【書き直し・不定期投稿】神鬼 ~謎の館からの脱出~
黒宮 真玖/ルギア・ヴァーミリオン
~3人の主人公と3人のヒロイン~
第1章 地獄の始まりと3人の出会い
第1話 嫌な予感
教室に集まった女子生徒の会話·······················
女子生徒A「ねぇねぇ知ってる?館の噂」
女子生徒B「当たり前だよあれめちゃ有名だもん、あの化け物の館」
女子生徒C「そういえばまた誰かあそこに入って行方不明になったらしいじゃん?」
女子生徒B「そうなの!?それは知らなかった」
女子生徒A「確か宮城高校のOBらしいよ」
女子生徒B「えー、まじー?」
女子生徒C「たしか、高崎先輩って人らしいよ」
女子生徒A「へぇー、あ!じぁあさ、この噂知ってる?行方不明になった人でたまに死体が見つかるんだってあそこら辺で...............」
女子生徒B「まじ!?こわ!」
女子生徒C「それにあそこら辺亡くなった人や行方不明なった人の亡霊?見たいのもよく出るらしいよ」
女子生徒A「今度みんなで言ってみない?」
女子生徒C「お!楽しそう」
女子生徒B「えー、やだよーそんな話聞いた後にあそこ行くの」
女子生徒A「どうせ出るとかも嘘だしいいじゃん!いっその事今日帰り行こうよ!」
············································································
···············森の奥を進み、草が生い茂った場所にはここら辺で有名な館があった。
そこには、鬼が住んでいると有名だった。
だがそれを信じない者、馬鹿にする者が、沢山いた。そのせいで行方不明になる人が後を絶たないのだ。
············································································
ある日の放課後の教室で····················
教室の入口から1人の女子が窓の近くに立っていた男子に声をかけた。
『ねぇねぇ〜水翔ぉ〜帰ろうよ〜笑笑』
そう声をかけられ、直ぐに男子は反応したのだった。
『そうだね··········そろそろ帰ろうか、麗華』
その男子の名は
そしてのその男子は心の中で呟く··········
『俺の大切な彼女だ、俺はどんな手を使ってでもこの子を守るつもりだ、たとえ誰が犠牲になっても俺が犠牲になってもこの子だけは絶対に·····……たとえ誰かのことを殺してしまっても···············守ってみせるよ、麗華。』
············································································
同時刻、また別の教室で····················
そこの教室でも1人の女子が近くにたっていた男子に声をかけた。
『空秦〜まだなの〜?早く帰ろうよ〜!私、空秦と沢山寄り道したいよ〜笑笑』
その男子は少し間を置き、すぐに返事を返した。
『わかっとるよ、よし帰る準備もできたしそろそろ行くか!怜奈』
この男子の名は、
こっちの女子は空秦の彼女、
そしてこの男子も心の中で呟く··········
『怜奈のことが大事だ、絶対に守るさ。
誰かのことをぶっ飛ばしてでも···············いや、殺してしまってもな............守ってみせるよ···············玲奈。』
············································································
同時刻、通学路で····················
学校の帰り道···············通学路で、少し前を歩いていた女子が男子に声をかけた。
『ねぇ、詩音?なんか今日ずっと元気ないけど大丈夫?心配』
その男子は何かを少し考え返事をした。
『あぁ、ごめんね。少し考え事しててさ、なんかさ凄く凄く嫌な予感がするんだよね、なにかに導かれてるようなさ』
その男子にそう言われ、女子も少し考えたが、すぐに男子に声をかけた。
『そっか、でも私には詩音いるし、安心してね!』
『笑笑あぁ、そうだね····················』
男子はそう言われ少し笑った。
この男子も心の中で誓った。
『たとえどんな手を使ってでも守るよ凛音だけは····················守ってみせるよ···············凛音。』
この男子の名前は、
詩音の嫌な予感は大体当たる。
だから···············『俺はもうひとつ誓った』
心の準備はできてる、俺が死んででも、命にかえてでもこの子だけは····················もしくは...............全員殺してでも、さっきも言った通り、俺はたとえどんな手を使ってでも、守ってみせるさ···············。
……………………………………………………
館に来た女子生徒………………
女子生徒A「え、来てみるとめっちゃ怖いじゃん!」
女子生徒B「えー、やっぱり帰ろうよ」
女子生徒C「せっかく来たんだしさ、入ろうよ!」
女子生徒B「わかったよ......」
キィ――ガタンッ
女子生徒A「やっぱなんにもないじゃん!」
女子生徒C「やっぱりねぇ嘘だったんだあれ」
女子生徒B「もういいよね、帰ろ!」
女子生徒A「そうね」
その時だった。
扉が勝手に閉まったのだ。
キィ―――バタンッ―――
女子生徒C「え、扉しまった?」
女子生徒A「え、なんで勝手に閉まるの!?ねぇ」
女子生徒B「え、てか扉あかないんだけど......嘘でしょ」
女子生徒A「何ここに来た仕返し?......ほんとにあかない......」
女子生徒C「誰か助けて!!ねぇ!!誰かいるでしょ!!お願い!!」
続く
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