オムライス
私はトマトが好きだ。ついでにケチャップも好き。(3話参照)
ケチャップといえば、オムライスである。私はオムライスも好きだ。ケチャップかデミグラスか、勿論ケチャップ派。デミグラスしかない!という場合はデミグラスを頼むが、やはりケチャップが恋しくなる。なんというか、デミグラスだと重く感じてしまう。ケチャップのようなトマトのさっぱりさが欲しくなる。
ケチャップが好きすぎて、家で母親の作るオムライスが出てくると、卵の黄色が見えなくなるほどにケチャップで赤く染めてしまう。その度に、両親には引かれていた。
いかん、これではケチャップの話になってしまう。オムライスについて語らねば。
私は渋谷や原宿が好きだ。人でゴミゴミしているが、推しに関する写真やグッズの宝庫だからである。コロナが流行る前は、月1で行っていたかもしれない。
そんな原宿に、美味しいオムライスのお店がある。かなり有名なお店なので、知っている人がいるかもしれない。
その店は地下にあり、急な階段を降りると狭い店の中に5つほどのテーブル、5人くらいが横並びで座れるカウンター席がある。小さな店内はオムライスの匂いに包まれていて、幸せな空間である。確か、卵が硬めか柔らかめって選べたような気がした。私は硬めをセレクトしている。ケチャップには、硬い卵で巻かれている方が合う気がする。そんなことを言いつつも、柔らかいスクランブルエッグのような卵にもケチャップは合うとは思っている。何せケチャップは万能だから。
そのお店は、敷地の割に人気店のため、外には人が並んでいる時がある。外で待つ人々に急かされながら、オムライスを完食して原宿巡りをする。表参道の方に向かうも良し、竹下通りの方に向かうも良し、なんなら渋谷へ向かう手もある。オムライスでお腹が満たされた後に、どこへ行こうか彷徨うのも渋原散策の楽しみの一つである。
オムライスといえば、あのチェーン店が思い浮かぶ。私のまた別の友人の推しがイメージキャラクターを務めており、私の推しとは大違いで羨ましいと、店へ訪れるたびに思う。あと、お子様ランチを頼んでもらえるコインで一回出来る、入り口に佇むガチャガチャ、あれも少し羨ましかったりする。
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