第2話 空からタケノコが伸びてきた。
トモダチハ動かなくなったので置いていきました。
広場はいっぱい人が寝ていました。
気持ち良さそうですね。みんなでお昼寝です。
でもでも布団は赤黒くて固かったです。
ネゴコチは良くないでしょう。
セッカクシアワセナノニモッタイナイナァ
私が新しい布団を持ってきてあげることにしました。
布団を持ってきてあげるなら外へ戻らないと行けません。でもどうしましょう赤線の道はなくなりました。
ワタシは考えました。必死に走って考えました。
私は思い付きました。赤い線が無いなら引いて作れば良いと。
赤いといえば何でしょう?絵の具はないです。
鉛筆もクレヨンも。そうだ。血は赤いです。
でもでもすぐ固まってしまいます。綺麗な線はとても引けません。しかもわたしは知ってます。血が出るときは痛いのでわたしは嫌です。
そのときわたしはママから聞いた麻酔のことを思いだしました。
この寝ているみんなならきっと麻酔を打たれてるから痛くないと思い、とっさに石のナイフを作り、血は固まってしまうので血管で代用することにしました。
私「チョット痛いかもですね~」
ワタシハ血管を取り出しました。でもでも最後が思ったより出てこなくて少し乱暴にしてしまいました。ゴメンナサイ 麻酔をしていてもサスガニイタカッタデスネ.
血管を地面に引いたら思った通り道が出てきました。
そのとき空からタケノコがいっぱい生えてきました。私を祝福してくれてるんですね。きっと。
もうすぐ六時だ。カエラナイト、ママに怒られちゃう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます