第9話 つかれたよ、もう
病院に行ってきた
薬を増やされるだけだった
話を聞いてくれない先生
初回で言ってた事、この人覚えてるのかな
『メンタルケアもやっていきましょうね』なんて
やる気ないじゃんね、先生
職場の人に怒られた
休んだって仕方ないじゃん
体調安定しないんだよ
私だって、本当は仕事に行きたい
……嘘。本当は嫌だ。
資格勉強とか、もういや
私頑張ったじゃんか、もういいじゃん
合格してないからダメなんだけど
報告とか、本当はしたくない
全部、自分で完結出来たらいいのに
時間感覚なんてわかんないよ
皆にはわかって貰えないけど
頑張ればできるんだって
出来たら苦労してないんだよ
皆と同じようになりたい
なれない
ならもう諦めてしまいたい
諦めるなってさ
死ねってこと?
生きろって言われた
もうどうしたらいいんだよ
誰もわかってくれない
誰もわかってくれない
誰もわからなくて当たり前だ
ついに大切な人に反抗した
「もううるさいよ!ずっと自分の話ばっかじゃん!私の話をしてもすり変わってんじゃん!」
言ってやったんだ
頑張ったんだ
伝わらなかったんだ
伝えようとしたけど、伝わらないし意味がなかった
話すのをやめた
もう疲れた
つかれたよ。
頑張って前を向いても、後ろに戻されるんだ
もういいよ
前を向くの、もう無理だよ
やめたい
やめたい
何もかも
つかれた
生きる毒、鬱々と連ねて 創物 語 (つくりもの かたる) @Ririth2910
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。生きる毒、鬱々と連ねての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます