勿忘草に想いをのせて

@nesyaao

第1話 命の花

母は体が弱くて帝王切開をして私を産んだ。

体重は約2000グラムで標準なのかはわからないが健康的な体で育った私、虹葉(なのは)は、


関東の小さな街で育ってきた

これまで、色々な人々が私のことを見守ってくれて、支えてくれていたと思う。


そんな恩人といえる人々に私は唯一秘密にしている事がある。

自分には病気があることを。

彼らには、彼女たちには言っていない。


それも自分の独断での判断だということももちろん内緒だ


解離性同一性障害(多重人格)とよばれる

一人の人間に複数の人格が宿るという病気。


そんな私は幼稚園から小学校にかけてずっと馬鹿みたいに惚れやすかった。

優しくしてくれたら好き。

名前を呼んでくれたら好き。

手を繋いでくれたら好き。


ずっと馬鹿みたいに勘違いをしながら育ってきたから、後悔が残りに残っている。


でも生きていくしかない。そう前を向けたのは、周りにいた人たちもまた

私とおなじ、いやもっと辛い想いをしてきたのを私はしっていたからだった



小学校では本当に毎日楽しく過ごしていて

私はその時運動以外の事はたいてい平均以上にできて、きっと優等生だっただろう


でも5、6年生の時は違った。

私は6年生の春からまたその次の春まで

ずっと地獄のような日々を歩んできた。


私はずっとずっと自分のことを殺したいと思うくらい嫌いだったんだ。


でも、少し面白いことがあると思う。

あぁ、こんな生き方もありだなって

思うと思う(?)

だから、もう少しだけ私の成長を見てて欲しい。

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