Hatenanikki
百均
20211107
自分は初めて小説を書いている。書いた物をここに投稿している。
これは本当の話で、嘘じゃない。
昔小説を書いていた時もあるのだけど、「グラファイト」を書いている時にみたいに筆が全くすすまなくて、結局1つ書き終えた時に本気で死にたくなった事を憶えている。
「まともな文章でなければいけない」、「キャラクターや世界観を拘らないと」、「でも拘りたい物もない」、「というか書きたい物もない」
そういう状態で、無理やり作った話を書いていて、その結果何が起きたのかというと、滅茶苦茶読まれなかった。本当にマジでよまれなかった。自分は生まれて初めて書いた小説を賞に応募した事があった。それは完成していなくても冒頭の3話だけ書いたら投稿が完了する場で、取り合えず適当に書いておくってみたのだった。そしたら受賞してしまって、そこからWEBの連載形式で金をもらいながらかいていたのだが、毎日徹夜しても毎週2000字もかけず、本当にないていた。
作品の公開10分前に入稿した事もあり、その結果誤字脱字はひどかったし、文章もゴミ、内容もゴミみたいな自体に陥った。結果的にそのサイトの公式連載陣の中でぶっちぎり最下位を取ったのだった。
そういう体験があって、俺には小説はかけないと思い込んでいたし、実際に今までは詩を書いていた。いや、まともな文章がかけなかったので、詩に逃げていたという方が正しい。
だから、グラファイトは自分でもびっくりするくらいに筆が進んでいる。一日で1万字をまず下書きで書き溜めて、それを推敲する形でエピソードを補完しつつ、次の展開を考えながら毎日書いている。
正直、文章の修練を怠ってきた弊害として、まじで自分の文章を読み返すと汚いとは思っているのだが、それを最近の考えとして、その文章をキャラクターが本当に起こしたいと思っているのか。みたいな目線でみるようになったら自罰感情が消えて楽になった。
自分の文章がゴミなのではなく、このキャラクターならこういう行動や物言いはしない。そう捉える事で、言って仕舞えば自分が小説を手直しする行動の意味が、キャラクターのためになるのである。これって小さいが案外大きな認識の変化だなと思っている。
勿論時には、物語の進行の為にキャラクターにひどい事もさせるのかもしれないが、それでも、取り合えず完結目指して頑張っていきたいなという事と、書いていて気が付いた事はこうして書き起こして保存して、見返せるようにしたいなと思っている。
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