第295話 おひげ

ふぃ~。おいしかった~♪ホットケーキ~。


「ほっちょけーき、おいちかったね~♪また、たべちゃいね~♪」

おなかいっぱい!食べすぎちゃいました。


『ほんとだね~。ぼく、お昼もホットケーキでいいな~』

ぴゅいきゅい『『さんせ~い!!』』

『『よく食べました~』』

『『『おなかぽんぽん♪♪♪』』』

みゃ~『こんなおいしいの、はじめてにゃ~』

ぽんぽこぽん♪


そうだよね~。ホットケーキ色んな食べ方できるしね~。美味しいし、楽しいよね~♪食べすぎちゃうよね~。

みんなお腹ぷっくりです。ぽんぽん腹づつみが良い音出してます。

ぽんぽこぽん♪


あっ、ミルク残ってた~。ごくごくごく。


「けふっ」

濃くて美味しいです。おなかいっぱいです。でも、お茶がほしいです。やっぱり食後は緑茶だよね。


『ぷっ』

「うに?」

クゥ?なぁに?サーヤなんかしたかな?


『くすくす。サーヤ、おヒゲが出来てるわよ。白いおヒゲ』

フゥが笑いながらふきふきしてくれようとします。だけど、


「ふぅ、くぅ、みんにゃ、おひげ」にへら~

二人のお顔にも白いおヒゲだよ。


『『え?』』ぴたっ

ありゃ?二人とも固まってお互いのお顔見てます。


『『ぶっ』』

『あははは 変な顔~』

『なっ!フゥだって!』


ありゃ~?周り見ても

「はく~、はくおじいちゃん~」にへら~

『え~?おじいちゃん?いや~ん』

ぴゅいきゅい『『ほんとだ~』』

『ハクのお口の周り、でろ~んって』

『長~いおひげみたいだよ~』

だよね~?


『え~?クゥ、ふいて~』

『ぷくくっ はいはい。ハクは毛が長いからな~。でも』

『ハクだけじゃないわよ~。みんなおヒゲよ』


そうなのです。みんなおヒゲです。

「みんにゃ、おじいちゃん」にへら~


ぴゅいきゅい『『うわぁ!』』

モモとスイもちょびひげです。

『ほんとだ』

『おじいちゃんだらけ!』

フライとフルーもおけけが束になってます。あごひげみたい!


『キャハハハ』

『おもしろ~い』

『へんなの~』

妖精トリオはなんで鼻の下だけじゃなくて、グルンって泥棒さんみたいなんだろ?そして


「にゃんで、こころだけ、きりぇい?」

不思議です。


みゃ~『ちょびっとずつぺろぺろしてるにゃ!』

そっか~


『山桜桃ちゃんと春陽くんもキレイね?』

『何でだ?』

フゥとクゥが不思議そうです。


『実は一足先にお味見した時にヒゲになったので』

『気をつけて飲みました』

二人で頭ぽりぽりしてます。


『『なるほど~。ずるい!』』

フゥとクゥがビシィッて指さしてます。

『『ええ?ずるいですか?』』

山桜桃お姉ちゃんたち、びっくりしてます。


「みんにゃ、おひげ~」にへら~

楽しいね~♪


『でも~、昨日まで平気だったよね~?』

ぴゅいきゅい『『そうだね~』』

『『どうしてだろ?』』

『『『なんだろね?』』』

みゃ~『なんだろにゃ?』

「なんだろにぇ~?」

そういえばそうだよね?みんなで頭こてんです。


『くくくっ。牛乳が濃くなったからだろ?』

「おいちゃん!」

釈放されたんだね~


『釈放?せめて、解放にしてくれよ…それより、お前たち早くそれ拭かないとカピカピになって取れなくなるぞ?』ニヤリ


「ふえ?」

言われて触ってみると、カピっ

「ふぉぉ?」

すでにカピッてなってます。


『ほらな?』ニヤリ


「ふぎゃああああ」

たいへんだ~

「いや~んっ、ふぅ~とっちぇ~!」

『えええ?』


『クゥ~ぼくも~』

『うおっ?ハク落ち着け!』


ぴゅいきゅい『『いや~ん!とって~』』

ビターン!

『ぐふっ!スイ?モモ?』

双子はアルコン様の後頭部に激突です。


『ゆすらちゃ~ん』

『助けて~』

『え?ええ?』

フライとフルーは山桜桃お姉ちゃんに飛びつきます。


『『『とって~』』』びたんっ

『うわぁ!』

妖精トリオは春陽お兄ちゃんのお洋服にびたんっです。


みゃ~ん『すごいにゃ~』

ひとり綺麗なココロは、ちょっと驚きつつ、笑いながら見てます。


『くくっ。お~すごいなぁ。わはははは』

おいちゃんは完全に笑ってます。


〖人が悪いわね~ゲン。こんなのクリーンで一発じゃないの。みんなマスターしたんだから教えてあげればいいじゃない?〗

ジーニ様がくすくす笑いながら、おいちゃんに言います。でも、


『ジーニ様だって、そう言いながら教えてやらないじゃないか』

おいちゃんも、ニヤッと悪い顔で返します。


〖あら。教えてあげるわよ?あ・と・で♪うふふ〗

『どっちが人が悪いんだよ。くくくっ』

〖だって、可愛いんだもの♪ちゃんと堪能しなくっちゃ♪〗

ジーニ様は撮影することも忘れない。


「いや~ん、かぴかぴ~、ふぅ~」

『じっとして!サーヤったら拭けないでしょ!』


『クゥ~、早く~』

『うわぁ!ハク!なすりつけるんじゃない!』


ぴゅいきゅい『『おとうしゃん!とって~』』

『こ、こら!モモ!スイ!落ち着きなさい!』


『『山桜桃ちゃ~ん』』

『お、落ち着きましょう?ね?広がっちゃいますよ?』


『『『はるひく~ん』』』

『さ、三人とも動かないでください~』


みゃ~『みんにゃ、たいへんにゃ~』


『ははっ。カオスだな』

〖あ~可愛い♪〗


☆。.:*・゜☆。.:*・゜

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