第9話 誕生日です!
シルキーsaido
どうも皆さんこんにちは?みんなのアイドルシルキーちゃんです
え?調子乗んな!ですか?えー間違えて敵を煽ったウ○娘には言われたくないですよえーと今日はですねこの町の騎士団本部で騎士の皆さんの服の補修を頼まれましたので騎士団本部に来ています。なんで補修を依頼されたかって?お金です。
この騎士団にはお金がありません。なんか金欠みたいです...なので頼まれたんですよ。ちなみに皮鎧ではありません、シャツみたいなやつとか、ズボンとかです。補修する衣類は沢山ありますから修復し終わるのは夜遅くになりそうですね....一様糸は事前に用意されたものを使っているのですがやはり縫いにくいですね糸が太いし真っ白ではないし縫いにくい....やっぱり魔法を使おうかなぁ
でも魔法で生成した糸を使ってはいけないといわれてますし
なぜダメなのかですか?前に服を補修したときに魔法を弾くと言いますか...訓練するときにですね、魔法を全く受け付けない服にになってしまうのでダメだそうです。解せぬ
......なんか今日はみんな忙しそうに動いていますね。
何か有ったのでしょうか?それとも何か特別な日が近日あるからそれの準備とかかな?補修する服の中になんかパーティ用の服があったし。
まぁそれは置いておいて....なんか気になった事があってね
今日はなぜか避けられている気がするんですよ。
なぜでしょうね?なにか悪いことしましたっけ?
やったとしたら何か普段の行動で間違いがあったのか?
「ティアナさんー私なんか悪いことでもしましたか?」
なにもやってないとは思うけど....
「.....いや何でもないと思うが」
今の間はなんですか!
.....絶対なんか隠してるな
顔が変な表情になってるし。
「.....何か隠していませんか?」
「そ、そんな事はないが...」
本当かなぁ?顔の汗がすごいようだけど?
まぁ気にしないでおこうかな
「.....そうですか...ではお仕事頑張ってくださいね♪」
「あぁわかった。そっちも服の補修頑張ってくれ」
はーい
「分かりました!」
なんか怪しいけどまぁ気にしないでおこうかな。
「じゃあ私は作業に戻りますね!」
ペコリと頭を下げて部屋に戻ろうと足をすすめようとする。
「あ、あぁわかった...」
「....あっ!そういえばなんだが」
?なんだろ?
「ちょっと言い忘れていたが、今日の午後4時に私の部屋にきてくれないか?」
「話したいことがあるのでな」
そう真剣な表情で言われた。何だろ?
何か重要なことかな?真剣そうな表情だし。
「?わかりました。では午後4時に行きますね」
「頼んだぞ!」
スタコラサッサと逃げるように駆け出していくティアナさん
逃げ足早いな
「逃げた....まぁいいや部屋に戻ろう」
そう言って私は部屋に戻っていった
「さぁて、さっさと終わらせるか!」
そう言って
作業を再開すると思ったよりも早く作業が終了したため、魔力操作の練習をしていた。
午後4時になると
ティアナさんに言われた通り彼女の部屋に行きドアを開くと
柔らかい何かで顔が埋まってしまった。
なんだこれ?しかもなんか良い匂いするし
「ぷは!だっ誰ですか!」
少し離れてみるとそこにはやけに露出が多い服装をしたティ何とかさんがいた
服装は露出の多い踊り子が着てそうな服で大きなメロンが二つ....ふむ、これはもうただの痴女か露出狂にしか見えないな。と言う事はあのふわふわは胸部装甲ということか。全くもってけしからんな。色んな意味で
「ふっふっふっ。私は光の妖精ティターニアであるぞ!」
ティターニア?ティアナさん何やってるんですか....とりあいず心の中で露出狂と呼ぼう。そして後ろの人たちは何をしてるんですかね
「「「「「あぁ、もういいや!えーと、シルキーちゃん六歳の誕生日おめでとう!」」」」」
誕生....日?私の?
「はぁ....最近どこか様子が変だったのはこのためですか.....」
「し、シルキー?嬉しくない?」
「いえ嬉しいですよ?」
祝われて嬉しくないなんてあり得ないし、実際嬉しいからね
でもね...
「ですが...」
「「「ですが?」」」
❔を浮かべ顔をかしげるティアナさん以外の人たち
「まぁ私が言いたいのはそれではなく、ティアナさん..流石にその格好はないかと思います...」その格好は何というかデンジャラスでビーストでした
はっきり言ってただの痴女(確信)
そう言うとこの場の全員の視線がティアナさんの方に向けられる
そしてその視線がちょっと引いたような眼差しに変わる
「あぁ.....確かに...」
「ダメなのか?この格好は?」
「ダメです」
「良いと思ったんだけどなぁ」
不満そうに不貞腐れるティアナさん
「女性がそんな破廉恥な格好をするのはどうかと思います!」
「しかも!男性が多くいるこの場所でその様な格好をするのは誘惑していると同じです!」古事記にもそう書かれていると聞いたことがある!
「例えこの場にいる人達が騎士だったとしても!男は獣なのです!(たぶん)ですからもっとちゃんとしてください!」
でも前世が男なのは内緒の話
言ったらさっき言った言葉がブーメランになってしまうからね
「なんか...シルキーちゃんの方がちゃんとしてる感あるな」
そうかなぁ、この痴女が不真面目なだけだと思うけどなぁ
「確かにな。ローウェルはいつも寝てばかりだからな...ほんと何で騎士になれたのかわからないな」騎士二人が言う。
私もそう思うんだけど何で成れたんだろうね?不正をして騎士になったわけではなさそうだけどなぁ。
「失礼な!これでもやる時はやるんだぞ!」
と言っているが本当なのかわからないので、ええー?ほんとにござるかぁ?とネタに走ってみる
「確かに最近は寝てばかりだけど....夜中に仕事をキッチリ終わらせてるから!」
夜に仕事...夜行性かな?
「いつも夜にガタガタ物音がしてるのはそのせいか!」
昼間に仕事しなよ。昼夜逆転生活は体に悪いからやめたほうがいいのでは?
そうだよ(便乗)
「おい、お前ら!今日はシルキーちゃんの誕生日を祝うんだろ!グラスを持て!」
「へぃ!」
良い返事ですね。君たち
「シルキーちゃんは葡萄ジュースね〜」
と言って葡萄ジュースを差し出してくる。
つづく
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