第37話 アイドルロード
「倒れるぞー!」
訓練初日から二週間。ようやく木の伐採作業の成果が出た。
一番最初に木を切り倒したのはノアちゃんだ。
ムン女史とシャノンちゃんも頑張っていたのだが、ムン女史は木に付いた斧の跡が収束しておらず、シャノンちゃんの斧の跡はチェーンソーで切った後のように真っ直ぐ一本線となっている為、なかなか倒れなかったようだ。ニーナちゃんに至っては力がなさ過ぎるのか、全然切り込みが進んでいない。いや、微妙に進んでいるのか?
結局、くの字型に切り込みを入れて、効率良く切ったノアちゃんの勝利ということなのだろう。
「ししょー! 危ないですよー!」
倒れてくる木の下に立ちながら、俺は手早く木刀を振るう。俺のすぐ側を通って倒れた木の枝は、その瞬間に既に払われていた。
まぁ、流石にここから木の枝を払う作業までやっていたら時間が掛かるからな。これぐらいはサービスでやっておいても良いだろう。
「いつの間に斬ったんだぞ……。まるで見えなかったんだぞ……」
「…………」
ムン女史やシャノンちゃんは恐れ慄くが、ノアちゃんは怒り顔だ。
「危ないって言ったですよ! もし、万が一があったらどうするんですか!」
どうやら、俺の身を案じてくれたらしい。
いや、剣神の身を案じるって、この子、大物過ぎない?
「分かった、分かった。それじゃ、今日は木を切る作業はここまでにしよう。この後はこの木を四人掛かりで町まで運ぶぞー」
俺がそう告げると四人の顔が未だかつてない程の絶望感に包まれる。
木の長さは凡そ三十メートルほど。これを四人だけで運ぶとは考えていなかったのか、反応が鈍い。
まずはこれをどうやって四人で運ぶのか相談だな。ちなみに、この木は北の森産の木なので、普通の木とは比重が比べ物にならない程に重い。多分全部で五十トン以上はあるんじゃないかな? しかも、机サイズでムン女史が重いと投げ出す程の重さだ。土でいっぱいの袋を背負うのとはワケが違いますぜ?(ゲス顔)
「俺も鬼じゃないからな。運ぶのは町の入口までで良いぞ。運ぶ方法については、皆で相談して決めろ」
というわけで、アイドルたちだけで作戦会議だ。自分たちだけで考える力も養う――それが良い指導者だと思うし、投げっぱなしもいけないとは思う。
かといって、一から十まで教えて依存させるのも違うだろう。その辺の匙加減は、プロデューサーとして、もっとも難しい部分であるし、やりがいなのだと考える。
言い方ひとつ、やり方ひとつで受け取る側の気持ちも変わってくるし、こういう職業には正解というものがないのかもしれないな――と思っている間に、アイドルたちの方針は決まったようだ。
「まずは、転がしてみるです!」
切り倒した木を大きな円柱形と見立てた時、その木を大玉転がしの要領で横に転がせば、それこそ海苔巻きを作るかのようにゴロゴロと転がる……と考えたらしい。だが、四人が一斉に力を入れても転がらない。現実は非情である。
まぁ、考え方は悪く無い。ただ、この木には枝を払った後があったり、真っ直ぐ育った木じゃなかったりと上手く転がらない理由がしこたまあったのが失敗の原因だろう。それに加えて、アイドルたちの膂力が不足している事も挙げられる。
俺としては、一案として――払った枝が大量にあるし、土の袋もあるのだから、下にレールのように敷いて摩擦を減らす方法……あれだ。ピラミッドを作成する時の想像図の絵に良くあるような形式でやれば良いと思っていたのだが、アイドルたちの知恵は俺の想像の遥か上をいったようだ。
ムン女史が木に手を掛けて無理矢理運び始める。
「【竜化】で無理矢理運ぶんだぞ!」
「お手伝いするです!」
「…………」
どうやら、ムン女史の【竜化】を中心にして全員で木材を引き摺っていくようだ。
うん、普通にズリズリ動いちゃってるから、これもまた正解のひとつなんだろうね。
「へっ! 今日は伐採作業が早く終わったから、久し振りに事務所の方で飯が食えるぜ! これで所長もネチネチ言わねー……って、なんだよ。妙に納得いかないような顔しやがって……」
「用意していたナゾナゾに対してド直球な正答を出されて、やむを得ず正解にしてしまったような気分だ……」
「はぁ?」
ウィルグレイには分からないかなぁ? パンはパンでも食べられないパンはな~んだ? って問題を出した後に「食品サンプルのパン」とか真顔で言われたような悲しさよ。そういう複雑な気持ちなの!
とりあえず、アイドルたちは順調に巨大な木を運べている。あれだけの重さがあると、流石にムン女史でも全力で引き摺るしか出来ないようで、力が暴走するといったこともないのだろう。むしろ、少し休憩を入れながら運んでいかないと駄目そうだ。
こういう所でもひっそりと【竜化】の経験値は溜まっていくので、頑張れとは言いたい。……というか、【竜化】の特訓ってもうずっと毎日、木を運んでいれば良いんじゃないかな? と思ったのは内緒だ。いや、きっと【体術】さんも修得出来たあかつきには良い仕事しますって! あの訓練に意味がないとは言わせないぜ!
「これ終わったら、らーめんがぁ! 食べたいんだぞーっ!」
「ノアはぁ! はんばぁぐが良いですぅ!」
「……………」
「ぷりん……!」
しかし、気のせいかな? 何か、アイドルたちの掛け声がおかしな気がするが……。
「ぷりんはおかずじゃねぇ!」
いや、ウィルグレイ。そのツッコミ合ってるけど、おかしいからな?
そして、ニーナちゃんの声って初めて聞いたわ。これは順調に餌付けが出来ていると考えても良いのだろうか?
打ち解けているというよりも、
★
いや、料理に期待しているのは、アイドル三人と候補生一人だけではない。事務所で使える物の救出作業を行っていたアイリス女史でさえも、最初に瓦礫とかを取り除いて臨時で使えるようにした場所が炊事場だったからな。俺やウィルグレイに作れという事らしい。
「こ、ここまで何とか持ってきたんだぞ……」
「の、ノアたちはやったです……」
「…………」
「ぷ、ぷりん……」
「――おう、ご苦労さん」
町に近付いたところで、魔法鞄に馬鹿でかい木をすっと収納する。こんなデカイ木が道端に転がっていたら危ないからな。早目に片付けんと。
ん? 何か、アイドルたちの顔が物凄く感情を失くしたような気がするけど……。
まぁ、いいや。
「お前、それは……いや、お前はそういう奴だよな……」
「何言ってるんだ? それよりも今日は木を初めて切り倒したご褒美だ! お前たちにはこれをやろうじゃないか!」
わーいと喜ぶ顔が見えないアイドルたちの目の前に、彼女たちが行きに背負ってきた土の入った袋を取り出してあげる。帰りの町中も土の入った袋を背負えるなんて、君たちはとてもラッキーだな!
「いや、うん。コイツも悪気があるわけじゃねぇんだ……。多分、そう、長い間を生きてきて色々と欠落してんだよ。うん……」
「分かっているです……。ししょーはそういう人です……」
何故だか、アイドルとアイドル候補生とウィルグレイとの間に流れる『分かってた』的な雰囲気の一体感。なにそれズルイ。俺も混ぜて?
良く分からないが、ウィルグレイとノアちゃんの言葉で一同は納得したらしい。いそいそと土の入った袋を背に背負い始めたかと思うと歩き始める。
うん。まぁ、良く分からないけど、スイッチが入ったんなら良かった良かった。
★
事務所に戻ると、驚いた事に何故かお客さんが二人もいた。
いや、お客さんで良いんだよな? 青空会議室の席に座らせて、アイリス女史がお茶を出しているって事はそういう事なんだよな? しかも、何故かアイリス女史はニッコニコで御機嫌だ。いつもお金の事で苦い顔のはずなのに一体どうしたんだ?
「ただいま戻りましたー」
「あ、ディオスプロデューサー、丁度良い所に。ちょっと良いかしら? ウィルグレイプロデューサーも」
俺たちはアイドルたちに整理体操をするように指示を出すと青空会議室の方へと向かう。
先に会議室の席に座っていたのは二人の女性だ。一人はハンチング帽を被った黒髪の女性でインバネスコートなんかを着ているからか
で、もう一人の女性は肩まで掛かる黒髪で黒スーツ姿の女性。こちらは、先の探偵もどきよりも若く見える。
誰だ、コイツら? と思って見ていると、アイリス女史が気を使って紹介してくれた。
「彼女たちは『月刊アイドルロード』の記者となります。こちらの帽子を被った方がクガネさんで、こちらのスーツ姿の方がマチさんだそうです」
「ども」
「よ、よろしくお願いします!」
クガネ女史は軽く頭を下げただけで挨拶を済まし、マチ女史は思い切り頭を下げて机に頭をぶつけている。……おい、大丈夫か? その机、かなり硬いぞ?
というか、ベテランと新人といったイメージの二人だな。そんな二人が何でこんな場末のアイドル事務所なんかに来たんだ?
「ウィルグレイです。どーも」
「ウィルグレイは俺だッ! お前はディオスだろうが!」
嫌だなぁ。ちょっとしたボケじゃないか。そんな本気で突っ込まなくてもさぁ。
「で、何で記者の御二人がウチの事務所なんかに?」
「なんかとは酷くないですか? ディオスプロデューサー?」
「いや、でも事務所もろくにないし」
「…………」
俺を射殺すような目で見るのはやめなさい! 事実なんだから仕方ないじゃないか!
「えーっと、来月刊行の本誌にですね、ちょっとアイリス事務所の記事を載せたいと思いまして〜。それで、本日は取材に訪れたんですよ~」
「正気か?」
「正気です」
「ディオスプロデューサーはちょっと黙っていてくれませんか⁉」
アイリス女史に怒られてしまった。
これ以上、虎の尾を踏みたくはないので大人しく黙っているか。しかし、こんな何もない事務所を記事にして面白いものなのかね?
…………。
いや、ウチには三人しかいないS級アイドルの一人がいたわ……。
最近、ブレイクダンスしかしていないから、ヒップホップラッパーと勘違いしていたが、一応アイドル界の目玉の一人だったな、ムン女史。ついでに言えば、アイリス女史も元S級からの事務所経営者への転身だから、それなりに記事としての需要はあるのかもしれない。
「小さな記事の特集になってはしまうと思うのですが……宜しければ取材させて頂けませんか?」
「小さくても取り扱って頂けるなら、ウチの事務所としては有り難い話です。是非、取材していって下さい」
「ありがとうございます。……あ、取材にあたって特に構える必要はありませんよ? ありのままの、いつもの練習風景を見せてもらえたらと思います。――マチ。今回は貴女が記事を担当するのだから、ちゃんと観察して記事を書きなさい?」
「は、はい!」
へぇ。あっちの探偵風が話を進めているから、あっちがメインで記事を書くのかと思っていたけど、若手っぽいマチ女史の方が記事を担当するのか。小さな特集記事とか言っていたけど、マチ女史の記事の練習の為に良いように使われてるだけなんじゃないの?
……まぁ、言ったところで、記事になるだけ有り難い話か。
「こちらのマチの方が時折取材をしますので、それに対応して頂ければと思います。私の方は絵姿を軽く描きますので、こちらの椅子を貸して頂けませんか?」
「それぐらいでしたら、どうぞお使い下さい。ただし、アイドルたちは真剣に訓練をしていますので、集中を切らさない為にも直接の取材はこちらのディオスプロデューサーか、ウィルグレイプロデューサーにお願い致します」
「承知しました」
トントン拍子に取材の話が決まったみたいだけど、とりあえずこれからお昼だよね? 彼女たちにもお昼を振る舞わないといけないの? あ、お構いなく? 食べて来ている? そうですか。じゃ、遠慮なく作るからね。今日はどうしようかなー。油淋鶏でも作るかなー?
★
……嘘じゃん。ガッツリ彼女たちもご相伴に預かっているよね?
おかげで二人前追加で作らなきゃいけなかったじゃん。そういうのは面倒臭いから、最初から食べるなら食べるって言ってくれよ。二度手間じゃないか。
とりあえず、アイドルたちと食休みを取ったところで、俺たちは訓練を開始――……の前に、今日はまだ時間があるので庭の穴の埋め直しだ。
毎日庭に穴ばかり掘ってるから、足元が穴ぼこだらけで危ないんだよね。なので、それの埋め直し。埋め直した場所は、俺が魔法で整地。柔らかいと掘り易いので、それでは訓練にならないので掘ってない場所と同じぐらいの固さに均してしまう。
「えーっと、いつも穴を掘ったり、埋めたりをしているんですか?」
マチ女史にインタビューを受ける。
どうもアイドルの訓練としては異質らしい。まぁ、公共の訓練施設には穴掘りの場所なんて無かったからな。普通はやらないのだろう。
「やってみれば分かると思うが、結構体にクルぞ? 体験してみるか?」
「えぇっと、では少しだけ……」
というわけで、マチ女史も穴掘りをやってみることに。
最初は何だこんなものかといった感じだったが、いつまで経っても「終わり」の号令が掛からない事に徐々に疲労を増していく。やがて、スコップで土を掬っても腕がプルプルして土が零れ落ちてしまうぐらいに疲弊したところでストップを掛ける。
「これ、思っていたよりも大分辛い……!」
「いつもだと、この後は掘った土を袋に詰め込んでランニングだな」
「はぃぃ、町中で噂のアレですね……」
噂になってるのか、アレ。
「他の事務所からは、アイドルを危険に晒す行為だとか、本当にあんな特訓で効果があるのかとか、散々に言われてるようです……」
「そうなのか。まぁ、足腰や筋力を鍛えるトレーニングとしては成立していると思うぞ」
あと根性や羞恥心に負けない精神性の成長とか……。その辺は実証し難い要素なのであえて挙げませんがね。
しかし、他のアイドル事務所の心証はあんまり良くなさそうだ。それもこれもムン女史の電撃移籍による爪痕かね? 業界全体からの逆風を感じるなぁ。
「あのマラソンって結局どこまで行ってるんですか? 町の外にまで行っているような話も聞くんですけど……」
「北の森だな」
「あ、危なくないんですか……?」
俺とウィルグレイが居るから、そんなに危なくないとは思うんだが……。
一般的には危ないのかな?
「魔物退治を冒険者に混じってやるアイドルもいるだろう? それと同じだよ」
「それは、魔物退治のプロでもある冒険者がいるから、アイドルも安心して冒険者の真似事が出来るといいますか……」
「そこは、あそこのウィルグレイ君が……確か、元A級冒険者だっけ? なので安心なのだよ!」
「おぉ~!」
「Bだ! B! B級冒険者だ!」
ニーナちゃんの面倒をみていたウィルグレイが聞いていたのか、抗議の声を上げる。AもBも似たようなもんじゃないの? とは思うが、本人からすればかなり違うらしい。表情に苦々しさが滲み出ている。
そんなになりたかったのかな? A級冒険者?
「チッ、まぁ、テメェにはAもBも大して違いは分からねぇだろうけどよ……」
はっはっは、アルファベットが違うくらいは分かるぞ!
「えぇっと……?」
マチ女史が内輪ネタを見せられたように戸惑っている。
うん、困るよね。
俺もそれを詳しく説明するのは困るので適当に話を誤魔化す。
「とりあえず、いつもだとこの後に個人訓練だな」
「個人訓練……訓練施設は使わないんですか?」
「使わなくても問題ない――って言うと、アイドルギルドに怒られるのか……。じゃあ、使えるような経済状況じゃない――って言ってもアイリス女史に怒られるのか……。八方塞がりだから、何か適当に上手い事書いておいて?」
「は、はい……善処します」
そして、個別訓練の様子も確認するマチ女史。
中でも驚いたのは、ムン女史のブレイクダンスのようだ。
まぁ、S級アイドルが謎の動きを連続して決めているのを見れば、吃驚するのも無理はない。しかも、全然戦闘向きじゃないしな。
なお、最近ではムン女史が飽きっぽい事もあり、俺お手製のサングラス型イヤホンを貸してやり、そこから軽快なリズムを流して、やらせている。その効果もあってか、ムン女史もノリノリで踊っているような状態だ。
その光景を初めて目撃した部外者が、強烈な印象を受けるのは当然と言えば当然だろう。
ちなみに、このサングラス型イヤホンは商人ギルドに特許申請中。特許が取れたら、ムンモデルとかいうのを作って高く売りたい所存です。
楽曲に関しては、俺が地球で聞いていた曲を各パートで個別で演奏して合成したものを流しているんだが……レパートリーが少ないのが問題だったりする。うーん、吟遊詩人にでも新しく曲を作らせるか?
「えぇっと、ムンちゃんは何をされているんですか?」
「まぁ、簡単に言ってしまうと動きのキレを上げるような特訓だな。キレキレだろ?」
「確かに動きは早いですけど……。こういうのって、普通は模擬試合とかで動きを洗練させていくものじゃあ……?」
「それは、模擬試合が上手くなるのであって、動きのキレは上がらないだろ」
「そ、そう言われてみれば、そうですかね……?」
試合運びとかは、また別途訓練する必要があるが、動きのキレ……要するに【体術】を取るだけなら、別に殴り合いは必要ないのである。
その後もマチ女史のふとした疑問に答えてやりながら、俺たちはいつものメニューをこなしていく。流石に、目隠しをしたノアちゃんを俺がボコボコにする様子には若干……いや、かなり引いていたが、これも日常という事で受け止めてもらった。最終的にはガッツリと取材した事もあり、なかなか良い記事が書けるのではないかと、期待して――……いたんだがなぁ。
「何ですか、コレはッ!」
アイリス女史の叫びが聞こえてきたのは、七月も上旬。ノアちゃんたちも筋力トレーニングに慣れてきて、個別訓練の時間を自主的に四時間や五時間と伸ばし始めていた時期の事だ。
その頃には、新しい事務所の基礎工事に着工し始めていたのだが、そんな折に事件は舞い込んでくる。
朝から青空会議室でアイリス女史の叫びを聞いて、「なんぞ? なんぞ?」と俺たちは集まったのだが、そこにアイドルたちも寄って来たのが拙かったか。
アイリス女史の手には、つい三週間程前に取材を受けた『アイドルロード』の冊子が握られており、そこの中程のページにはデカデカとした文字で――、
『シャノン・リヒターはリヒター卿の実子ではない⁉ シャノン嬢の不憫な現在!』
――といった記事が書かれていたのだった。
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