初めて出会った先輩と学校に入って年越しした結果ww

第1話 出会い

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仕事の都合でどうしても会社に行かなかければ行けなくなった帰り道、電車の中で俺はあの日の大晦日の事を思い出した。

23回体験した大晦日の中で一番思い出に残ったあの日の事を

時は７年前に戻る。

高校二年生の大晦日俺は10時半ぐらいにバイトの帰り道を歩きでとぼとぼ帰っていた。

家族や友達と年越しをしようなんて思ったが、バイト先の店長が時給を50円上げてくれるなんて言うから入れてしまった。

外はかなり寒く、雪が降っている。

早く帰ってお風呂にでも入ろうかななんて考えながら自分の高校の前を通った。

その時1人の女の子が学校の柵を越えようとしていた。

俺は思いがけない出来事につい「えっ」って言ってしまった。

女の子は俺の声が聞こえたらしく、柵を登るのをやめ、俺の方をじっと見ていた。

5秒ぐらいの沈黙が流れた後、女の子は

「ここの生徒？」

なんて聞いてきた。

俺は「はい、そうです」って答えたら女の子は驚いた事に

「じゃあ、一緒に学校に侵入して年越ししない？」

なんて頭のおかしい事を言い始めた。

学校の塀は確かに余裕で越えられる高さで、監視カメラ何てものもうちの高校にはないので多分入ってもバレないが、あまりの出来事に戸惑った。

何も言えないでいると、女の子は塀を乗り越えて

「ほら、早くしよう？もうすぐ年明けちゃうよ？」

なんて初めましてなのに馴れ馴れしく俺の事を誘ってきた。

正直ここで警察に電話するか、そのまま無視して家に帰っても良かったけど、何故かその女の子に着いて行きたくなった。

本当に直感だけど、何かが俺を呼んでる気がした。

とりあえず親には友達の家の年越しパーティに行くと適当にメールを送り、学校の塀を超えた。