ』
胸を抑えるアルコン様。なんとか堪えましたね?
ぴゅいきゅい『『ださださ~』』
『ゔっ』
あっ。新しい攻撃。アルコン様、撃沈。あ~あ
ぴゅいきゅい『『ちかたない』』
ぴゅい『わたちたちが』
きゅい『いってきてあげる~』
『あ~それなら、ぼくも行くよ~』
『『え?』』
驚くアルコン様とギン様。
お~モモとスイ、ハクもえら~い!
ぴゅいきゅい『『おとこのおとなってぇ』』
『だめだめだね~』
ふぅ~ぅぅ。
『『ぐっっ!』』ずしゃあっ
あ~ギン様まで、とどめ刺されちゃったね~
『やるわねぇ。私も行ってくるわねぇ♪』
あ、結葉様もやっぱり行くんだ。
勇者がいっぱいです。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
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