昔から美少女姉妹と名高い姉と妹が、ある日から何故か日々モブいハズの俺を取り合うようになった件
うすしoh
プロローグ 俺と姉と妹の朝。
俺、朝方陽平は、一言で言えばモブキャラである。
容姿平均、身長そこそこ、運動神経可不可なく、勉学中の下。
趣味も最近では珍しくない、アニメやマンガなどのサブカル方面。
当然、異性にモテるなんて事はない。女の子はいつも、みんな目を合わさず、顔を逸らす。それだけならまだしも、話しかけたりしたら、逃げ出す始末。
俺の容姿はそんなに醜いのか?姉ちゃんや柚子ほどではないにしても、普通レベルだと思っていた。そんな時期もかつてはありました。
いまはそんな烏滸がましい事なんて考えてもいませんよ、ええ。
誰かに自分の事で自慢できる内容も持ち合わせない、俺。
それでも。
こんなモブな俺にも自慢できることが唯一ある。
それは、俺の一つ上の姉と年子の妹が幼少期からもてはやされるレベルの美人姉妹ということだ。
普通なら、性格が悪いなどの要らぬオプションが付属するが、俺の姉妹様は弟ないし兄である俺に、だだ甘いという女神仕様である。
あ、誤解のないようにいうが、俺に2人に対して恋愛的だの性的欲求だのはない。
いや、だって、血の繋がった家族だぞ?そんな感情が湧く方がおかしいんだ。
そう、そっちのほうが、どう考えてもおかしいハズだ。
これは、ある日を境に急に俺を巡って争う様になった、ちょっと頭のネジがどこかに飛んだ俺の姉妹との話である。
◆
すんすん。
出汁の利いたお味噌汁の良い香りが鼻腔を擽り、俺の意識は覚醒し始める。
すんすんすん。
あ、今日は朝から焼鮭か、また気合い入って作ってんな柚子のやつ。あと、10分もしない内に俺を起こしにやってくることだろう。
すんすんすんすん、、、、スンっ、、、。
アレ?
なんか、他にも種類が全く違うイイニオイがする。
なんか、、、こう、、俺の中に眠る本能に直接訴えかけるようなイイニオイだ。
それに、今日はなんだか、布団がいつもより遥かに優しい温もりを与えてくれる。
あ゛あ゛ーっ、なんか、癒される。未来永劫、この温もりに包まれていたい。
とても『柔らかく』、安らぎを感じる、まるで、『人肌のような』温もり。
、、、、、、んんんっ?ちょっと待て、俺、なんだって?柔らかくて人肌のような温もり?だ、、、と、、っ!?
次の瞬間、本能が俺に訴えかけてくる、エマージェンシー!エマージェンシーッ!!
我、貞操ノ危機ナリ、至急、離脱ヲ求メル。
「っ!?」
意識が急覚醒して、体を動かそうとして、、、動けなかった。
「んぅ〜っ?な〜にぃ〜?ようちゃん。お姉ちゃん、まだまだおねむなんだけど、、、。」
然もありなん。俺の身体には、まさに絶世の美貌という言葉は彼女のためにあるのか!と、真顔で了承したくなる程の美女である、我が血を分けた実の姉、朝方桃華が絡み付くように抱きついたまま、幸せそうに安眠を貪っていたのだから。
「、、、、なあ、姉ちゃんや。」
「、、、、、、すやすやぁ〜、、、いやんっ、ようちゃん、、、お姉ちゃんにそんな破廉恥なことしちゃ、だ、め、よ?♡」
いや、絶対にアンタ起きてるやん。さっきから、その豊かすぎる豊満の果実である極大おっぱいを遺憾なく俺の腹部に押し付けている。
お願いだから、直ぐやめて欲しい。俺のスカイツリーが本格始動してしまうからっ!?だから、そのやわっこいのを押し付けるなっ!?
そして言ってやりたい、破廉恥なのは、お前だと。だが、言えない、言えば姉ちゃんの思う壺だ。
アレアレアレアレ〜?ようちゃんってば、朝からお姉ちゃんに欲情しちゃったのぉー?仕方ないなぁ、それじゃあ、朝から、お姉ちゃんが、気持ちよくして、あ♡げ♡るっ♡♡
とか口走りながら、身に纏っている俺のワイシャツを脱ぎ散らかして襲いかかってくるに決まっている。
それだけは避けねばならんっ!
何故かって?
アンタ、どんなに美人で、むしゃぶりつきたくなるようなエロい肢体(カラダ)つきしていたって、血の繋がった実の姉とそんなの致せるわけないだろーッッッ!?
「フンッ!!!」
「ひゃんっ!?」
気合い一閃、俺は粉々になりそうな理性をフル動員させて、姉、桃華を引き剥がし、即座に掛け布団で丸めてしまう。
「ちょっ、ちょっと!?ようちゃん?この扱いはないんじゃないー!?」
「うっせぇっ!!」
ぺしんっ!!!
「ひゃっ、アッんッ!?」
姉からの抗議を受けた俺が、まるで脊髄反射かのような速度で彼女の魅惑的な臀部を平手打ち一閃したのだ。
お願いだから、ご褒美みたいなエロい声出さんで欲しい。ほんと、最近、理性ヤバいんだって。
いつ、姉桃華や、、、と、いつ禁断の一線を超えてしまうのか。気が気じゃない。
「とにかく、柚子が来て更にややこしくなる前に俺は下に降りるから、、、。「お兄ちゃんっ!朝だよぉ〜?可愛い可愛い、巨乳美少女な妹の柚子ちゃんがラブリーモーニングコールに、やって、、、、来た、、、、、ょ?、、、、、はっ?」、、、、、。」
あははー、オワタ!さらば、青春ノ光!さらば、爽やかな朝ごはんが美味しかったハズの朝の食卓よっ!!
おはようございます、朝から修羅場が始まりました。
「ちょっ、ちょっと、桃華ねぇ!?何抜け駆けしてんのっ!?」
元気よく、快活に俺の部屋の扉を開けたのは、とても愛らしい容姿をした絶世の美少女。
俺の年子の妹になる、朝方柚子だ。
柚子は、姉ちゃんー桃華とはタイプの異なる一部を除いて可愛い系に特化した美人さんだ。故に昔から近隣ではすっかり朝方さん家の美少女姉妹と、今尚有名である。
一部を除き。そう、そこは。
「昨日の夜、急に朝食担当変わって欲しいとか言ってくるから怪しいと思ってたら、案の定っ!!あたし達約束したよね?抜け駆け禁止、2人で手を組んであの女の魔の手からお兄ちゃん『の貞操(ボソボソ)』を守ろうって!?それなのにっ!」
柚子は、高校一年生にしては一線を画す豊かな胸元を高らかに張り、桃華に文句を言った。
、、、妹よ、抜け駆けとか、貞操を守るとか怪しい方向性のパワーワードがだだ漏れだぞ?
「あら、おはよう、柚子。それに陽平も♡」
姉ちゃんは、たった今起きました体ですっとぼけて包まれていた掛け布団から出てきた。
、、、、、、、。いかん、朝のこのタイミングで、今の姉ちゃんの姿、、、パンツ一丁に俺のワイシャツ(第二ボタンまで意図的に外しているから、極大おっぱいのたわわな谷間がヤバい)姿は破壊力が高すぎる。
「お兄ちゃん!?そんな不埒なモノ見ちゃダメェーッ!?」
思わず、姉から視線を外そうとした俺の頭部を柚子が超強引に豊満な胸元へ抱いた。
妹よ!朝から、その全てを包み許したもう柔っこい塊をありがとうございます!
いや、違うからっ!
実の姉や妹に劣情なんて催してないからぁっ!?
「なっ!?柚子こそ、何、ようちゃんを、そのいやらしい脂肪の塊で誘惑してるのよっ!?」
「むっ!?桃華ねぇこそ、その品性のカケラもないふしだらな格好を着替えてきたらっ!?」
対抗するように柚子ぱいに顔面を包み込まれた俺の後頭部に桃華ぱいを押し付けながら、姉ちゃんが俺の体を引っ張る。
いや、痛いからっ!?
アダダダダダッッッ!?
柚子も姉ちゃんも全力で引っ張らないでーっ!
頭は柔らか天国なのにそこから下は綱引きとかどんなヘルアンドヘヴンですかっ!?
誰かボスケテ。
それからも休まず続く女の戦い?。もう、どれくらい続いているのだろう?体感だと30分は超えた気がする。でも、未だ終わる気配がない。てか、さっきから、妹よ。兄の頭を抱きしめすぎではないだろうか?
あんちゃん、さっきから呼吸し辛くてつらたん。
誰か、タスケテ。
いかん、意識が朦朧としてきた。
どうしてこんな事態になったんだっけ?
俺は朦朧とする中、事の始まりを、まるで、走馬灯を見るかのように思い出していた。
そうだ、アレからだ。
つづく?
あとがきなるもの。
はい、こんにちは。おっさんです。
不貞装束というパワーワードを見つけてしまい、パーンとなりました。
そういう話を書いてみたひ。
さて、半端に終わらせ?ましたが、いかがだったでしょうか。
この後、過去回想に入り、意識を取り戻し、またマウント取り合い合戦する姉妹に例の女が現れ、さらに事態は混沌を、、、!?
みたいな感じです。
おっさんには3つ年下にリアル妹がおるわけですが、少なくとも創作に出てくる実妹、義妹問わず、あんなことはファンタジーですw
姉はいないからわからぬ。
ただー。
リアル従姉妹は、創作みたいなのがいますよ。おっさんの初体験相手、従姉妹だし。
この作品、従姉妹モノにするか、実姉妹モノにするか割と悩みましたが、まあ、某実妹モノを書かれている某氏の影響でこうなりました。
反響が良ければ、つづきを連載していく方向なので、よろしくお願いいたします。
ガッツリ近親ハーレムモノで展開させていきます。
でわでわ!
とあるのユウジ編、脳内展開は済みましたが、書き上げるには1週間くらいかかるかも?
楽しみにされてる方がいたらごめんなさい。遅筆で(T ^ T)
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